通年楽しめるバナナ。皮を剥けばすぐに食べられるので、間食やスポーツ後などにも重宝しますよね。また、さまざまな糖質が含まれているためエネルギー補給にも最適。高血圧の予防にも効果的とされています。
すぐに食べれて美味しいバナナですが、気づいたら熟しすぎて真っ黒になっていた…なんて経験ありませんか? 今回は常温から冷蔵・冷凍保存まで、バナナの適切な保存方法をご紹介します! 参考にしてバナナを上手に保存してみてください。
新鮮なバナナの選び方
スーパーに並んでいるバナナには黒い斑点があるものや傷がないきれいなバナナがありますよね。その日のうちに消費するのであれば、少し黒ずんでいるバナナでも問題ありませんが、そうでない場合は傷が少ないバナナを選ぶようにしましょう。傷があると鮮度が落ちやすく、痛むのも早くなってしまいます。
また、房の付け根がしっかりしているかどうかも見極めるポイントになります。バナナが取れそうになっているものは痛みが進んでいる証拠です。
付け根をチェックしたら次は茎の部分に注目しましょう。茎は長くて細いものよりも短くて太いほうが美味しいとされています。
軸の近くはなるべく食べないように
皮を剥いて食べるため、衛生的にあまり問題がないように思われますが、皮と房の近くには農薬が残りやすいので、できれば房の付け根に近い部分はカットして食べると安心です。
すぐに食べる時は黄色になっているバナナを
バナナは皮が青いうちに収穫され、お店に並ぶまでに「青→緑→黄色」と変化していきます。
すぐに食べないのであれば、多少青みがかっていても構いませんが、購入後すぐに食べる場合は、全体がまんべんなく黄色になっているものを選びましょう。その際、「シュガースポット」と呼ばれる黒い斑点が現れているバナナを選ぶとなおいいでしょう。
丸みを帯びたバナナを選んで
バナナの皮は角ばった縦線に沿って剥けますよね。実はこの角ばっている部分は熟すことで徐々に丸みを帯びていきます。手に取って角に丸みのあるものを選んでみてください。
バナナの保存方法
バナナはリンゴと同じでエチレンガス(熟させるガス)を放出します。房にバナナを付いている状態で放置しておくと周りのバナナにも影響を与えてしまい、熟すのを早めてしまいます。そのため、少し手間ではありますが1本ずつ切り離して保存するようにしましょう。
吊るすと長持ち
購入後、そのままテーブルの上に置きっぱなしの方も多いかと思います。直置きすると底面に負担がかかり触れている箇所から痛み始めるので、常温保存する場合は吊るした状態で保存しておくと長持ちします。
直置きの場合、保存期間は4日ほどですが、吊るしておくと1週間ほど保存が効くといわれています。
バナナ用の専用スタンドも販売されているので、気になる方はチェックしてみてください!
冷蔵保存すると黒くなる
出典:水泳の達人?たちの TeaTime partII
バナナは熱帯地域の果物なので、冷やして保存することに向いていません。冷蔵保存すると低温障害で真っ黒になってしまうので、常温保存が基本です。
ですが、ラップや新聞紙などで包み直接冷気が当たらないように保存すれば、多少長持ちさせることができます。野菜室で保存できればベストですが、野菜室がない場合は冷蔵室でも構いません。
熟し具合にもよるので一概にはいえませんが、購入したてのものであれば、約10日ほど保存することが可能です。冷蔵保存している間も成熟は進むので、こまめに保存状態のチェックを忘れずに。
冷凍保存も可能?
バナナは冷凍保存も可能です。特に夏場など気温が高い時期は追熟が早まったりするので、使う機会がない場合は冷凍室へ入れておくといいでしょう。冷凍保存している間は追熟が止まってしまうので、ある程度熟した状態で冷蔵庫へ入れるようにしてくださいね。
保存する際は、皮を剥いてラップやアルミホイルで1本ずつ丁寧に包みましょう。約1ヶ月ほどは保存が効くとされていますがあくまでも目安程度にしてください。できるだけ早めに消費するよう心がけてくださいね。
冷凍バナナの解凍方法
常温で解凍させる場合は冷凍室から出して30分ほどで半解凍、1時間ほどで全解凍となります。室温によって解凍の進み具合も異なるので、こちらもあくまで目安程度にしてください。
冷蔵室を利用する場合は、1晩おいておけば解凍されます。少し凍ったバナナはシャーベット状になっていて、おやつなどにもおすすめですよ!
カットしたバナナの保存は?
カットしたバナナが余ってしまったときは保存前にひと工夫。空気に触れる状態で保存すると変色が進んでしまうので、保存する前に砂糖水でコーティングしましょう。
水1カップ(200cc/ml)に大さじ1杯(15g)の砂糖を加えて溶かし、カットしたバナナをくぐらせるだけ。コーティングすることで空気に触れることを防ぎ、変色を抑えることができます。レモン汁や酢水を使ったやり方もありますが、この方法であればバナナの味もさほど変わりません。
上手に保存してバナナを有効活用してみて
保存に関してはとてもデリケートなバナナですが、あると小腹が空いた時になどに活躍してくれます。使うシーンに合わせて保存方法を変えてバナナを上手に活用してみてくださいね!