実食!
カレーはパッケージに記載されている通りに作っています。また、調味料はルウが完全に溶けてから入れています。
インスタントコーヒー(ブラック)
カレールウ1箱に対して:小さじ1.5
カレーからはビターなコーヒーの香りが…。
食べてみるとしっかりとコクが生まれています。コクだけでなく深みも生まれているのが印象的でした。深みの原因はきっと苦味でしょう。
ほのかな苦味により、カレーは大人な味わいに。インスタントコーヒーならではの風味や苦味がいい感じにプラスされていました。
少量のコーヒーでも十分なコクが生まれるので入れすぎはご法度! 入れる際は味見をしながら少量ずつ入れてください。ちなみに、こだわる人はドリップしたコーヒーを入れる人もいるのだとか…。
コーヒーによって、酸味や苦味が異なるので、いろいろな種類のインスタントコーヒーで試してみるのも面白いですね。
おすすめ度:★★★☆☆
焼肉のタレ
カレールウ1箱に対して:大さじ1
焼肉のタレでもしっかりとコクが生まれています。
インスタントコーヒーと比べてコクは劣りますが、その分苦味がないのがポイント。かすかですが、フルーティな香りも楽しめます。
苦味はいらないという方は、焼肉のタレを入れてみてはいかがでしょうか。
おすすめ度:★★★★☆
味噌
カレールウ1箱に対して:小さじ2
小さじ2杯しか入れていませんが、盛り付けた時点で味噌の香りがします。
食べてみると、味にこれといった変化はなく、少し塩気が増して味噌の香りがするかな?といった感じ。インスタントコーヒーや焼肉のタレと比べると、そこまでコクは生まれていませんでした。
また、調べてみたところ、白味噌を入れると生クリームやバターを加えたようなまろやかなコクが生まれる、赤味噌を加えると一気にコクが増す、など味噌の種類によって味の変化も異なるようです。
気になる方は家にある味噌で試してみてくださいね!
おすすめ度:★★☆☆☆
醤油(濃口)
カレールウ1箱に対して:小さじ2
醤油もコクがプラスされたようには感じませんでしたが、カレーがちょっと“和風テイスト”になっていました。
塩気が増したことにより全体の味が引き締まり、少し尖った味わいに。コクというよりはアクセントがプラスされた印象が強かったです。
さっぱりとしたカレーが食べたいとき、余ったカレーで「カレーうどん」などを作るときは、少量の醤油を加えて和風テイストにしてみては。
おすすめ度:★★☆☆☆
一晩寝かせたカレーを食べる際に気をつけるべきこと
一晩寝かせたカレーはコクが増しておいしくなるといわれていますよね。だったら隠し味を入れずに作って一晩寝かせたほうがいいじゃん! と思われる方もいるはず。
しかし、一晩寝かせたカレーには「ウェルシュ菌」が繁殖しているおそれがあります。
ウェルシュ菌は肉や野菜、動物の腸管、さらには人の体内や水の中など、どこにでも生息している菌です。特に鶏肉や牛肉などの肉食は保菌している可能性が高いといわれています。
また、ウェルシュ菌は空気を嫌うため、粘性の高いカレーやシチューなど煮込み料理を大きな鍋で作ると、鍋底の酸素が薄くなり、ウェルシュ菌が好む環境になります。感染した場合、下痢や腹痛などを引き起こします。
常温で放置しない
引用元:ナディア
「明日も食べるし、そのままでいいや」なんて考えから鍋をそのまま放置していませんか。常温保存はウェルシュ菌が繁殖しやすい環境を作ってしまっているような状態です。
また、一度「芽胞(がほう)」と呼ばれる外皮を作ってしまうと、通常の加熱では死滅しません。そのため、カレーが余った場合は、小分けにして冷蔵保存するようにしてください。小分けにすることで温度が下がりやすくなり、ウェルシュ菌が空気に触れやすくなります。
しっかり加熱して早めに食べること
冷蔵保存では増殖がゆっくりになるだけで、菌が死滅することはありません。
そのため、2日目のカレーはしっかりと加熱してください。調理中は鍋底に空気を送るようによくかき混ぜるようにしましょう!
隠し味でカレーをもっとおいしく
以上、「カレーの隠し味 コク編」をお届けしました! どの調味料も比較的家にあるものなので、気になった隠し味があったらぜひ挑戦してみてください。 食べる際は食中毒にも気をつけてくださいね!