炒め玉ねぎを使えば血液サラサラ効果もアップ!?
3種類の肉にはおいしさや栄養面でそれぞれ良いところがあります。
そしてさらに、おいしさと栄養価をアップさせるアイテムが、炒め玉ねぎです。炒め玉ねぎはみじん切りにした玉ねぎを飴色になるまで水分を飛ばしながら炒めたものです。
焦がさないようにじっくりと炒めた玉ねぎは水分が飛んで旨味と甘みがぎゅっと詰まっていて、ハンバーグに複雑なおいしさをプラスしてくれます。
生の玉ねぎを入れると、こねたり焼くときに水分が染み出してベチャッとなりがちですが、炒め玉ねぎならあらかじめ水分を飛ばしているので水っぽくなりません。
しかも、玉ねぎに含まれる「硫化アリル」は炒めることでさらに血液サラサラ効果のある「トリスルフィド」や「セパエン」に変化するのも嬉しいポイントです。
中性脂肪や悪玉コレステロールも減らしてくれるので、おいしさとヘルシーさの両方をアップすることができるんです。
炒め玉ねぎを毎回作るのは時間がかかって大変という場合は、あらかじめみじん切りにした玉ねぎを冷凍しておくのがおすすめです。玉ねぎの細胞が冷凍することで壊れて水分が飛びやすくなり、時間のかかる炒め玉ねぎが10分程度でできあがります!
炒め玉ねぎの作り方は『冷凍から本格まで!誰でも作れる「飴色玉ねぎ」の作り方3選』にて詳しく説明しています。
手作りハンバーグのカロリーはどれくらい?
ハンバーグは栄養たっぷりですが、同時にカロリーも気になりますよね。ダイエット中ならなおさら、ハンバーグを食べても大丈夫か気になるところです。
結論から言うと、肉やその他の食材を工夫することでダイエット中でも安心して食べられるヘルシーなハンバーグは作れます。
肉は種類だけでなく、どこの部位を使うかによってもカロリーが大きく変わってくるので注意が必要です。
例えば、同じ牛肉でも赤身の多いもも肉は140kcal/100gですが、脂身の多い肩肉では286kcal/100gと、倍近くの差が出てしまいます。
100g当たりのカロリーは?
もし肉のカロリーを気にする場合は、使う部位がわかるひき肉を買うか、自分でカロリーの低い部位を買ってひき肉にするのがおすすめです。
そこまで厳密に考えない場合は平均的なひき肉のカロリーを覚えておいてくださいね。
・牛肉100g:224kcal
・豚肉100g:221kcal
・鶏肉100g:166kcal
牛ひき肉100gとつなぎにパン粉、卵、牛乳を使った一般的な手作りハンバーグのカロリーは、一人分あたり約450kcalです。
カロリーを減らしたヘルシーなハンバーグにしたい場合は、肉を鶏肉にしたり、肉の半分を豆腐やおからなどヘルシーなかさ増し食材に置き換えましょう。
鶏肉は皮を外したむね肉をひき肉にしたものを使えば、かなりカロリーの低いヘルシーハンバーグになりますよ。豆腐やおからを加えても食べごたえやおいしさはしっかりと楽しめます。
カロリーを気にする場合はハンバーグ自体のカロリーはもちろん、ソースやトッピングにも注意するようにしましょう!
特にバターがたっぷりのデミグラスソースやホワイトソース、とろとろのチーズトッピングはおいしいですが、そのぶんカロリーも高いので要注意です。
ハンバーグの味と栄養、カロリーは肉選びがポイント
今回はハンバーグの肉の違いによる味と栄養、カロリーについて紹介しました。
同じハンバーグでも、牛肉、豚肉、鶏肉のどれを使うか、100%にするか合い挽きにするかで味わいも栄養も大きく変わってきます。
それぞれ味わいに特徴があるので、好みにあった肉選びをしてみましょう。こだわるなら自分で部位をチョイスしてひき肉を作るのもおすすめですよ。
さらに、炒め玉ねぎはおいしさと栄養をプラスするのにおすすめのアイテムです。少し手間はかかりますが、ぜひ試してみてください。
カロリーを気にするときはヘルシーな鶏肉やかさ増し食材を上手に利用して、おいしくハンバーグを楽しんでくださいね!