目次
自宅で簡単手作り厚揚げ
おつまみや煮物、炒め物などさまざまな料理で活躍する「厚揚げ」。バターでサッと焼いたりするだけでも美味しいですよね!
スーパーなどでは100~200円ほどで販売されている厚揚げですが、実は豆腐があれば家でも簡単に作ることができます。今回は外はサクサク、中はトロッとした食感を味わえる、手作り厚揚げの作り方をご紹介します!
材料
絹ごし豆腐:1個
油:豆腐が浸かるくらい
醤油:好きなだけ
かつお節:好きなだけ
青ねぎ:好きなだけ
生姜すりおろし:好きなだけ
水分は適度に切ること
①キッチンペーパーなどに包み、適度な重石をして20分ほど放置する。
豆腐のほとんどは水分で出来ていることを知っていますか? もめん豆腐は約8割、きぬごし豆腐は約9割もの水分から出来ており、この水分量が口当たりの柔らかい食感を生み出します。
しかし、水分が余分に残っていると揚げた際に油がはね、逆に水分を切り過ぎると、食感やおいしさを損なってしまいます。厚揚げを作る際は、水分を適度に切ることが重要なポイントです。
サイズにより食感が異なる
②適度な大きさに切る。
小さめ(6等分)に切ると“揚げ出し感”が強く感じられ、揚げる時間も短縮されます。一方、大きめ(4等分)に切ると揚げ時間は多少長くなりますが、豆腐らしい美味しさやなめらかでトロっとした食感が味わえます。
この辺りは好みで調整してください。半分は小さく、もう半分は大きめにカットして、味の変化を楽しむのもありですよ!
美味しく揚げるには油の温度が肝心
③160~170℃の油できつね色になるまで揚げる。
油の温度が高過ぎると、泡によって豆腐内に空洞が出来るので注意してください。空洞が出来ると食感も大きく変わってしまいます。
油の温度は泡で確認
油の温度は箸を使うことで確認することができます。160~170℃であれば、箸全体から細かい泡が出るくらいが目安です。
豆腐同士がくっつかないように気をつけて!
揚げていると豆腐が鍋の中央に集まってきます。そのままにしておくと豆腐同士がくっついてしまい、食感や形に影響が出てしまうので、時々豆腐をコロコロと転がてください。
きつね色が揚げるサイン
泡がぶくぶくと出ている間は豆腐に含まれる水分が多い証拠。豆腐に含まれる水分が多いため、持ち上げると重く感じます。泡が少なくなってきたら上げるサイン。泡の量が少なくなる頃には、美味しそうなきつね色になっているはずです。
衣を付けずに揚げてみて
衣なしで厚揚げを作れることも手作りならでは。豆腐に衣を付けて揚げるのが一般的ですが、衣を付けてしまうとどうしても小麦粉の味を感じてしまいます。しかし、手作りであれば豆腐そのものの味を楽しめます。
衣を付ける手間も省け、市販の厚揚げとはまた違った美味しさを味わえますよ。
お好みの味付けで楽しもう
④器に盛り付け、好きな薬味を添えれば完成です!
ミルキーな味わいがたまらない
サクサクとした衣は市販の厚揚げを調理しても味わえない香ばしい味を楽しめます。後味もさっぱりとしていて、クドくないのでいくらでも食べられますよ。豆腐もトロッとしていて、なめらかでミルキーな味わいです。
豆腐の水分を切る時間が20分、調理時間も10分ほど。30分ほどで作れます。揚げ具合を見極めるのが少し難しいですが、“きつね色になったら上げる”ということを頭に入れておけば、上手に作れるはずです。
味付けにこだわらなければ、豆腐と油のみで作れるのでリーズナブルに“手作りの味”を楽しめますよ!