実食
ビール
入れる分量:水分の10%
若干ではありますが、ビール特有の匂いがします。
食べてみると、ほんのりと苦く、味の輪郭がよりくっきりとしたように感じました。多少なりとも苦味があるので、好き嫌いが分かれるかもしれません(ビールの種類によって苦味の残り方も変わるかと思います)。
アルコールは感じませんでしたが、“大人がわかるおいしさ”的な味に仕上がっているので、お子さんが一緒に食べるときは控えたほうがよさそうです。食べる際は、ビールの苦味が分かる“大人だけ”で楽しむようにしてください!
おすすめ度:★★☆☆☆
赤ワイン
入れる分量:水分の40%
なんということでしょう。カレーがビーフシチューのような色合いになってしまいました。ちょっと入れすぎたのかもしれません。
渋味と酸味により、こちらも大人な味わいに仕上がっています。ビールは苦味で他の味が際立っているように感じましたが、赤ワインは全体的に味が引き締まったような味わい。キリッとしています。
普通に作るとこってりとした仕上がりになりますが、赤ワインを加えることでスッキリとしたあと味になりました。しかし、ビールと同じで好き嫌いは分かれるかと思われます。
おすすめ度:★★☆☆☆
トマトジュース
入れる分量:100%
トマトジュース100%で作ったカレーは、ハヤシライスと化してしまいました…。匂いも“ほぼ”ハヤシライス。爽やかなトマトの香りがします。
さすがに100%は多すぎたのか、カレーの風味は少し抑えられています。濃厚さと引き換えにさっぱりとしたトマトの風味と爽やかな旨みと酸味が楽しめます。無類のトマト好きにはいいかも?
しかし、ハヤシライス感は否めないので、トマトジュースを入れるようであれば、初めからハヤシライスを作った方がいいでしょう!
おすすめ度:★★★☆☆
ほんだし
入れる分量:大さじ1杯
カレーに負けず劣らずダシの香りがプンプンします。
口に入れた瞬間、ダシの風味がパッと広がり、そのあとにカレーの旨みとスパイシーさが味わえます。トマトジュースや赤ワインはカレーに“特有の旨み”をプラスするのに対し、ほんだしは具材もひっくるめておいしくしているように感じました。
使っている具材も玉ねぎや人参、じゃがいもや豚肉とルウを抜けば、肉じゃがなど和食に使われるものばかり。食べ親しんだダシの風味が具材からもしっかりと楽しめたのが、他の隠し味と大きく違うポイントでした。
ただ、思いっきり「和風カレー」になるので、シンプルにカレーが楽しみたい方には合わないでしょう。2日間同じ味のカレーは飽きた、なんてときに試してみてください! 顆粒タイプなので味が馴染みやすく調整もしやすいですよ。
おすすめ度:★★★★☆
ダシを加えればカレーも旨くなる!
以上、「カレーの隠し味 水分編」をお届けしました! 味覚に左右されるので一概には言えませんが、隠し味にほんだしは挑戦してみて損はないと思います。
結構メジャーな隠し味だそうですので、やっている方も多いかもしれませんが…。食べたことないという方はぜひ、一度試してみてください。