砂肝
コリッとした歯ごたえとあっさりした味で焼き鳥屋さんでも人気のある「砂肝」。

実は美容や健康におすすめな栄養食材ということはご存知ですか?しかも砂肝は高タンパク低カロリーで、ダイエットにも最適なんです!

今回は、砂肝の気になるカロリーや栄養を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!

Sponsor link

砂肝とは?

砂肝
コリコリ、サクサクとちょっと変わった歯ごたえが特徴の砂肝。食べるけどどんな部位なのかいまいち分からない、という人も多いのではないでしょうか?

砂肝は鶏やアヒル、七面鳥などの「砂嚢(さのう)」のことです。砂嚢というのは消化器官のひとつで、砂礫(されき)と呼ばれる小石や貝のかけらを貯めておいて食べ物を細かくすりつぶす役目を持った内臓です。

砂嚢は世界中で食べられているポピュラーな内臓で、日本では鶏の砂嚢が砂肝、砂ずりという名前で食べられています。

砂肝の最大の特徴は、そのほとんどが筋肉でてきているということです。砂肝は食べ物をすりつぶす役目の器官なので、脂肪はほとんどありません。そのため、他の部位に比べてあっさりめで、コリコリと硬い歯ごたえなんです。

そして、砂肝はレバー(肝臓)やハツ(心臓)のような独特の内臓臭が少ないというのも特徴です。これらの内臓は臭みとりの下処理がかなり面倒ですが、砂肝は臭みとりがほとんど必要なく、下処理も固い部分を削ぎ落とす程度です。

ホルモン系が苦手でも砂肝は内臓っぽくないので大丈夫という人も多いのですが、それはこの臭いの少なさもポイントでしょう。

カロリーやコレステロールはどれくらい

砂肝
栄養面でみると、砂肝には脂肪がほとんど無く、高タンパクで低カロリーとダイエット中にも嬉しい食材です。

そのカロリーはなんと、砂肝100gあたり94kcalです。驚くことに、ダイエット食材として有名な皮なし鶏むね肉(100gあたり108kcal)、鶏ささみ(100gあたり105kcal)よりも低カロリーなんです!

ちなみに、一般的な焼き鳥で換算すると砂肝2本分(80g)で75kcalです。同じ内臓のハツ(焼き鳥2本分あたり166kcal)と比べると1/2以下と、砂肝ならダイエット中でも安心して食べられます。

砂肝はほとんどがタンパク質なので糖質はゼロ。脂質も100gあたり1.8gとかなり少なめです。そしてダイエット中に積極的に摂りたいタンパク質は100gあたり18.3グラムと、低脂質ダイエットにも糖質制限ダイエットにも積極的に取り入れたい優秀な食材なのです。

「ダイエット中でもお肉が食べたい!」「鶏むね肉やささみは飽きた!」というときは砂肝を選ぶのがおすすめです。

1点注意しておきたいのは、砂肝はカロリーも脂質も低い割に意外とコレステロールは高めという点です。コレステロールを気にしている方は、砂肝を食べる量をほどほどにするようにしましょう。

貧血や美容に!砂肝に含まれるうれしい栄養素

色々なフルーツ
砂肝は高タンパクで低脂質なだけではなく、健康や美容面で嬉しい栄養がたっぷりと含まれています。

なかでも特におすすめな栄養素が、ビタミンK、ビタミンB12、鉄分、亜鉛の4種類です。

ビタミンK

ビタミンKは鶏肉に多く含まれているビタミンです。砂肝に含まれているビタミンKは鶏もも肉や手羽肉に比べると少ないですが、それでも牛肉や豚肉よりも多めなのでビタミンKを摂取するのに砂肝は良い選択肢と言えます。

ビタミンKは別名「止血のビタミン」とも呼ばれています。その名前のとおり、ケガなどで出血した際に血を固めて止血する因子を活性化させる働きがあり、ビタミンKが足りなくなると血が止まりにくくなってしまいます。

さらに、ビタミンKには骨を作る働きもあります。ビタミンKが不足すると骨密度が減って骨がスカスカになり骨折しやすくなるので、カルシウムとともに不足しないように気をつけたい栄養素です。

ただし、病気の治療でワーファリンなど血液の抗凝固剤を飲んでいる人はビタミンKの摂り過ぎには要注意です。ビタミンKは抗凝固剤の効きを悪くしてしまうので、納豆や青汁など他の食事でもビタミンKを摂っている場合は気をつけるようにしましょう。

砂肝には100gあたり28μgのビタミンKが含まれています。1食あたりの摂取量の目安が17μgなので、砂肝の焼き鳥を2本ほど食べれば十分なビタミンKが摂取できます。

ビタミンB12

ビタミンB群のひとつであるビタミンB12は、鉄分と同じくらい貧血対策に重要な栄養素です。

赤血球中には酸素を運ぶ役割のヘモグロビンという成分があり、ビタミンB12は葉酸というミネラルと協力してこのヘモグロビンを作っているんです。

ビタミンB12は植物性食品にはほとんど含まれておらず、動物性食品から摂取する必要があります。不足すると赤血球が不足して血が薄くなってしまったり、異常に大きな赤血球ができて上手に身体に酸素を行き渡らせることができなくなってしまいます。

酸素不足は身体がスムーズに動かなくなるばかりか、肌荒れや血色の悪さ、目の下のクマなど美容トラブルにも繋がります。

肉や卵など、動物性食品をあまり食べない人は特に不足しやすいので注意が必要です。

砂肝には100gあたり1.7μgのビタミンB12が含まれています。1食あたりの摂取量の目安が0.8μgなので、砂肝を50gほど食べれば1食分のビタミンB12が摂取できます。

鉄分

ほうれん草
貧血対策にはもちろん鉄分も欠かせません。砂肝100gに含まれる鉄分はなんと2.5mgと、牛赤身肉と同等の量が含まれているんです。

同じ鶏肉でももも肉や胸肉、ささみには鉄分はそれほど多く含まれていないので、この点は砂肝の大きなメリットでしょう。

肉に含まれている鉄分は「ヘム鉄」といい、植物性の非ヘム鉄よりも体内の吸収効率が非常に高いという特徴があります。

ほうれん草や豆類の鉄分だけではどうしても吸収量が少なくなってしまうため、貧血気味と感じているならできるだけ動物性の鉄分も摂取するようにしましょう。

亜鉛

砂肝には身体をスムーズに機能させるために必要不可欠な亜鉛も含まれています。

亜鉛の主な役割は新陳代謝を活発にして細胞を生まれ変わらせる新陳代謝のサポートです。この新陳代謝の能力が衰えると肌のターンオーバーや粘膜の再生がうまくできなくなってしまいます。

亜鉛不足は肌荒れを引き起こすだけでなく、鼻や喉の粘膜も弱めてしまいます。ウイルスや細菌への抵抗力が落ち、病気になりやすくなってしまうので不足しないように気をつけましょう。

また、舌の表面で味を感じる役割を持つ「味蕾(みらい)」という細胞は生まれ変わりが激しいため、亜鉛不足で生まれ変わりが上手くできなくなると味覚に障害が出てしまいます。

亜鉛の1食分の摂取量の目安は3mgです。砂肝100gには2.8mgの亜鉛が含まれているので、少し多めに砂肝を食べれば十分な亜鉛が摂取できます。

鉄分と亜鉛はビタミンCと一緒に摂取!

レモン
砂肝には貧血対策に嬉しい鉄やビタミンB12、新陳代謝に欠かせない亜鉛がたっぷり含まれている嬉しい食材ですが、さらにその栄養を活かすポイントがビタミンCです。

実は、鉄や亜鉛はビタミンCと一緒に摂取することで、その吸収量が大幅にアップします。砂肝の焼き鳥や唐揚げにレモンがついてきたり、キャベツが添えられているのは、口の中をさっぱりさせるだけではなく栄養的にもうれしい効果が期待できます!

家で砂肝を食べるときも、ぜひレモンやライム、キャベツなどビタミンCの豊富な食材と組み合わせてみてくださいね。

低カロリーで栄養豊富な砂肝は健康にもダイエットにも最適

今回は、意外と知らない砂肝の正体と、栄養について紹介しました。

砂肝は独特のコリコリとした食感がおいしいだけでなく、低カロリーで高タンパク質というダイエットに最適な食材なんです。

しかも、ビタミンや鉄分、亜鉛という美容や健康面で重要な栄養がたっぷりと含まれているので、普段から食べるようにしたい食材です。

臭いも少なく下処理も簡単なので、ぜひ焼き鳥屋さんだけでなく日常の食事にも取り入れてみてくださいね!

砂肝のおすすめレシピはこちら!