白米とカップ麺のジャンキーコラボ
突然だが、カップ麺をおかずにご飯を食べた経験がある方はいるだろうか。麺をすすってスープをひと口飲み、そのまま白米を頬張る。
ジャンキーな食べ方がこれがまた旨い!なかでも、塩気が強いカップ麺を食べたあとに白米を食べるのが最高だ。スープにご飯を入れて、お茶漬けのように食べるのもたまらない…。
ある時、ふと思ってしまった。だったらいっそのことカップ麺でご飯を炊いてしまえばいいのではないかと。スープにご飯を入れても旨いのだから、炊いても旨くなるはず。なぜ今まで思いつかなかったのだろうか。早速作っていこう!
使うカップ麺は、カップヌードル・どん兵衛・わかめラーメンの3種類。
作り方は簡単。カップ麺の具材や粉末を入れて、米の分量にあった水分を入れて炊飯するだけ。
麺は食感を少しでも楽しむために、細かく砕いて炊き上がったご飯に加えて、10分蒸らせば出来上がり!
ちなみに、わかめラーメンは炊き上がりがすごいことになっていた。
実食
カップヌードル
炊飯器を開けると、艶やかで美しいラーメンご飯が炊き上がっていた。匂いもカップヌードルしょうゆ味そのまま。これは期待できそうだ!
ひと口食べてみると、あれ?味がほぼしない。なぜだ!?そのまま炊いただけなのに。
時折スプーンに紛れ込む謎肉やエビと食べたときだけ、カップヌードルの味を感じることができた。絶対に旨くなると思っていただけにショックがハンパ無い。
いやまだだ!あと2つある。残りの2種類で挽回できるはずだ!
どん兵衛
ヤバい…。開けた時点でカップヌードルより味が薄そうな見た目をしている。これはマズいぞ…。
恐る恐る口に運んでよく味わってみる。何度咀嚼してもほんのりとした出汁の風味を感じるだけ。咀嚼するごとに白米は甘みが増し、やがてどん兵衛の出汁に勝るほど甘くなって消えた。
わかめラーメン
これはきた! 見るからにおいしそうなルックス。これはもう“ちゃんとした炊き込みご飯”の顔だ! 最後は一気に挽回しよう。
ごま油をちょっぴり垂らせば、中華風に早変わり。食べるとわかめとごま油の芳醇な香りがふわっと広がる。しかし、塩気が弱く味気なかった…。
ここで諦めるわけにはいかない!
カップ麺の炊飯は予想だにしない結果で終わった。「美味しい or 美味しくない」以前に味がしないので、まともな感想を述べることもできない。
だが、ここで終わるわけにはいかない。大量に余ってしまったご飯をなんとかして消費しなければ。なにかいい方法はないだろうか。
そうだ!炊いてダメなら、スープでご飯を湯がけばいいではないか。雑炊やおかゆのようにすれば、スープも味わえるじゃないか! よし、これでいこう!