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黒にんにくは炊飯器でも作れる!

白色の炊飯器
このようにメリットばかりの黒にんにくですが、唯一のデメリットは価格が高めなことです。プロが作る黒にんにくは味も品質も高いですが、気軽に毎日食べるにはちょっとお財布に厳しいですよね。

そんなときにおすすめなのが自作の黒にんにくです。実は黒にんにくは自宅で簡単に作ることができるんです。しかも、必要な道具は炊飯器、竹ざる、ガーゼだけとお手軽です。

黒にんにくは、にんにくを70〜80度の温度で長時間熟成させて作ります。炊飯器の保温モードはメーカーによりますが70〜75度なので、黒にんにくの熟成にピッタリなんです。

基本的に保温モードで放置しておくだけで黒にんにくが作れます。

臭い移りに注意して!

注意したい点は、熟成中の臭いがきつい点と、にんにく臭が炊飯器に残って取れなくなる点です。

特に黒にんにくを作った炊飯器でご飯を炊くとご飯に臭いがついてしまうので、できればリサイクルショップなどで売っている古い炊飯器を黒にんにく専用に用意したほうがいいでしょう。

たけざるやガーゼも同様に臭いが染み付いてしまうので、100円ショップなどで安いものを専用に用意することをおすすめします。

にんにくは粒を揃えて大きめなものを

黒にんにく作りに最適なにんにくは、粒が揃っていて大きめなもの、よく乾燥しているものです。

熟成する際に水分が抜けてひと回り小さくなってしまうので、小さいにんにくでは出来上がったときにかなり小さくなってしまいます。また、粒が揃ったにんにくを使うことで熟成が均一に進むので、出来上がりにムラができにくくなります。

新にんにくなど水分の多いにんにくを使うと水分が抜けきらず、べちゃべちゃとした仕上がりになってしまいます。

しっかりと乾燥させてあるものを買うか、2〜3日ほど外で干すといいでしょう。干す場合はネットやストッキングに入れて、にんにく同士が触れ合わないように1つずつ紐や輪ゴムで縛ってから吊るすときれいに乾燥できます。

黒にんにくの作り方

黒にんにく
黒にんにく作りに必要な材料は、にんにくと酢です。にんにくの量の目安は3合炊きなら6個前後、5合炊きなら10個前後程度です。酢は臭いを消すために使うので、安い穀物酢でも構いません。

道具は炊飯器、竹製のザル(炊飯器の窯の底に入る大きさ)、ガーゼを用意しておきます。

1.漬け込む

まずはにんにくの臭いを軽減するために、にんにくを酢に漬け込みます。炊飯釜ににんにくを入れたら、ひたひたになるくらいまで酢を注いで1日置いておきましょう。

酢を節約したいときは、保存袋などの丈夫なビニール袋を使います。袋ににんにくと酢を入れて空気を抜くようにすると少ない酢でもしっかり浸かります。

2.乾かす

一日漬けたにんにくは半日〜1日ほど外で干して乾かします。

漬けておいた酢は何度でも使えるので、次回黒にんにくを作るときのために取っておきましょう。

3.熟成させる

にんにくを干し終えたら、いよいよ炊飯器での熟成に取り掛かります。

熟成の間はかなり強烈な臭いが炊飯器から出てくるので、部屋の中で作るのはおすすめできません。庭やベランダなどの外で作るようにして、近所の迷惑にならないように発泡スチロールの箱やダンボールなどで囲っておきましょう。

まず、直接にんにくが炊飯釜の底に当たらないように竹ざるを敷きます。次に、にんにくを玉のままか皮付きの粒にほぐして入れて、最後にガーゼをかけてから蓋をします。ガーゼをかけることで熱が均一に回り、発酵ムラを防げます。

入れ替えてムラを防ぐ

保温モードにして10日〜2週間ほど熟成させます。作り始めてから1週間ほどの間は下のにんにくのほうが熟成が進むので、1日に1回程度上のにんにくと下のにんにくを入れ替えるようにしてください。

粒を1つ取り出してねっとりとしていたら熟成完了です。再び外で1日ほど干して乾かせば黒にんにくの出来上がります。

黒にんにくの保存に関して

出来上がった黒にんにくは常温保存でも1ヶ月ほど保存ができますが、真夏など気温が高い場合や長期保存をしたい場合は、冷蔵か冷凍保存がおすすめです。

黒にんにくは水分がかなり抜けているので、冷凍してもカチカチに凍らずそのまま食べられます。別途『黒にんにくは常温保存OK?常温、冷蔵、冷凍の保存方法&保存期間とおいしい食べ方を紹介!』でも詳しく説明しています。

スーパーフードの黒にんにくを味わって!

今回は、健康と美容効果抜群のスーパーフード、黒にんにくを紹介しました。

健康食品と聞くとあまり美味しくなかったり、クセの強いイメージがありますが、黒にんにくは見た目に反して、かなり食べやすく比較的食べやすい食材です。

毎日の疲れが気になる人やいつまでも健康と美容を保ちたい、若々しくありたい人にはぜひともおすすめしたい食品です!

気になっていたけれど食べたことがなかったという人は、この機会に試してみてはいかがでしょうか。