出典：Eatreat
夏になるとスーパーで頻繁に見かけるようになる「さやいんげん」。煮物などに入れると彩りもよくなるうえ、味もとても美味しいので便利な野菜です。
しかし、一回に使う量がそれほど多くないので、大量に余ってしまった…。なんて経験をされた方も多いかと思います。今回はそんな時に役立つ、さやいんげんを新鮮な状態で長持ちさせる保存方法をご紹介します。
新鮮なさやいんげんの選び方
食材を美味しくいただくために重要なのは、購入時に新鮮なものを見分けられるかどうかです。ここでは新鮮なさやいんげんの選び方について説明します。
まずはさやいんげんの色に注目してください。鮮やかな緑色で黄色っぽくなっていないものが新鮮です。逆に黄色く変色し始めているものは傷み始めているサインなので、避けるようにしましょう。
形は細長く柔らかいもの、太さが均一でピンと張っているものは若い証拠なので、ぜひ選ぶ際のポイントにしてくださいね。
また、可能であれば匂いを嗅いでみてください。収穫されてから時間が経つにつれて、さやいんげんは香りが抜けていきます。香りが残っているものは新鮮な証です。
さやいんげんの適切な保存方法
出典：四万十みやちゃん
冷蔵保存する場合
ここではさやいんげんを冷蔵庫で保存する方法をご紹介します。長期間保存する必要のない場合は、あまり手間のかからない冷蔵保存がおススメですよ！
さやいんげんを冷蔵保存する際の手順
1．さやいんげんを新聞紙で包む。
2．新聞紙で包んださやいんげんをビニール袋やジッパーなどに入れ、空気が入らないように口を締めて密封する。密閉することで乾燥と酸化を防ぎます。
3．野菜室に入れて保存する。
この方法で約1週間ほど日持ちさせることが出来ます。しかし、さやいんげんはもともと傷みやすい野菜なので、夏場は特に注意して出来るだけ早めに召し上がるようにしてください。1週間以内に黄色く変色し始めたものは食べないように注意してくださいね。
冷凍保存方法は2種類
生のまま冷凍する場合
生のさやいんげんは、そのまま冷凍することが出来ます。保存期間は約1か月ほど。冷蔵で保存するよりもだいぶ長い期間保存することが可能です。すぐに使いきれないときは冷凍で保存するといいでしょう。
生の状態のさやいんげんを冷凍保存する手順
1．さやいんげんを軽く水洗いしてから、キッチンペーパーなどで水気をしっかりとる。
2．傷ついていたり、傷んで変色し始めている場合はその部分を包丁で切り取る。
3．一度に使う分量に小分けし、それぞれラップで包み、フリーザーバックに入れて密封する。
※平らにして入れると冷凍にかかる時間を短縮でき、新鮮な状態を維持できます。
4．金属トレイなどに乗せて急速に冷凍する。
※金属トレイをお持ちでない場合は、アルミホイルで代用することも可能です。
下茹でしてから冷凍する場合
下茹でしてからさやいんげんを冷凍保存する場合は、下処理を行ったあとに茹でる作業に入るようにしてください。下処理といっても簡単な作業なのでぜひご活用くださいね！
さやいんげんの下処理の手順
1．さやいんげんを軽く水洗いしてから、キッチンペーパーなどで水気をしっかりとる。
2．傷ついていたり、傷んで変色し始めている場合はその部分を包丁で切り取る。
たったこれだけです。生のさやいんげんをそのまま冷凍保存する際の手順と同じなので覚えやすいのではないでしょうか。下処理を終えてから下茹でするようにしてくださいね。
下茹でしたさやいんげんを冷凍保存する手順
1．大さじ1程度の塩を加えたお湯に入れて、2～3分ほど茹でる。太めのものは火が通るのに時間がかかるのでもう少し時間をかけて茹で、頃合いになったら火を止める。
2．茹で上がったら、さやいんげんをざるに上げてうちわであおいで冷ます。
※冷水で冷やすとさやいんげんの栄養が流れ出てしまったり仕上がりが水っぽくなってしまう恐れがあるので、うちわを使うようにしましょう。
下茹でしてから冷凍する保存方法での日持ち期間も約1か月です。
冷凍したさやいんげんの解凍方法
冷凍したさやいんげんの解凍方法についてご説明したいと思います。おススメなのは冷蔵庫での自然解凍です。
冷凍したさやいんげんを解凍する時の手順
1．さやいんげんを前日の夜から冷蔵庫に移し、時間をかけて自然解凍をする。
2．当日は冷蔵庫から取り出してそのまま使う。
低温下で時間をかけて解凍することで、さやいんげんから水分が抜けてシナシナになるのを防ぎ、食感を残して美味しく食べることが出来ます。逆に今すぐ使いたいというときは、熱湯にサッとくぐらせてください。
煮物などに使う場合は解凍不要です。冷凍していたさやえんどうをそのまま料理に入れていただいて構いません。
さやいんげんを上手に保存しよう！
今回はさやいんげんを上手に保存する方法をご紹介しました。さやいんげんを日持ちさせたいときは購入時の選び方のコツを知っているかどうかが非常に重要です。今回お教えした新鮮なさやいんげんの特徴を覚えておいて、買い物でぜひ活かしてくださいね。
冷蔵では約1週間、冷凍では約1か月保存することが可能なので、保存したい期間を考慮してうまく使い分けるようにしてください。新鮮で美味しいさやいんげんを活用してみてください！