綺麗な2本のごぼう
独特な風味と歯ごたえのある食感で和食に欠かせない「ごぼう」は、老若男女問わず多くの人から親しまれている野菜のひとつです。

日本の食卓に欠かせないといっても過言ではないごぼうですが、正しい保存方法を知っていますか。ごぼうは乾燥が大の苦手。保存の仕方を間違えると、すぐに水分が抜けて美味しくないごぼうになってしまいます。

そこで今回は、ごぼうの美味しさをできるだけ損なわない保存方法をお教えします。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

Sponsor link

美味しいごぼうの選び方

綺麗な3本のごぼう

見た目での見分け方

美味しいごぼうの見分け方はいくつかポイントがあります。それぞれ詳しくご紹介していくので、ぜひ覚えておいてくださいね!

ひげ根が少なく太さが一定

ごぼうは土の中で育ちますが、美味しいごぼうはいい土で育てられることが大前提です。いい土の中で育ったごぼうはあちこちに根を張らなくても、充分栄養をとることができます。そのため、ひげ根を出す必要がありません。

また、全体に栄養が行き渡っているため、部分的に細くなったり、太くなったりすることもありません。ですから、できるだけひげ根が少なく、太さが一定で凹凸のないごぼうを選ぶとよいでしょう。

土がついている

ごぼうは皮が薄く、土を取ると乾燥しやすくなります。そのため、土を取ることは鮮度を失ってしまうことにつながります。できるだけ土がついたままのごぼうを購入するようにしてください。家で保管するときはできるだけ、土をつけたままにしておきましょう。

切り口がみずみずしい

鮮度のいいごぼうを見分けるには切り口にも注目してみてください。水分の蒸発が早いごぼうは、収穫してから時間が経っているとすぐに切り口が乾燥し、スカスカの状態になってしまいます。購入する際は、できるだけ切り口がみずみずしいごぼうを選ぶようにしてください。

感触での見分け方

ごぼうが新鮮かどうかは、感触でも確かめられます。収穫してから時間が経っているごぼうは切り口を中心に、徐々に水分が蒸発しています。逆に、鮮度のいいごぼうは水分をたっぷり含んでいるため収穫から時間が経っているものと比べると重さを感じることができます。

また、収穫から時間が経って水分が抜けたごぼうは、ぐにゃぐにゃとしていて芯のない状態になります。できるだけ重みがあって、芯がしっかりとしたごぼうを選ぶといいですよ。

食べる前にアク抜きは必要?

酢水に浸けられたカットごぼう
ひと昔前のごぼうと比べて、今のごぼうは食べやすいように品種改良されているため、アクもそれほど強くありません。そのため、わざわざアク抜きをする必要はないと言われています。

アクにはポリフェノールが多く含まれていますが、このポリフェノールはトマトなどに含まれるリコピンと同様に抗酸化作用が強く、生活習慣病の予防にもよいとされている物質です。

ごぼうに含まれる栄養素をなるべく摂取するためにもアク抜きはせず、調理されることをおすすめします。どうしても気になる…という場合は、水に浸すのは5分ほどにとどめておきましょう。

ここからはごぼうの上手な保存方法についてご紹介します!

常温保存する場合

ザルに載った3本のごぼう
ごぼうは気温が高い場所での保存は適していませんが、冬であれば常温保存することも可能です。常温保存する場合は土付きのままで新聞紙にくるんで乾燥しないようにします。そして、根を下にして立てて保存しましょう。

もし、長すぎて保存が難しいという場合は適当な大きさに切ってから保存するようにしてください。この場合は、「ごぼうの選び方」でもご説明したとおり、切り口から水分が蒸発することを防いでくださいね。切り口が空気に触れないようラップでしっかりと包んでおきましょう。

冷蔵保存する場合

ごぼうを冷蔵保存する場合は、保存しやすい適当なサイズにカットし、湿った新聞紙でごぼうをくるんで、保存容器や保存用袋に入れましょう。

湿った新聞紙を使うのは、ごぼうをできるだけ乾燥させないためです。ごぼうは乾燥しやすい野菜で、乾燥すると美味しさが損なわれてしまいます。保存する場合には、できるだけごぼうが乾燥しないように注意しましょう。

さきがけで保存する場合は?

下準備も兼ねてささがきなど、スライスしてから保存する方法もあります。この場合は保存容器に酢水を入れてその中で保存します。しかし、この方法では時間とともに栄養素が抜けてしまうので、長期保存には向いていません。できるだけ早く消費するようにしましょう。

冷凍保存する場合

ごぼうを冷凍保存する場合は、ささがきなどにして5分ほど水にさらします。そのあと、キッチンペーパーで水分をよくふき取り、保存用袋などに入れて冷凍庫で保存します。

急速に冷凍した方が鮮度が保たれやすいので、金属製のトレーの上に置いて冷凍するといいでしょう。1時間ほどしたら、袋を軽く叩いてごぼうをバラしておきます。バラしておくと小分けで使いたいときに便利です。

天日干ししてから保存する場合

ごぼうは天日干しすることでうま味がギュッと濃縮され味が濃くなります。乾燥したごぼうは水分を吸収しやすくなるので、料理により一層深みがでます。

用途に合わせて乱切りやささがき、細切りにごぼうをカットしたら野菜ネットに広げ、天候がよく風通しがいい場所に干しましょう。

調理にすぐ使いたい場合(セミドライ)は3〜5時間ほど天日干しします。しっかり乾燥(フルドライ)させれば長期保存も可能です。その場合は3〜4日間ほど乾燥させてください。時々裏返して両面を干しましょう。

干しごぼうの保存期間は?

フルドライのごぼうは保存袋や容器に入れて常温で1ヶ月ほど。セミドライは冷蔵保存で1週間ほど保存が可能です。手間はかかりますが、そのぶん料理がグッと美味しくなるのでぜひ一度試してみてください!

冷凍ごぼうの上手な解凍方法は?

ごぼうは水分が失われてしまうと独特の食感が損なわれるとともに、旨味も失われてしまいます。そのため、使用する時はできるだけ水分が流れてしまわないように、解凍せずにそのまま調理することをおすすめします。

例えば、煮物などには煮汁にそのまま投入するようにしましょう。どうしても調理前に解凍したいときは電子レンジの解凍モードを使って解凍するようにしてください。

ごぼうを賢く保存しよう!

ごぼうは独特の食感と風味があり、和食には欠かせない野菜です。また食物繊維などの栄養素も豊富に含んでいるので、健康維持のためにも欠かせない食材です。用途に合わせた保存方法でごぼうを賢く保存しましょう。ぜひごぼうを美味しく召し上がってくださいね!