お正月に食べる機会の多い黒豆煮ですが、身体に嬉しい効果がたくさんあることをご存知でしょうか。
定期的に摂取することでより高い効果が出来ますし、カロリーの低い食べ方もあるのでダイエット中の方にはとってもおススメ食材なんですよ。
今回は黒豆に含まれるカロリーや栄養素から期待出来る効果などをご紹介します!
乾燥と水煮で変わる黒豆のカロリー
同じ黒豆であっても乾燥タイプか水煮タイプかによってカロリーに差があることをご存知でしょうか?まずはそれぞれのカロリーの詳細についてご説明していきます。
乾燥黒豆
乾燥黒豆100gには417kcalほどのカロリーが含まれています。
高いと感じる方が多いかもしれませんが、乾燥黒豆は水に戻すことで豆が水分を吸って約2倍の量になるので、そうなると半分の208.5kcalほどのカロリーになります。
また、1食の食事で100gも黒豆を食べる方はほとんどいないですよね。1食分の量で考えればカロリーはかなり低くなるでしょう。
水煮黒豆
水煮した黒豆のカロリーについては100gあたり290kcalで、若干乾燥黒豆よりも高くなります。
調理する過程で砂糖や醤油を加えて煮るとその分さらにカロリーが高くなってしまうので、ダイエット中の方は水煮の状態のまま食べるのがおススメです。
1粒あたりのカロリーは?
黒豆1粒の重さはおよそ2gなので、1粒当たりのカロリーは4kcalほどだと言われています。
小皿一皿あたり約10粒ほどでしょうか。そう考えると約40kcalになりますね。一品で40kcalのおかずなら、かなり低カロリーですよね。
100gの黒豆に含まれる糖質量
今話題の糖質制限ダイエットをされている方なら気になるのが、食材の持つ「糖質量」ですよね。黒豆の糖質量はどのくらいなのでしょうか。
乾燥黒豆の糖質量は100gあたり15.1g、水煮黒豆の糖質量は100gあたり39.8gほどなので、水煮で食べるのなら糖質もカロリー同様低めになります。糖質制限中の方でもあまり気にすることはないでしょう。
黒豆に期待できる効果効能は?
黒豆は様々な体のお悩みを解決してくれる効果を持っている食材です。単体でも煮物にするだけで美味しくなるので、ぜひ日々の食事に取り入れてみてくださいね。
ここでは、黒豆の栄養素から具体的にどのような効果が期待できるかについてご説明しています。
便秘解消
食物繊維が豊富なさつまいもは筋トレダイエットをしている人の定番の食材です。ご飯の代わりにさつまいもを食べて体重維持されているという方も多いかと思います。
また、食物繊維は人間の体内にあらかじめ備わっている消化酵素では消化が難しい成分までしっかり消化してくれるので、便秘でお悩みの方には食物繊維含有量の多いさつまいもはおススメの食材だと言えます。
しかし、そんなさつまいもの食物繊維量も黒豆にはかないません。なんと黒豆は同じ重さのさつまいもに対しておよそ3倍の食物繊維を含んでいます。
さつまいものみで食物繊維を補っていたという方は、黒豆も定期的に食事に取り入れるようにしてみてくださいね。
ホルモンバランスを整える
ダイエットをしているのになかなか効果が出ないという方は、ホルモンバランスの乱れが原因の一つとして考えられます。
そんな方にも黒豆はおススメです。もともと大豆と同じ豆であった「大豆イソフラボン」が豊富な黒豆を食べれば、ホルモンバランスの乱れの改善に効果が期待出来るでしょう。
貧血予防
黒豆にはほうれん草のおよそ3倍もの鉄分が含まれています。非常に鉄分が豊富な食材なので、貧血の予防にも効果が期待できます。
最近、立ちくらみがする、という方はぜひ積極的に摂取するようにしてくださいね。
新陳代謝のアップ
「大豆イソフラボン」にはホルモンバランスの調整の他に、体の新陳代謝を上げて血糖値の急激な上昇を抑制してくれる効果もあります。
新陳代謝が上がった状態で体を動かすと脂肪を燃焼しやすくなるので、よりダイエット効果も感じやすくなるでしょう。
むくみ解消
長時間姿勢を変えなかったり、塩分過多の食生活を送っていたりすると、ナトリウムが溜まりむくんでしまいます。
働き盛りの女性なら心当たりのある方も多いのではないでしょうか。黒豆に含まれるカリウムには、ナトリウムを尿や汗として体外に排出する働きがあるので、むくみ改善にも効果が期待できます。
美味しい黒豆で体質改善!ダイエット中の方もぜひ!
今回は、黒豆のカロリーや糖質、含まれる栄養素からどんな効果が期待されるかということについてまとめました。
黒豆には女性のホルモンバランスの乱れの調整や、新陳代謝を高めることに効果を発揮するということをはじめ、その他様々な体質改善のための働きをしてくれる食材だということを覚えておいてくださいね。
日々の食事に黒豆を取り入れて健康的な体と生活を手に入れましょう。