かいわれ大根とミニトマト
料理の色合いをよくしてくれる「かいわれ大根」ですが、実は大根に引けを取らないほど栄養たっぷりの野菜であることをご存知でしょうか?

今回はかいわれ大根に含まれる栄養素や身体へのうれしい効果などについて解説します。かいわれ大根の栄養を上手に摂取する方法や効果的な食べ方についてもご紹介しますよ!

ぜひ日々の食生活にかいわれ大根を取り入れてみてくださいね!

Sponsor link

かいわれ大根と大根に含まれる栄養素の違い

かいわれ大根
かいわれ大根は大根の仲間ですが、見た目や味が全く違いますよね。含まれる栄養素にも違いはあるのでしょうか。

かいわれ大根

かいわれ大根には大根に負けないくらいたくさんの栄養素が含まれています。大根が本来持っている栄養素のほかビタミンKやビタミンE、βカロテンといった栄養が特に多く含まれています。

その中でもβカロテンの量が大根に比べ、豊富に含まれています。βカロテンは植物の色素成分で、体内のビタミンAが不足している時に、その役割を代わりに果たしてくれる素晴らしい栄養素なんです。

ビタミンAは、目や皮膚などの粘膜を守る役割を担っているため身体に必要不可欠な栄養です。

大根

大根は栄養価が高いことで有名ですね。確かにビタミンC、ビタミンBのほかに消化を助けてくれる食物繊維やジアスターゼ、フラボノイド、カリウム、カルシウム、葉酸といった多くの栄養素を含んでいる野菜です。主な栄養素の特徴について簡単にご紹介していきます。

①ジアスターゼ

デンプンの消化を助ける消化酵素で身体に入った食べ物をスムーズに消化してくれます。また、強力な解毒作用があるので焼き魚と共に大根おろしの状態で食卓に並べられることが多いです。

②カリウム

体内にたまった余分な水分や栄養を外に排出する効果があります。むくみが気になる方は積極的に摂取した方がいい栄養素です。

③ビタミンC

強力な抗酸化作用を持っている栄養素です。風邪にも効果的ですし、日焼けによるシミも予防出来ます。

かいわれ大根に期待できる効果効能

かいわれ大根には多くの栄養素が含まれていることが分かりましたね。では、それぞれの栄養素は私たちの体にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

ガン予防

かいわれ大根に含まれる栄養素のひとつである「イソチオシネアート」は、わさびやマスタードなどに含まれている辛み成分です。これが、かいわれ大根のピリッとした辛さを作り出しているんですね。

活性酸素の除去や殺菌効果、そのほか肝臓の解毒作用を補助する機能も持ち合わせています。血液をサラサラにしてくれるため、積極的に食事に取り入れたい栄養素です。

抗酸化作用

次に抗酸化作用のある「メラトニン」という栄養素も含まれています。これは細胞レベルほどの修復機能を持っており活性酸素によって脳にダメージが与えられるのを防いでくれるため、アルツハイマー病の予防になると言われています。

ホルモン調整

先ほど取り上げた「メラトニン」は、別名「睡眠ホルモン」という名でも知られています。

その名の通り、自然な眠りにつける効果があります。昼夜逆転の生活を送っている方や高齢者の方は体内時計がうまく機能しなくなりがちなので、メラトニンを積極的に取り入れることで睡眠不足の改善が期待出来ます。この機会に自分の生活リズムを見直してみてくださいね。

低カロリーだからダイエットにも!

かいわれ大根
かいわれ大根100g当たりのカロリーはたったの21kcal。とっても低カロリーの野菜なんです。

目安として、八百屋やスーパーで見かける小1パック当たりの重量は大体49gなので、カロリーはおよそ10kcalになります。

これなら丸ごと1パックをサラダにのせて食べても安心ですね。ダイエットにもおすすめの食材だといえるでしょう。