グリーンピースは料理の横に添えることはあっても、自分ではあまり購入しない野菜ですよね。食卓に上がることが少ないため、グリンピースに関心がない方も多いのではないでしょうか。
実は、グリンピースには私たちの身体作りに欠かせない栄養素をたくさん含んでいます。そんなグリーンピースの旬や、含まれる栄養素から期待できる効果について詳しくご説明します。
グリンピースの旬はいつ?
春から夏にかけ、八百屋さんで売られているのを頻繁に見かけるグリーンピース。最も美味しいとされる旬はいつなのでしょうか。
グリーンピースは国内の至る所で栽培されていますが、育て方は地域によって異なります。
一般的に、関東よりも南方の地域で収穫されるグリーンピースの旬は春~初夏のあいだと言われていおり、それよりも北の地域においては気温が低いので夏に入っても収穫される所があるようです。
生でしか味わうことが出来ないみずみずしい食感を旬の時期に楽しむのもいいですね。みずみずしさを長持ちさせる秘訣は『茹でて美味しさ長持ち!グリンピースの保存方法&保存期間まとめ』にてご紹介しています。
エンドウ豆・グリーンピース・サヤエンドウは同じ豆!
ご存知ない方も多いと思いますが、エンドウ豆・グリーンピース・サヤエンドウは元は同じ豆なんです。
まださやが柔らかく、丸ごと食べることが出来る状態のもの。これを私たちはサヤエンドウと呼んでいます。
グリンピースはサヤエンドウよりも豆が成長していて、まださやが柔らかい状態です。エンドウ豆はさや、豆とも完全に発達済みのもののことをいいます。グリーンピース同様に豆だけを食べるのですが、固く噛み応えが出てきています。
グリンピースに含まれる栄養や効果効能
グリーンピースにはたくさんの栄養が詰まってます。まず、エンドウ豆ほど成熟していないグリーンピースだからこそ多く含まれているのが「カロテン」や「βカロテン」といった成分です。
これらは人参にも多く含まれている色素成分で、なかでもβカロテンは動脈硬化や心筋梗塞等の生活習慣病を防止する効果が期待できるため、積極的に摂取したい栄養素でもあります。
他にも特徴的な栄養素が含まれているので、それぞれみていきましょう。
整腸作用を持つ食物繊維
ひと掴みほどのグリーンピースには、大盛りの生野菜に含まれるのと同等量の食物繊維が含まれています。
食物繊維には腸の働きを活発化させ体に余計な脂肪が溜まるのを抑制したり、便秘を解消する効果があるため、毎日意識して摂取するといいでしょう。
体に必要不可欠なたんぱく質も豊富
グリーンピースに含まれるたんぱく質は植物性です。たんぱく質は身体を作る栄養素として非常に重要な成分で、血液中のヘモグロビンを作る役割があります。
肉類など動物性のたんぱく質には余計な脂肪分が多いため、そういった意味でも野菜からたんぱく質を摂取されることをおすすめします。適量を意識して日々の食事に取り入れるといいでしょう。
ビタミンB1の含有率は野菜でもトップ
ビタミンB1を含む代表的な野菜としても知られるグリーンピーは、主食などの炭水化物と一緒にバランスよく摂取すると効果を発揮しやすいと言われています。
缶詰グリンピースの栄養について
出典:Amazon
彩りとして少量だけ使いたいときに便利なのが、缶詰のグリンピースです。
缶詰のグリンピースは常温で長期間保存できるうえ、小サイズのものから売られているので、冷凍のものに比べて場所を取らずに保存できます。
しかし、同じく保存に便利な冷凍グリンピースに比べると、やや割高で味が落ちるのがデメリットです。炊き込みご飯やスープなど、大量に使う場合は冷凍のグリンピースを使うのがおすすめです。
栄養面では、そのまま食べられるようにしっかりと茹でてあるため、生や冷凍のグリンピースと比べると多少の栄養分の流失があります。
しかし、生や冷凍のグリンピースも飾りに使う場合は使う前に茹でるため、結局栄養分が流失してしまうことは同じです。そのため、缶詰の栄養分の流出についてはそこまで気にする必要はないでしょう。