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豆乳を選ぶ際のポイント

大豆と豆乳
スーパーやコンビニでは本当にたくさんの豆乳があって、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。そんなときにチェックしたいのがパッケージ裏の食品表示です。

その中でも豆乳を選ぶときに見るべきポイントは大豆固形成分、カロリー・糖質、そして原材料の3つです。

大豆固形成分

「豆乳の種類」でも解説したように、大豆固形成分とは豆乳の中に入っている大豆成分の割合です。

この大豆固形成分が多いほど、大豆の栄養であるタンパク質やビタミンミネラル、イソフラボンが多く入っているということになります。栄養を重視するなら大豆固形成分が多いものを選ぶといいでしょう。

ちなみに、加熱して湯葉になったりにがりを入れて豆腐になるのは大豆固形分が8%以上の無調整豆乳だけです。調製豆乳や豆乳飲料では固まらないので注意してくださいね。手作り湯葉や豆腐を作りたいときも、できるだけ大豆固形成分が高い豆乳を選ぶのがおすすめです。

カロリー・糖質

無調整豆乳は大豆のカロリー・糖質のみですが、調製豆乳や豆乳飲料は甘味料や果汁、野菜汁などが入っているぶん、カロリーや糖質が高くなっている点に注意する必要があります。

特に豆乳飲料には飲みやすくするために砂糖がたくさん入っていることが多いので、カロリーや糖質が気になる場合はパッケージ裏の栄養成分表をしっかりとチェックしましょう。

少しでもカロリーや糖質を抑えたい場合は、カロリーオフタイプの調製豆乳や豆乳飲料があるのでそちらを選ぶのもおすすめです。

原材料

豆乳の味や風味などの品質にこだわるなら、原材料も要チェックです。原材料は食品表示ラベルの原材料欄に多い順から表示されています。

まず、豆乳で見るべき原材料はなんと言っても大豆です。大豆はなるべく遺伝子組換えでないものがいいでしょう。遺伝子組換えの害についてはまだ明確な答えがでていませんが、健康への害を懸念する声は多くあります。

また、メインの材料である大豆にコストの低い遺伝子組み換えを採用している商品は、全体的に品質を重視していない可能性が高いです。国産の大豆は遺伝子組換が行われていないため、大豆はできるだけ国産のものを使うと安心です。

特に無調整豆乳は大豆自体の品質が味を大きく左右します。有機栽培大豆や産地にこだわった大豆など、大豆にこだわった商品はやはり品質も高いです。パッケージでも目立つようにアピールしているので、あわせてチェックしておきましょう。

調製豆乳や豆乳飲料では、甘味料や香料、フレーバーなどの添加物もチェックしましょう。カロリーオフの豆乳などは、砂糖の代わりに人工甘味料が使われている商品もあります。

また、豆乳飲料のフレーバーも、自然の果汁100%のものから香料でそれらしい味を人工的に作り出したものまでさまざまです。好みの味を見つけるためにも、原材料のチェックは役に立ちますよ。

豆乳の上手な保存方法

冷蔵庫のドアを開けている
スーパーで冷蔵されていたり常温棚に置かれていることのある豆乳。いったいどちらで保存すればいいのか迷ったことのある人もいるのではないでしょうか。

結論から先に述べると、豆乳は未開封なら常温保存でもOK、開封後は必ず冷蔵保存です。

豆乳の紙パックは牛乳パックとは違い、内側にアルミでコーティングした特殊な素材でできています。滅菌したあとにこのパックに入れることでアルミの層が菌や空気をシャットアウトし、常温でも保存ができるようになっているんです。

ただし、パックを一度開けてしまうと空気中の菌が入ってしまうため、常温保存はできなくなってしまいます。

ちなみに、裏がアルミになっている豆乳パックは牛乳パックと同じリサイクルには出せない場合がほとんどなので捨てるときは注意してくださいね。

常温保存する場合

未開封の豆乳を常温保存する場合は、直射日光が当たらない涼しい場所に保管しましょう。保管状態がよくないと中の豆乳が変質してしまう可能性があります。

また、パッケージが劣化して密封状態が維持できなくなる恐れもありますので注意しましょう。

冷蔵保存する場合

未開封・開封済みのどちらでも冷蔵庫保存がおすすめですが、それぞれ保存時の注意ポイントや消費期限が変わってきます。

未開封

未開封では常温保存ができる豆乳でも、温度が安定している冷蔵庫に入れておけばより劣化の心配がないのでおすすめです。

未開封の冷蔵保存では賞味期限以外は特に気にしなくてもよいですが、あまり冷蔵庫の奥に入れてしまうと部分的に凍ってしまうことがあるので注意が必要です。

・保存期間
未開封の保存期間は約1〜2ヶ月です。滅菌・密封された状態なので腐ることはありませんが、長期間保存していると時間と共に少しずつ風味が落ちてしまいます。おいしく飲むためにも、できるだけ早めに消費しましょう。

開封済

開封してしまうと日持ちは極端に短くなります。水分も栄養分も多い豆乳は劣化しやすいデリケートな食品です。開封後はしっかりと口を閉じて雑菌が入らないようにし、賞味期限にかかわらず早めに使い切りましょう。

飲み切りパックなどで一度口を付けた豆乳は保存せず、直ちに飲み切るようにしましょう。特に夏場など気温の高い時期は、冷蔵庫の開け閉めで庫内の温度が上がりやすいので注意が必要です。

・保存期間
開封してしまった豆乳の保存期間は、冷蔵庫で保存していても約2〜3日です。頻繁に冷蔵庫に出し入れしている場合はかなり痛みやすくなるので、できるだけ早く使い切るようにしてくださいね。

開封後の豆乳が凝固していた場合

豆乳プリン
開封後の豆乳を保存していると、ヨーグルトのように固まってしまっていたり、モロモロとした塊が浮いていることがあります。

これは、空気中の目に見えない雑菌が豆乳の中で増えてしまったことによりタンパク質が固まってしまったものです。

このような状態になってしまった豆乳は乳酸菌で作るヨーグルトとは違い、お腹を下すなど健康に被害がでてしまいます。加熱して殺菌しても毒素が残っていることもあるので、安全のため、凝固してしまった豆乳は使用せずに処分するようにしましょう。