Sponsor link

ガス火を使った土鍋ご飯の炊き方

ガスコンロの火
それでは、いよいよ土鍋を使ったごはんの炊き方についてみていきましょう。順を追って、手順ごとに詳しくご紹介します。

1.お米を計量する

お米を計量するときは、まず計量カップに山盛りのお米を入れ、箸などですり切り一杯にしましょう。計量カップ(180ml)にすり切り一杯で、お米1合となります。重量で計る場合は、お米1合=150gです。

お米の分量によって加える水の量が決定するため、計量を正確に行うことがポイントです。

2.お米を研ぐ

お米を研ぐときには、力を入れずに優しくかき混ぜるように研ぎましょう。精米技術が向上した現在では昔のようにお米に米ぬかが残らないため、かき混ぜる程度で十分なのです。力を入れすぎてしまうと、米粒が欠けたり割れたりして、ごはんのおいしさが半減してしまいます。

詳しいお米の研ぎ方はこちら

3.お米を浸漬させる

研いだお米に水を加えて、吸水させます。加える水の分量は、乾燥状態のお米の重量に対して1.5倍量です。しかし、研いだときにすでに吸収・付着している水分があるため、土鍋で炊くときには米1合に対して水200mlを加えるとよいでしょう。

お米に水を加えたら、夏場であれば30分以上、冬場であれば1時間以上浸漬させます。米粒の中心部までしっかりと吸水させることで、炊きムラを防ぐことができます。

4.土鍋を火にかける

土鍋にフタをし、強火にかけます。10分ほどで沸騰してくるので、縁から泡が出てきたら弱火にしてさらに10~15分加熱します。

加熱中にフタを開けてしまうと蒸気が逃げてしまい、土鍋内の温度が下がります。炊きムラにつながったり、水分量が減ってごはんが固くなる場合があるので注意してください。

5.ごはんを蒸らす

加熱が終わっても、すぐにフタを開けてはいけません。火を止めたらそのままの状態で10分ほどおき、ごはんを蒸らします。ごはんを蒸らすことで、全体の水分量が均一になり、お米の旨味も閉じ込められます。

炊き上がったらご飯をほぐすこと

蒸らしまで終えたら、フタを開けてごはんをほぐしましょう。蒸らしたあとすぐにごはんをほぐすことで、余分な水分が飛んで米粒がシャッキリとし、表面にツヤも出ます。

ごはんをほぐすときは、まずはしゃもじで十字に切れ込みを入れ、ひとかたまりずつ上下を返すようにほぐしていくとよいでしょう。米粒を潰さないように、しゃもじを切るようにさっくりと動かすことがポイントです。

おこげを作るには?

土鍋で炊いたおこげご飯
土鍋ごはんの醍醐味といえば「おこげ」ですよね。粒がたったごはんに香ばしい香りと食感を加えてくれて、土鍋ごはんをより一層おいしくしてくれます。

おこげを作りたいときは、加熱し終えて火を止める直前に強火で5~10秒ほど加熱してください。しっかりとおこげをつくりたい場合は、10~20秒ほどを目安にしてください。