ほっくりとした食感を楽しめる里芋は和食に欠かせない野菜です。あのとろっとした食感が好きな方も多いのではないでしょうか。

しかし、一度に消費しきれず余ってしまい、保存しなくてはならなくなることもありますよね。そこで今回は、里芋をおいしく長く保存できる方法をご紹介します。

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新鮮な里芋の選び方

里芋

見た目

里芋をできるだけ新鮮に長く保存するには、購入の段階で新鮮なものを選んでおくことが大切です。まずは新鮮な里芋の特徴から見ていきましょう。大きく4つの特徴に分けられます。

縞模様が綺麗に見えるもの

縞模様が等間隔で綺麗に見えるものは美味しく、新鮮な証拠です。

泥がついたままのもの

泥が付いている里芋の方が長持ちしますし、収穫後も鮮度が保たれている可能性が高いです。できるだけ泥付きのものを選びましょう。

乾燥しすぎていない

里芋の鮮度を保つためには適度な湿り気も必要です。そのため、表面が乾燥しすぎていないものを選んでください。乾燥が進んでいる里芋は劣化している可能性があります。できるだけ避けるようにしましょう。

ひび割れていない

土がついていない里芋を選ぶ際は、ひび割れていないかを確認しましょう。乾燥して劣化が進んできた里芋はひび割れてきてしまいます。ひび割れの部分から品質が落ちていきますので、表面にひび割れがないものを選ぶといいでしょう。

美味しい里芋は丸々としています。形がいびつなものよりも、形が丸々としてころんとしたものがおすすめです。

里芋にもさまざまな品種があるため、形は若干異なりますが、細長いものより丸々としているのがポイントですので見比べてみてくださいね。

感触

里芋を実際に手に取ることができるのなら、ぜひ持ってみてください。ずっしりと重みがあり、固いものがおいしい里芋です。いくつか手に取って、比べてみましょう。

皮が剥かれた里芋は?

皮が剥かれた里芋を購入することもあるでしょう。その場合には、切り口が白くてきれい
で、乾燥せず艶があるものがおすすめです。皮を剥いてから時間が経っているものは乾燥して美味しさも逃げてしまっているからです。

また、赤い斑点が見えるものはポリフェノールが酸化している証拠です。この部分は劣化して本来の里芋のほっこりとした食感が損なわれており、美味しく食べられません。断面をよく見てから購入しましょう。

里芋の上手な保存方法

里芋の煮っころがし

常温保存する場合

里芋を常温で保存する場合、土がついているものはそのまま土を落とさずに保存するといいでしょう。新聞紙にくるんで風通しのよい冷暗所へ置いておけばかなり保存が可能です。

もともと乾燥している里芋の場合は新聞紙を少し湿らせます。里芋は7~15度が保存の適温と言われているため、夏や冬場などは冷蔵庫の野菜室に入れて保存してください。

保存期間

常温の場合はだいたい1か月くらい保存が可能です。

少し変わった保存方法になりますが、里芋は土付きのまま購入して自宅の土に埋めても保存が可能です。この場合、数か月も保存が可能になります。気になる方はぜひ試してみてくださいね!

冷蔵保存する場合

里芋はあたたかい地域の野菜のため、基本的に冷蔵庫での保存は向いていません。どうしても冷蔵庫へ入れる場合には、いくつかの里芋をまとめて新聞紙にくるみ、ビニール袋に入れて口を軽く閉じます。

湿らせて丸めた新聞紙と入れて保存してください。保存期間は1~2週間です。