とにかくお肉が食べたいときに試していただきたいレシピ、「牛肉の赤ワイン煮」のご紹介です。牛の薄切り肉を巻いてから焼くことで食感がジューシー。

小麦粉をまぶしているので外はサクサク。まさにお肉のいいところだけを取った料理です。脂も牛脂を使うのでまさに肉づくし。それでもしつこくならない理由は赤ワインにありました。

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大人な味わいが楽しめる「牛肉の赤ワイン煮」

赤ワイン煮込みの画

ただお肉を焼くだけじゃ大人とはいえません!そこにひと手間加えて美味しい料理に変化させるのがGOHANです。

今回は牛肉オンリーのシンプルな料理ではありますが、細かなところに美味しさの秘訣が隠されています。ソースに使っているバターや、焼く前にまぶした小麦粉、味の決め手となるワインなどの手順がポイントです。

バターの香りで洋風の仕上がりに

バターを入れている

ソースにバターを入れることで風味がぐんとよくなります。コクがでて、鼻に抜ける芳醇な香りがプラスされますね。

醤油や砂糖は一般的な調味料です。それだけでももちろん美味しいですが、ここにバターを加えることで洋風の仕上がりに変化するのです。

小麦粉をまぶすことでサクサクした口当たりに!

片栗粉をまぶした肉

焼く前にまぶしている小麦粉は熱が加わると固くなる特徴があります。お肉をカリカリに焦がすのではなく、外側についた小麦粉を焦がすことでサクサクの食感を作り出しつつ内側のお肉を柔らかいままに保っています。

ステーキではなく薄切り肉を巻いてかさを増しているので、外側に火を入れるとすぐに中まで火が通ってしまいます。このあたりを小麦粉が上手くカバーし、サクサクの食感を実現しているんです。

ワイン煮に使うワインのおすすめは?

焼いた肉に赤ワインを入れている

こうした煮込み料理に使うワインは赤ワインがテッパンです! なぜかというと赤ワインにはコクを出して深みのある味に仕上げる効果があるためです。対して白ワインは酸味を生み出し、香りを良くする効果があります。アクアパッツァなどの魚料理には白ワインが用いられますよね。

魚のような繊細な香りを楽しむ食材に赤ワインを使ってしまうと、赤ワインのコクや香りが強すぎて、食材の良さを阻害してしまうからです。

逆に今回は牛肉という強めの食材なので、赤ワインでがっつりとコクを出すことでメインディッシュとしてボリュームのある味わいに仕上がっているのです。

「牛肉の赤ワイン煮」の作り方

材料(1人分)

牛薄切り肉:300g
小麦粉:適量
塩:適量
胡椒:適量
牛脂:5g
乾燥パセリ:適量
(A)
赤ワイン:200cc
バター:1片
砂糖:大さじ1
醤油:大さじ2

手順

1. 牛薄切り肉を棒状に丸めて塩胡椒を振り、小麦粉をまぶす。

肉を巻いている
2. フライパンに牛脂を入れて熱し、牛肉を中火で表面に焼き色がつくまで焼く。

肉を焼いている
3. (A)を加えて沸騰してきたら火を弱め、フタをして10分ほど煮込む。

肉を煮込んでいる
4. 皿に盛り付け、胡椒と乾燥パセリをかけて完成!

料理の完成画

ちょっぴり大人な「牛肉の赤ワイン煮」

なかなか料理初心者にとって赤ワインを使った料理は馴染みがないと思いますが、このレシピはかなりシンプルで簡単なのでぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。大人な味わいでお肉を心ゆくまで楽しみましょう!