効果はどれくらい持つ?
生の乾燥唐辛子が防虫効果を発揮する期間は1か月ほどだと言われています。
乾燥させる過程で虫が嫌がる成分が揮発(きはつ)してしまうので、生の唐辛子に比べて持続時間が短くなってしまいます。1か月ごとに新しい唐辛子に変えるようにしてください。
にんにくやわさびでも効果アリ!?
意外かもしれませんが、お米の防虫対策にはにんにくやわさびを使っても効果があるんです。それぞれのやり方を具体的に説明していきますね。
にんにくを使った防虫対策
唐辛子同様、お米の保存容器に直に入れるだけでいいのでラクチンです。皮をむく必要もありません。
害虫はにんにくに含まれるアリシンという強い匂い成分を嫌うので寄り付かなくなります。デメリットとしては、お米への匂い移りが挙げられますが、炊飯してしまえば匂いは自然に消えます。
また、使い続けているとにんにく自体にカビが生えてくることがあります。お米に悪影響を及ぼしてしまわないよう、定期的に新しいものと入れ替えるよう注意しましょう。
わさびを使った防虫対策
わさびも強烈な香りを活かして防虫対策に使うことが出来ます。
そのままお米の保存容器に入れておいてもいいですし、すりおろした状態のわさびを容器のふたの裏に塗るという方法もあります。
にんにくと同様に、お米への匂い移りが懸念点です。にんにくとは違い、炊飯した後のお米でも匂いが取れないことがあるので、あまり長期間の保管はおすすめできません。わさびを使う際は早めの消費を心がけましょう。
適切な場所で保管することも大切
ここまではお米を米びつなどの容器に入れて、常温で保存する方法をご紹介しましたが、夏場や湿気の高い梅雨時には常温での保存は避けた方がいいでしょう。その時期は害虫だけでなく、お米の劣化にも特に気を付けなくてはなりません。
おススメなのは冷蔵庫もしくは、野菜室での保存する方法です。その際に重要なのは、密閉可能な容器で保存するということです。空気に触れさせない環境下で保存することで、お米の水分が失われにくくなり乾燥や酸化を防ぐことが出来ます。
代表的な保存容器としては、フタつきのプラスチック製容器や米びつなどがありますが、簡単に用意出来るペットボトルでの保存も可能なのでぜひ試してみてください。
冷蔵庫内で保存しているうちにお米はだんだん甘みを増していくので、よりお米の甘みを楽しめます。
密閉容器に入れていてもお米は次第に劣化していくので、精米日から1か月以内に食べ切るようにしてください。
ペットボトルを使った保存方法はこちら
お米の防虫対策におススメなのは唐辛子
今回はお米を保存する中で発生しうる害虫を寄せ付けない、お米に合った保存方法をご紹介しました。
最もお米を傷ませず虫よけにも有効な保存方法は、米びつの中にお米と唐辛子を入れて常温の高温多湿を避けた環境で保存する方法です。その際使用する唐辛子は、生の乾燥唐辛子か米用の防虫剤を使うように注意してください。
夏場や梅雨時は害虫だけでなく、食材の劣化や腐敗にも気を付けなければならない時期です。お米についても常温より冷蔵保存の方が適しています。
冷蔵庫がいっぱいの時は野菜室に入れてもかまいません。密閉可能な容器に入れて冷蔵保存し、1か月以内に食べ切るようにしてください。1か月以上経過してしまうとお米の風味がかなり損なわれてしまうので可能な限り早めに食べ切るのが肝心です。
毎日食べるご飯を正しく保存し、美味しくいただきましょう!