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傷んだアボカドの見分け方

通常、野菜や果物が傷んでしまった場合は表面が黒く変色したりするため、見た目にもすぐに気づくことができます。しかし、アボカドは熟すと全体が黒っぽくなるため、切って中身を確認しない限り見た目には判断しにくい場合もあります。アボカドが傷んでいるかどうかを見極めるには、次のようなポイントに注目しましょう。

・表面にカビが生えていないか。
・異臭がしないか。
・触ったときに、皮と実の間に隙間がありペコペコしていないか。

以上のようなポイントに当てはまる場合は、アボカドが傷んでいる可能性があります。購入前であればこのようなアボカドは避け、購入後であれば中身を確認して廃棄してください。

中身を確認したときに、実の一部分が黒く変色しているだけであれば、変色した部分を取り除けば食べることができます。ただし、食べごろのアボカドに比べると味や風味が落ちている可能性は高くなります。

明らかに腐っている場合は、無理に食べようとせず廃棄しましょう。

アボカドの上手な保存方法

カットされたアボカド
出典:freepik
美味しいアボカドを選んだら、次は適切な方法で保存して美味しさを長持ちさせましょう。

常温保存する場合

まずはアボカドを常温保存する場合についてです。
まだ十分に熟していないアボカドは、追熟させるために常温で保存します。詳しい追熟の方法は、さきほどご紹介したとおりです。アボカドは15℃以上の気温で追熟が進むといわれているため、直射日光を避け、室内の寒すぎない・暑すぎないところに保存しましょう。

冷蔵保存する場合

カットされたアボカド
アボカドが食べごろまで熟している場合や、十分に追熟が進んだときは、アボカドを冷蔵庫で保存しましょう。そのまま置いておくと、さらに熟成が進んでアボカドが傷み始めてしまいます。

アボカドは暑すぎても傷みやすくなりますが、5℃以下の低温では「低温障害」を起こしてしまいます。低温障害を起こしたアボカドは、黒く変色し味も落ちてしまいます。そのため、保存するときには5℃程度まで冷える冷蔵室ではなく、7℃程度の野菜室に保存してください。

また、アボカドを乾燥を防ぐためにポリ袋に入れ、軽く口を閉めておくとよいでしょう。冷蔵庫で保存する場合も、4~5日程度を目安に食べきることが望ましいでしょう。

冷凍保存する場合

冷蔵保存できる期間内にアボカドを食べきれない場合は、冷凍保存するようにしましょう。冷凍することで、1ヶ月ほどの長期保存が可能となり、アボカドの味や食感も変化しにくいというメリットもあります。冷凍するときは、アボカドが十分に熟している状態であることを確認しましょう。

アボカドを冷凍するときは、よく熟したアボカドを半分に切り、タネと皮を取り除きます。その後、スライスやカットなど好みの形に切り、レモン汁を和えておきましょう。カットしたアボカドをジッパー付きの保存袋などに入れ、できるだけ空気を抜いて口を閉じます。最後にアボカドをなるべく平らにならして、冷凍庫で保存しましょう。

解凍方法

冷凍保存しておいたアボカドは、使う前に冷蔵庫や常温において、自然解凍してください。電子レンジなどを使うと、加熱されてグニャグニャにやわらかくなったり、風味を損なってしまいます。

冷凍しておいたアボカドを急いで使いたい場合は、密閉された保存袋にいれたまま、流水解凍するとよいでしょう。