カロリーや塩分について
豊富な栄養が含まれており、健康への効果も期待できるイカの塩辛ですが、カロリーや塩分の量が気になるところです。それぞれどのくらい含まれているのか、みていきましょう。
カロリーはどれくらい?
イカの塩辛100gあたりでみると、エネルギー量は117kcalとなっています。生のスルメイカが100gあたり83kcalであるのと比較すると、イカの塩辛のほうが内臓まで含まれている分、やや高めのエネルギー量となっています。
とはいえ、お酒のおつまみとして揚げ物を食べることと比較すると、100gあたりで約1/3のエネルギー量に抑えることができます。そのうえ、一般的に食べられるイカの塩辛は、一度に小鉢1つ分くらいの分量であることが多いと考えられるため、カロリーはあまり気にする必要はなさそうです。
塩分は?
続いてイカの塩辛に含まれる塩分についてです。イカの塩辛100gあたり7.6gの塩分が含まれています。1日あたりの塩分摂取量は、男性で8.0g、女性で7.0g未満が目標とされています。
そのため、仮にイカの塩辛を小鉢1つ分(約30g)食べたとすると塩分量は約2.3gとなり、1日に摂取できる塩分量のおよそ1/3に達してしまいます。イカの塩辛には健康にいい栄養素が豊富に含まれているからといって食べすぎてしまうと、簡単に塩分が過剰になってしまうため注意が必要です。
おすすめの食べ方
イカの塩辛を食べるときは、そのままでおつまみとして食べたり、白いごはんと一緒に、あるいはじゃがバターのトッピングとして食べるなど、思いつくバリエーションは多くないのではないでしょうか?
そんなイカの塩辛も、少しの工夫で多様なバリエーションを楽しむことができるのです。イカの塩辛のおすすめの食べ方を、いくつかご紹介します。
イカの塩辛+トッピング
イカの塩辛に、トッピングをプラスしていただく方法です。イカの塩辛におすすめのトッピングは大根おろし、ネギ、一味唐辛子などです。他にも、せん切りにしたキュウリを加えてもさっぱりとおいしくいただくことができます。
また、イカの塩辛に納豆を混ぜるのもおすすめです。この中の食材から好きなものをひとつ選んでもいいですし、いくつかを組み合わせてオリジナルの食べ方を見つけるのも楽しいですね。
お茶漬け
お茶漬けのトッピングとして、イカの塩辛を加えるのもおすすめです。さっぱりと食事を済ませたいときにはもちろん、お酒の締めとしてもぴったりのメニューです。たっぷりのノリやネギなどを加えると、より風味が増しておいしくいただくことができます。
カナッペ風
カナッペとは、クラッカーやスライスしたバケットの上にチーズや果物、野菜などの具材をのせた料理のことです。洋食レストランなどで、前菜やワインなどのおつまみとしてよく提供されています。
イカの塩辛をカナッペ風にする場合は、お好みのクラッカーやバケットの上に、クリームチーズと合わせてのせるのがおすすめです。仕上げにパセリを散らすと、彩りもよくなりオシャレな一品になります。
パスタ
意外な組み合わせに思われるかもしれませんが、実はパスタの具材としてもイカの塩辛はぴったりなのです。イカの塩辛には塩味もあり、具材としてだけでなく調味料のひとつとしても活躍してくれます。
和風のパスタはもちろん、ペペロンチーノやクリームパスタなど、洋風のパスタのアクセントとしてもおすすめです。いつものパスタとは少し違った風味が楽しめるのではないでしょうか?
以上のように、イカの塩辛ひとつでさまざまな料理にアレンジすることができます。和食のイメージが強いイカの塩辛ですが、洋食にも合う食材です。この機会に、今まで挑戦したことのない食べ方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
イカの塩辛は冷凍保存が可能!
イカの塩辛は一度に食べる量もあまり多くありません。そのため、「一瓶買ってもすぐに食べきれない…」ということもあるのではないでしょうか?そんなときは、冷凍保存しましょう。
イカの塩辛は発酵食品であるため、長期間置いておくと発酵が進んでしまいます。また、一度開封してしまうと雑菌や水分が入り傷みやすくなってしまいます。そのため、開封してから2~3日で食べきれない場合には、冷凍保存をしておきましょう。
冷凍保存するおくことで、発酵を防ぎ、雑菌などの繁殖も抑制することができます。
冷凍保存するときは、一度に食べる量に小分けしてラップに包み、ジッパー付きの保存袋などにいれて冷凍庫に入れましょう。できるだけ空気を抜いて密封することで、より風味や品質を保ちやすくなります。
解凍するときは、あらかじめ冷蔵庫に移してゆっくりと自然解凍するとよいでしょう。前日の夜や、当日の朝のうちに冷蔵庫に移しておくと、夜までには十分に解凍されているはずです。
イカの塩辛を美味しく上手に食べましょう!
イカの塩辛にはさまざまな栄養素が含まれており、健康への嬉しい効果も期待できることがわかりました。ただし、塩分も多いため食べ過ぎには注意が必要です。
また、ワンパターンになりがちなイカの塩辛も、アレンジ次第で多様な料理に変身させることができます。食べきれないときには冷凍保存でおいしさをキープしながら、イカの塩辛をいろいろな食べ方で楽しみましょう。