人参の保存方法
常温保存する場合
「選び方・ポイント」でもご説明しましたが、人参に水分がついている場合は必ずふき取りましょう。その後、乾燥を防ぐため新聞紙にくるんで、風通しのよい場所に立てかけて保存します。
人参に土がついている場合は、落とさずにそのまま新聞紙にくるんだほうが保存期間が長くなるのでおすすめです。
冷蔵保存する場合
冷蔵保存する場合も基本的には常温保存と同じような方法になります。水分をよくふき取ってからキッチンペーパーや新聞紙でくるみます。
その後、乾燥を防ぐためにポリ袋などに入れてから冷蔵庫内で立てて保存します。この時、ポリ袋の口をしっかり締めてしまうと、中に水分が発生してしまうことがあります。適切に保存したつもりが逆に人参が傷みやすくなってしまうので、袋の口はゆるく締めるのがポイントです。
カットした人参の方法
カットした人参は切り口からの乾燥を防ぐため、ラップでしっかりくるみましょう。その後、保存用袋に入れ、立てて保存します。
人参を保存していたら、芽が出てきたという経験をされた方もいるかもしれません。
私達が普段食べているオレンジ色の部分は根にあたり、常に葉を出そうしています。芽が出てしまうとそこに栄養を送ってしまい、人参の美味しさも失われてしまいます。何度かに分けて食べる場合は、できるだけ上の方から食べるようにするといいでしょう。
冷凍保存する場合
冷凍保存する場合は、先にカットしておくのがおすすめです。解凍してからそのまま使えるので、料理時間の短縮につながりますよ。いくつかの方法をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
そのまま冷凍
そのまま冷凍する場合は千切りがおすすめです。人参を切ったあと、水分をふき取ってラップでくるみます。
保存袋に入れたら急速冷凍するため、金属製のトレーの上に置いて冷凍しましょう。切った人参はなるべく平たくしておくと、均一に速く冷凍することができるのでおすすめです。
加熱してから冷凍
加熱してから冷凍する場合は、いちょう切りや輪切りなどに切ってから固めに茹でてます。
ザルにあげ、粗熱をとったらキッチンペーパーなどで水分を拭き、ラップにくるんだあと保存用袋に入れます。そのまま冷凍するときと同様に、できるだけ急速に冷凍するよう金属製のトレーを使うといいでしょう。
美味しい解凍方法
茹でてから冷凍した人参を解凍する場合は、前日に冷蔵室に移して自然解凍させてください。低温の状態で自然解凍した方が味や食感の低下を抑えられます。生のまま冷凍した人参は凍ったまま汁物や炒め物に使うことができますよ。
人参を上手に保存しよう
1年を通して味わえる人参は、煮物や炒め物など、さまざまな調理方法に適している便利な野菜です。栄養も豊富なため、どんどん摂取したいですよね。シーンに合わせた保存方法をマスターして手間なく、便利に人参を活用して健康的な食生活を送ってくださいね。