中国生まれのチャーハンは、今や日本人の国民食と言ってもいいかもしれません。カレーと同様、もともとは外国の食文化だったものが日本風にアレンジされ、日本から海外へ文化を輸出するという典型的ケースのひとつです。
インターネットやレシピ本などを見ると、チャーハンにも色々なレシピがあることに驚かされますよね。本格中華風からバターなどを使った洋風、出汁を効かせた和風チャーハンなどもあります。
今回ご紹介チャーハンは日本ならではの食材“ちりめんじゃこ”を使った「ちりめんじゃこチャーハン」です! ご飯との相性は言わずもがな。何度でも食べたくなる美味しさです。
ちりめんじゃこチャーハン
材料
・ご飯:1人分
・卵:1個
・ちりめんじゃこ(しらす):5g程度
・にんじん:5g
・長ねぎ:20g
・刻みネギ(仕上げ用):お好みで
・塩:1つまみ
・中華風調味料:小さじ1/2
・サラダ油:大さじ1
・ごま油:大さじ1
下準備
卵はあらかじめ溶いておき、にんじんはみじん切りにしておきます。長ネギは斜め切りに。飾り用の刻みネギには分葱(わけぎ)などを細かくカットしたものを用意しておきます。
ちりめんじゃこチャーハンの作り方
1.よく熱したフライパンにサラダ油とごま油を入れ、すぐに溶き卵を投入します。お玉などで卵を切るように混ぜながら、半熟のうちにご飯を加えます。
2.お玉の背で叩くようにご飯をほぐしながら、卵と油をご飯によく絡めます。全体にふっくらと空気が入るようフライパンを返しながらほぐすのがポイントです。
3.全体がよく混ざったら、にんじんを加えて強火のまま炒めます。
4.にんじんに火が通ったら、ちりめんじゃこ(しらす)を入れて混ぜます。
5.ザッと炒めたら塩と中華風調味料を加え、さらに混ぜます。
6.最後にネギを加えて軽く炒めたら、器に盛りつけます。お好みで刻みねぎを飾って完成!
作る際のポイント
ちりめんじゃこ(しらす)は、炒めると固くなり食感が悪くなります。火を通し過ぎないよう気をつけてくださいね。
また、長ネギも火を加え過ぎると、せっかくの爽やかな風味が飛んでしまいます。チャーハンを仕上げる直前にフライパンへ入れ、全体を混ぜる程度に軽く炒めてください。
オススメのアレンジ食材
今回はネギをたっぷり使用しましたが、ちりめんじゃこは大葉や海苔、かつお節との相性も抜群です。大葉が余っている時は千切りにして乗せたり、刻み海苔を仕上げに振りかけたりするのもいいですね。
また、かつお節を使う際は、中華風調味料を和風出汁の素に変えてアレンジするといいでしょう。
また、みょうがやしょうがなど、日本独特の香味野菜とも相性がいいので、季節のものを上手に取り入れていろいろな和風アレンジを楽しんでみてくださいね。
ちりめんじゃこチャーハンは、子ども用メニューにもオススメ!
煮干しやしらすなど、小魚を加工した食品には、たくさんのカルシウムが含まれています。もちろん、ちりめんじゃこも例外ではなく豊富なカルシウムが含まれており、その量はなんと100gあたりおよそ520mgも。これは牛乳に換算すると200ml分2.5本分に相当します。
このほか、ちりめんじゃこにはミネラルや骨の代謝を促すといわれているビタミンDが豊富に含まれているので、特に育ちざかりのお子さんにはぜひ食べさせてあげたいですよね。
ちりめんじゃこを使って、色々な和風チャーハンを楽しんでみてください!