濃厚でコクのある甘みを楽しめるはちみつは、自然由来の甘味料であることから砂糖よりも身体に優しいことで有名です。しかし、はちみつには他にも嬉しい効果が沢山あることをご存知でしょうか。
今回は、はちみつに含まれる効果効能やはちみつの上手な活用方法についてご紹介します!摂取する際に注意したいポイントも解説するので気になる方はぜひチェックしてみてください。
はちみつには嬉しい効果がたくさん
はちみつは食用以外にも美容や健康など様々な用途に活用できます。ここでは具体的にどのような効果が期待できるのかをご紹介します。
エネルギーに変わるのが早い!
はちみつの糖分は「単糖類」といい、消化されるまでのスピードが速く、消化器官に負担をかけないのが特徴です。
消化後はすぐにエネルギーに変換されるため、運動などでエネルギーを大量消費するような時は事前に軽くはちみつを摂取しておくことがおススメですよ。
女性に嬉しい保湿効果
はちみつには「食べる」以外に様々な効果が期待されています。例えば保湿力の高さを活かして洗顔後のパックやクレンジングとしての利用法があります。
いつもと同じように洗顔をした後、小さじ2杯程度のはちみつを顔全体になじませてください。少ししたらよくすすいで、はちみつを完全に洗い流せば終了です。
はちみつが洗顔後も残っていた汚れの詰まりを浮かせてくれるので毛穴もきれいになりますし、保湿まで済ませてくれるのでこれだけでクレンジングもパックも済んでしまいます。
就寝前のはちみつはダイエットにも
人間の身体は上質な睡眠によって「成長ホルモン」の分泌が促進されると、脂肪を燃焼しやすくなるのですが、成長ホルモンを分泌するためにはエネルギーが必要です。そのエネルギー源としてはちみつを就寝前に摂取する方法がダイエットに良いとされています。
はちみつをエネルギー源にするのがおすすめの理由
①固形物と異なり消化器官に負担をかけないため、睡眠の質が下がらないうえに体内でスムーズにエネルギー変換される。
②GI値が低く、脂肪として蓄えられにくい。
③ビタミンB群、ミネラル等が豊富に含まれているため美肌効果が期待出来る。
④腸内に善玉菌を増やしてくれるため、便秘予防にも効果的である。
1日の摂取目安はどれくらい?
1日に最適な摂取量はおよそ30g(大さじ2杯)で、朝、昼、晩の3回に分けて1回に10gずつ摂るのがおすすめです。
40gまでなら健康に影響が出ることはないとが証明されていますが、それ以上の摂取は糖分の過剰摂取に繋がるので控えましょう。
はちみつを食べ過ぎとどうなる?
はちみつの甘さがクセになってつい食べ過ぎてしまったことがある方もいらっしゃると思いますが、はちみつを摂り過ぎてしまうと身体に以下のような影響が出てしまうことがあるので注意が必要です。
下痢
はちみつの中の「グルコン酸」という成分には腸内環境を整え、さらに活性化させる効果があります。その効果は少量のはちみつからも十分に感じられるため、摂り過ぎると逆にお腹がゆるくなってしまうことがあるので気を付けましょう。
太る
はちみつは白砂糖よりも低カロリーかつ低GI値であることから、上手に活用すればダイエットの味方になり得る甘味料であることは確かです。しかし、はちみつに含まれる「果糖」は肝臓に脂肪として蓄えられやすい糖分なので摂り過ぎには注意が必要となります。
また、はちみつには果糖の他に「ブドウ糖」という糖分も含まれているのですが、これは中性脂肪が多いのが特徴です。
摂り過ぎると気付いた時には皮下脂肪が増えて「隠れ肥満」になってしまっていた、なんてことにも繋がりかねません。食べ過ぎにはくれぐれも気を付けましょう。
はちみつカロリーについては『はちみつのカロリーは砂糖より低い!?意外な活用法や期待できる効果を解説』にて詳しく解説しています。
はちみつパワーで健康体を手に入れよう!
今回は、はちみつから期待される身体への嬉しい効果や適切な使用方法などをご紹介しました。
はちみつを多く摂取したからといって、それぞれの効果がより高まるわけではありません。過剰摂取は身体を健康にするどころか下痢や肥満等の身体の不調の原因になり得るため、必ずご紹介した1日の摂取目安量を守るよう注意しましょう。
正しく活用して、はちみつを健康維持のために役立ててくださいね!