するめイカで塩釜焼きに挑戦
材料
いか:1杯
塩:1kg
卵白:1個分
用意する材料はいかと塩、卵白の3つととてもシンプルだ。
let’s クッキング!
イカは胴体と足に分け、きれいに皮を剥いでおく。
卵白に塩を加え、馴染むまでよく混ぜる。
塩をイカの形に形成する。イカがはみ出ないように少し大きめに型どる。
イカを乗せる。
塩でイカの形に形成する。このとき頭の部分を“もっこり”させるとリアル感が出る。
200°Cのオーブンで20分ほど焼き、20分置いておく。
破壊の儀
完成したイカの塩釜焼きがこちら。
所々こんがりとしていて、香ばしい匂いがする。触ってみるとカッチカチになっていた。身の薄いイカを使っているわりに塩を1kgも使っているため、塩がかなり分厚くなっており、ちょっと叩いたくらいじゃ壊れないほど頑丈だった…。
縁起の悪い食べ物で作ったものを年明け早々から壊すという破天荒ぶり。2019年、きっとなにかよからぬことが起こるだろう。(自分の身にはなにもありませんように…)
割ってみると尋常じゃないくらいイカに塩が付いていた。これは、本当に食べても大丈夫なのだろうか。不安が頭をよぎる。
実食の儀
なぜだろう。時間をかけて作ったのに全く食べる気がしない。理由は最初からわかっている。大量の塩に包んで焼いたのだ。半端なく塩辛いに決まっている。
しかし、無下にはできない。躊躇しつつも恐る恐る食べてみると…
やっぱりすごい。塩辛さが尋常じゃない…。例えるなら、海水をコップ1杯ガブ飲みした感じといえばいいだろうか。咀嚼するたびに塩がジャリジャリと音を立て、体が拒絶する。なんなら少し嗚咽がするくらいだ。
白身の部分はギリギリ食べられるラインなのだが、足が完全にアウトだった。これまで経験したことのないような塩辛さが全身を駆け巡る。筆者の実家に長年放置されていた梅干しの塩辛さに勝るものはないと思っていたが、これは余裕で勝る!
しかし、生臭さが取れるということだけあって、クセのないイカの味を楽しめたことも事実。塩釜焼きに興味がある方は挑戦してみてはいかがだろう。
その夜
家に帰りシャワーを浴びていたとき、お腹がギュルギュルと鳴り出した。急いでトイレに駆け込み難を逃れたが、お腹を下した理由は間違いなくイカだ。というか塩だ。もっというと塩分だ。当分塩釜焼きは遠慮したい、ついでにイカも…。
波乱の幕開けとなった2019年、いろいろと面白くなりそうだ。