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美味しいこんにゃくの選び方

カットしたこんにゃくを箸でつまんでいる
味がないのでどれも似たようなものと思われがちなこんにゃくですが、臭みや食感の良し悪しがあります。

こんにゃくは古くなると水分が抜けてしまいます。これは「離水」という現象で、水分が抜けていくにつれて固くなっていきます。

板こんにゃくや刺身こんにゃくなど、パッケージの外側から触れるものであれば適度に弾力のあるものを選ぶと良いでしょう。

水に浸かっている玉こんにゃくやしらたきなどは触ってもわかりづらいので、製造年月日をチェックして新しいものを選ぶようにします。

また、妙にパッケージに対してこんにゃくが小さい場合は離水してしまっている可能性があるので避けるようにしてくださいね。

こんにゃくの上手な保存方法

糸こんにゃく
スーパーなどで売られているこんにゃくは密封されているので、基本的に長期保存が可能です。

しかし、密閉されていないものやパッケージを開けてしまった場合は日持ちがぐんと短くなってしまうので注意しましょう。

ここでは冷蔵・冷凍でのおいしい保存方法を紹介します!

冷蔵保存する場合

こんにゃくは常温で売られていることもありますが、冷蔵保存が基本です。

現在では、パッケージ技術の向上により滅菌、密封が可能になったため、常温で長期保存できるようになりました。常温の売り場に置かれているのは、これら加工を行なっているためです。

しかし、そのような徹底したパッケージを行っていない商品もあるため、基本的にこんにゃくは冷蔵保存と覚えておきましょう。

・開封前の状態で保存
開封前のこんにゃくは、そのまま冷蔵庫に入れておくだけで大丈夫です。

ただし、冷蔵庫の冷気吹き出し口近くに置くと、凍ってしまうことがあるので注意してください。

保存期間

未開封のこんにゃくの保存期間は、商品にもよりますが製造日から約30〜90日です。未開封で冷蔵保存する場合は、パッケージに記載されている賞味期限を参考にしてください。

・開封後の状態で保存
パッケージの中に入っている液体はただの水ではなく、こんにゃくの保存液です。

この液体はこんにゃくを固める水酸化カルシウムと同じアルカリ性の液体です。多くの細菌は強いアルカリ性の中では生きることができないため、こんにゃくは長く保存ができます。

そのため、開封後もこんにゃくを保存する場合はこの液体を捨てずに取っておきましょう。タッパーなどに保存液を入れ、完全にこんにゃくが浸かるようにします。

もし保存液を捨ててしまった場合は、短期間であれば水でも代用可能です。ただし、水の場合は雑菌が繁殖しやすいので1〜2日おきに水を取り替えましょう。

保存期間

開封後のこんにゃくの保存期間は、2〜3日程度です。少し長めに保存したい場合は、常備菜として濃いめの味付けで調理してから保存すると日持ちします。いずれにしても早めの消費を心がけましょう。

冷凍保存する場合

冷蔵庫のドアを開けている
こんにゃくは水分がたくさん含まれているので、一度解凍すると水分が流れ出てスポンジ状になってしまします。

こうなってしまうと、もう元のプルプルとしたこんにゃくには戻りませんが、あえてスポンジのような食感を活かしてお肉の代用として活躍します。

スポンジ状の冷凍こんにゃくは調味料やスープをぐんぐん吸ってくれます。唐揚げや濃い味のスープなど、どちらかというとこんにゃくに染みこんだ味と食感を楽しむ料理に向いています。

・手順

こんにゃくを冷凍保存する際は、あらかじめ使いたい大きさにちぎっておきます。包丁で切ることもできますが、手でちぎることで断面が大きくなり、味が染みやすくなります。

余分な水分が抜けやすくなるように塩を軽くふりかけて揉みます。しばらく揉んだら、たっぷりのお湯で2〜3分茹でましょう。茹でることで、アクや臭みが抜けておいしく食べられます。

茹でたらザルに上げ、水を切ってジッパー付きの保存袋に入れて冷凍します。水気は解凍するときに抜けるので、あらかじめ拭き取る必要はありません。

保存期間

冷凍保存したこんにゃくの保存期間は1ヶ月程度です。長期保存ができますが、劣化や冷蔵庫の匂いが移る場合があるので早めに使うようにしましょう。

こんにゃくの上手な解凍方法

刺身こんにゃく
冷蔵庫で自然解凍するか、水につけて解凍します。常温での自然解凍は細菌が繁殖する恐れがあるので避けましょう。

解凍後のこんにゃくは軽く水で洗い、ギュッと手で絞ります。すると余分な水分が抜けるので、料理に使っても水っぽくなりません。

煮物やスープなど、もともと水分の多い料理に使うときは凍ったままでも構いません。その場合は、こんにゃくから出る水分で味が薄くなってしまうことがあるので、都度味付けを調整してくださいね。

傷んだこんにゃくはどうなる?

先程説明したように、パッケージを開けてしまったり保存液から出してしまうと傷みやすくなってしまいます。

こんにゃくは傷むと表面がぬめっとしたり、弾力が消えてドロドロとしてきます。このような場合や異臭がする場合はこんにゃくが腐敗しているので、食べないようにしましょう。

容器で保存したときに水や保存液に妙な膜があるような場合も、細菌やカビの可能性が高いので要注意です。

また、パッケージを開けていない場合でも保存状態が悪いと傷むことがあります。袋が膨張していたり、袋の中の保存液が濁っている場合はこんにゃくが傷んでいる場合があるので食べずに処分しましょう。

冷凍こんにゃくはお肉の代用に!

今回は、意外と知らないこんにゃくの豆知識と上手な保存方法について紹介しました。

こんにゃくを使い切れないときは、保存液は捨てずに取っておいてくださいね。また、冷凍こんにゃくは食感が面白く、ひとつのこんにゃくでも2種類の食感が楽しめます。

低カロリーで罪悪感なく食べられるこんにゃくは健康やダイエットの味方です。ぜひ、色々な食べ方を試してみてくださいね!