3.水を加える

ざるに盛った白米
お米を研ぎ終わったら、お米を炊飯器のお釜に移して分量の水を加えます。使用する水は、研ぐときと同様にミネラルウォーターや浄水器の水など、きれいな水を使用してください。水の分量は、お釜の目盛線を参考に入れましょう。

もし、目盛線がない場合やお米を重さではかった場合は、乾燥した状態のお米の重量に対して1.5倍量の水が必要になります。

例えば、お米2合(300g)を炊く場合には、水450gが必要となります。ただし、ここで注意すべきことは、お米を研ぐ過程ですでに水分が吸収されているということです。

研ぎ終えたお米2合に水450gを加えてしまうと、水分が多くなりすぎてしまいます。そのため、研いだあとのお米と水を合わせて、合計で750g(300g+450g)となるように水分量を調節してください。

4.浸漬

お米を水に浸けて吸水させることを「浸漬(しんせき)」といいます。お米に分量の水を加えたら、すぐに炊飯を開始せずに、しっかりと浸漬の時間を設けましょう。

浸漬時間の目安は、夏場は最低30分、冬場は最低1時間を目安にしてください。長時間おけばおくほどいいというわけではありませんが、時間に余裕があれば2時間ほど浸漬しておくと安心です。

すぐに炊かないときは?

お米を炊飯器にセットし終わっても、すぐに炊かないときもありますよね。前日の夜のうちにセットしておく方も多いかと思います。

しかし、可能であればお米を炊飯器にセットしたまま長時間放置するのは避けたほうが無難です。長時間お米を見ずに浸けたままにすることによって、お米に含まれるでんぷんや旨味成分が水に溶けだしてしまいます。また衛生面からみても、常温に長時間おいておくのは望ましくありません。

5.炊けた後は

美味しそうな卵かけご飯
お米の浸漬が終わって炊飯器での加熱がスタートしたら、あとは炊きあがるのを待つだけです。ごはんが炊きあがったら、なるべく早めにごはん全体をほぐしましょう。炊きあがった直後にほぐすことで、ごはん全体の水分量が均一になるほか、余分な水分が飛んでごはん一粒一粒の弾力としゃっきりとした食感が増します。

ごはんをほぐすときには、まずはしゃもじで十字に切り込みをいれ、ひとかたまりずつ上下を返すようにほぐしましょう。このとき、ごはんの粒を潰さないように、しゃもじを切るようにさっくりと動かすことがポイントです。

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炊いたご飯はどれくらい保温保存できる

ほとんどの炊飯器には、炊きあがったごはんを温かい状態に保っておくための保温機能がついています。しかし、長時間に渡ってごはんを保温しておくことはおすすめできません。

なぜなら、ごはんを長時間保温しておくことでお米の水分が飛び、ごはんが乾燥して固くなってしまうためです。さらに、高温状態が続くことでごはんの風味も飛んでしまいます。

ごはんを保温しておくのは長くても2~3時間程度にとどめ、食べ切れない分はなるべく早めに炊飯器から取り出して冷凍保存しておくことがおすすめです。

毎日のごはんをおいしく仕上げましょう!

お米の基本的な研ぎ方と、工程ごとのコツやポイントをご紹介しました。お米は日本人の主食で、ほとんどの方が毎日口にするものだと思います。

毎日食べるものだからこそ、少しでもおいしくいただきたいものです。お米の基本の研ぎ方を覚えると、同じお米でもいつもよりおいしいごはんに仕上げることができます。ぜひ今回ご紹介した方法を実践して、おいしいごはんを召し上がってくださいね!

上手なご飯の炊き方も覚えよう!

お米の上手な保存方法は?