冷凍保存は使いやすい形にしてから


さらに長く保存したい時は、冷凍保存がおすすめです。スライスやすりおろし、みじん切りの状態で冷凍しておけば、使いたいときにさっと使えてとても便利。また、使いかけのにんにくを保存したいときにもおすすめです。どちらの場合も、いったん解凍して再冷凍すると風味や食感が悪くなってしまうので、使う分だけ解凍するようにしましょう!

すりおろしやみじん切りにんにくは、冷凍保存ができるジッパー付きの袋に入れた後に薄い板状に広げて冷凍します。このとき、金属製のトレーなどの上に乗せると急速冷凍ができて風味が落ちにくくなりますよ。

薄い板にして凍らせることで、使いたい分だけポキポキと折って使えるのでとても便利です。1回分ごとに割り箸などを挟んでスジを付けておくと、より割れやすくなるのでおすすめです!
すりおろしやみじん切りにんにくは約1ヶ月ほど保存できます。

スライスにんにくを冷凍する場合は、薄くスライスしたにんにくをラップで包んだあとに、冷凍保存ができるジッパー付きの袋に入れて保存しましょう。ここでもやはり金属製のトレーなどにのせるのがおすすめです。

冷凍するとき、にんにく同士が重ならないように広げておくのがポイント。広げておくことで凍ってもにんにく同士がくっつかないので、あとで使う分だけ取り出しやすくなります!

カチカチに凍ってしまえばにんにく同士はくっつかないので、小さめの袋やタッパーなどに移しても大丈夫です。スライスしたにんにくは3ヶ月ほど保存できるので、少しずつ使うのにおすすめです。

保存期間

約3ヶ月

作り置き保存でグンと長持ち


さらに、便利ににんにくを保存しておく方法として、オリーブオイルに漬けて保存する方法があります。漬け込んだにんにくが長持ちするだけでなく、オイルにもにんにくのおいしい風味が移って一石二鳥。パスタや炒めもの、サラダなどに大活躍します!

作り方は、皮をきれいに剥いたにんにくを好きなだけ清潔な瓶に入れて、オリーブオイルをにんにくが完全に浸かるように注ぐだけです。にんにくが空気に触れてしまうとそこから傷んでしまうので、オイルはたっぷりと注ぎます。

オイルに香りが移るまでは2〜3日寝かしておけば、おいしいガーリックオイルが完成します。お好みで鷹の爪やローズマリーなどのハーブを一緒に入れておけば、さらに風味豊かなガーリックオイルになりますよ!

漬けているにんにくもオイルの旨味がしっかり染み込んでいて、そのままお酒のおつまみやごはんのおともにぴったり。もちろん、料理に加えてもおいしく食べられます。

にんにくのオリーブオイル漬けは、中のにんにくもオイルも1ヶ月を目安に使い切るようにします。使うたびに空気に触れて酸化が進んでしまうので、小さめで細めの瓶で作るのがおすすめです。

乾燥にんにくスライスにすればサラダにも!

天気がいい日が続くなら、にんにくのスライスを天日干しにしてドライにんにくチップスにするのもおすすめです。にんにくスライスを乾燥させることで栄養も旨味もぎゅぎゅっと濃縮されるうえに、すぐに使えてとても便利。さらに、生の状態よりもにおいが抑えられるので、にんにくのにおいが苦手という人にもおすすめです。

作り方は、まずにんにくを輪切りか縦半分に切り芯を取ります。薄くスライスしてザルに並べ、途中上下返して2日間ほど干せば乾燥スライスにんにくの完成です。

完成したドライにんにくチップスは、オーブントースターの予熱で軽く焼けばローストガーリックに、油で揚げればフライドガーリックになります!どちらも砕いてサラダやパスタ、カレーのトッピングにすれば、ポリポリとした食感と香ばしい風味がおいしいアクセントになりますよ!

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まるごとにんにくを上手に保存しておいしく食べよう

様々な料理にアクセントを与えてくれるにんにくの選び方と、おいしい保存方法を紹介しました。にんにくは湿気を嫌うので、濡れないように気をつけるだけでもとっても長持ちします。

まるごとにんにくを買ってきても使い切れずダメにしてしまっていたという人も、ぜひ今回紹介した保存方法から自分に合うものを試してみてくださいね!

にんにくを食べた後は…