中華料理のなかでも北京ダックは、レストランに行かないと食べられない料理のイメージが強いのではないでしょうか。今回は、そんな北京ダックが簡単に再現できる「簡単北京ダック風」のレシピを紹介します!“風”の通り、お肉はアヒルではなく鶏肉を使い、「烤鴨餅(カオヤーピン)」は餃子の皮で代用します。甜麺醤を使った本格中華の味と豪華な見た目はパーティにもおすすめですよ!
人気中華メニュー北京ダックを鶏もも肉と餃子の皮で再現!
北京ダックといえば、丸ごとローストしたアヒルのお肉を甘辛いタレでいただく中華の代表的な料理です。皮がパリパリになるまでじっくり焼いたお肉は香ばしく、豪快で華やかな見た目は人が集まるディナーやパーティにもぴったりです。
しかし、材料の調達も調理も大変。ましてや家で作るには敷居が高いですよね…。
今回は、そんな北京ダックを鶏もも肉と餃子の皮で手軽に再現。北京ダック“風”ですが、甜麺醤を使ったタレで十分北京ダックを食べている気分を味わえます。
鶏もも肉は醤油とはちみつで簡単味付け
下味に使う調味料は、醤油とはちみつだけ。はちみつに漬け込むことで、水分が肉の中に閉じ込められ、ふっくらジューシーに仕上がります。
鶏もも肉は切れ目を入れて調味料と一緒に袋の中で揉み込みます。切れ目を入れることで、味がすばやく肉の中に染み込み、漬ける時間を短縮できます。漬け時間は約10分。漬けているあいだに、きゅうりと白髪ネギを細切りにしておきましょう!
漬けた鶏もも肉は、サラダ油をひいたフライパンで皮目から焼いていきます。皮目からしっかり焼くことで、北京ダックの皮のパリパリ感が再現できます。
甜麺醤が本格中華味の決め手!餃子の皮はさっと焼くのがコツ
北京ダックの食べ方は色々なスタイルがありますが、今回は北京スタイルのクレープのような小麦粉の皮「烤鴨餅(カオヤーピン)」に巻くスタイルでいただきましょう。といっても、カオヤーピンを作るのは大変なので、餃子の皮で代用します。
餃子の皮をフライパンの強火でさっと焼くことで、パリッとしたカオヤーピンが再現できますよ!もちもちした食感がお好みなら、電子レンジの使用がおすすめです。
餃子の皮に軽く霧吹きをかけ、ふんわりラップをかけて電子レンジで20秒ほど加熱すると、もちもちしたカオヤーピンが再現できます!
チキン自体に味はついていますが、辛いものが好きなら、巻くときに甜麺醤を一緒に巻くのがおすすめです。甜麺醤を使うことで、本格中華風のピリ辛風味が楽しめます。
材料(1人分)
鶏モモ肉 300g
餃子の皮 6枚
きゅうり 1本
白ねぎ 1/2本
甜麵醬 適量
サラダ油 大さじ1
(A)
醤油 大さじ2
はちみつ 大さじ1
手順
1. 鶏モモ肉に包丁で切れ目を入れ、袋に鶏肉と(A)を入れて揉み込み、10分ほど置く。きゅうりと白ねぎは5cm幅に切り、細切りにする。
2. フライパンにサラダ油を引き、鶏モモ肉を皮目から焼く。
3. 焼き色がついてきたらひっくり返し、1の残ったタレを加え、フタをして弱火で5分ほど蒸し焼きにする。
4. フライパンを油を引かずに軽く熱し、餃子の皮を強火で両面10秒ずつ焼く。
5. 全てを皿に盛り付け、餃子の皮に鶏肉ときゅうりと白ねぎを挟み、甜麵醬をつけて完成!
お手軽北京ダック風でパーティの主役にも
甘辛い鶏肉を好きなトッピングで巻いて食べるのが楽しい北京ダック風は、パーティの主役にもぴったりです。
豪華な見た目とは裏腹に、鶏肉さえ焼いてしまえば、あとは餃子の皮を使って簡単に作れてしまいます。仲間や家族と気軽にわいわい楽しむ食卓におすすめの一品ですよ!