④ヤンニョムに漬ける
1.白菜にヤンニョムを塗り込む。
丁寧に葉のあいだ1枚1枚に塗り込みます。ヤンニョムの具材は白菜の根元の方に入れておきましょう。
2.白菜とヤンニョムを詰める。
隙間に余ったヤンニョムを詰めてください。
3.空気を抜きながらラップをして密閉する。
空気はしっかり抜くこと
空気が入っていると乳酸発酵が進み、酸っぱくなってしまいます。できる限り空気を抜くようにしましょう。
冷蔵庫がキムチ臭で満たされるので、最後にビニール袋などで包むことをおすすめします!
4.常温で1晩〜1日寝かす。
常温で管理することで乳酸発酵を促します。夏場はなるべく涼しい場所で管理してください。
5.冷蔵庫で3〜7日漬ける。
浅漬けを味わいたい方は3日後から、しっかりとした味を楽しみたい方は1週間ほど漬けるといいでしょう。1日ごとに味の変化を楽しむのもいいかもしれませんね。冷蔵庫で管理して、2〜3週間後には食べきるようにしてください!
キムチの豆知識
キムチはなぜ酸っぱくなるの?
乳酸菌による発酵がピークを迎えると、酢酸菌(さくさんきん)と呼ばれる菌が増え始めます。この酢酸菌が増えることにより酸味が増し、酸っぱくなってしまうのです。
また、乳酸発酵がピークになるころがキムチは一番おいしいとされています。風味や酸味のバランスが取れ、ビタミンが最も多い時期となっています。
キムチは体にいいの?
日本の漬物とキムチ1gに含まれる乳酸菌を調査した結果、たくあんは30万、白菜の浅漬けは380万に対しキムチは6億近くとズバ抜けて乳酸菌の数が多かったのだそう。
キムチには「ラクトバチルス」と呼ばれる植物性の乳酸菌が含まれています。ヨーグルトなどに含まれる動物性の乳酸菌より胃酸に強く、生きたまま腸に届きやすいとされています。
唐辛子はブレンドしたほうが深みが出る
今回ご紹介した作り方は、韓国産唐辛子(中挽き)のみですが、本来は粗挽きや粉末タイプなど、複数の唐辛子をブレンドして使います。
また、韓国産の唐辛子はキムチ特有の香りや深み、辛さを出すのに欠かせません。日本産の唐辛子でも作れなくはないですが、できれば韓国産の唐辛子を使われることをおすすめします。
キムチは作る人によって味が変わる!
本場韓国では、同じ材料で作っても作る人によって味が異なるのだとか。気候や水質など環境によって変わるとても繊細な食材です。いろいろとアレンジして自分好みのキムチを作ってみてはいかがでしょうか。