ぶどう
夏から秋にかけて美味しい果物と言えばやはり「ぶどう」ではないでしょうか。高級な果物として贈答品にもよく使われますよね。今では皮ごと食べられたり、種がない品種など食べやすいぶどうも多くなりました。

しかし、意外と美味しいぶどうの選び方って知らない人も多いんです。そこで今回は、美味しいぶどうの選び方や食べ方を紹介します。

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ぶどうは世界に1万種以上ある!?

ぶどうは世界各地で自生しており、古くは古代エジプトの時代からぶどうを栽培して、ワインを作っていたと言われています。

日本には中国から伝わったと言われており、栽培を始めた最初のぶどうは山梨で自生していた山ぶどうです。現在、甲州ぶどうと言われているものがそれにあたります。

品種はとても多く世界では1万種類以上、日本でも100種類ほどあり、約50~60種類がメインで栽培されています。数ある品種のなかでも特に人気なのは皮を取る必要がなく種もない「シャインマスカット」です。

実り始めのぶどうはどれも緑色

ぶどうの色は緑色、赤色、黒系の色(ピオーネなど)と大きく3種類に分けられますが、実はどれも育ち始めはどれも緑色をしているのをご存知でしょうか。

実が大きく育つにつれて色素が作られていき、黒っぽくなったり、赤くなったりするのです。赤のぶどうは、実を均一に赤色にするのが難しいと言われているんですよ。ちなみに、緑色の場合は色素が作られません。

日本では山梨県で最も多くのぶどうが生産され、長野県、山形県、岡山県と続きます。品種によって多少のずれはあるものの、8月上旬から10月くらいまでが旬になります。

美味しいぶどう選び方

ぶどう

ぶどう狩りでの選び方

秋の行楽シーズンになると楽しいのがぶどう狩りです。せっかくみずみずしいぶどうを食べられる機会なので、その中でも選りすぐりの美味しいぶどうを食べたいですよね。

そこで、まずぶどう狩りにおける美味しいぶどうの選び方をご紹介していきます。

実の数

実の数が少なくそれぞれの実の間に隙間のあるぶどうを選びましょう。実がぎっしりと詰まっている方が美味しいのでは?と思いがちですが実はそうではありません。

隙間があるぶどうは太陽の光が均一に当たっているため、甘くて美味しいんです。まずは実の数に注目して選んでみましょう。

ぶどうは色によって少し選び方が異なります。黒系のぶどうは色ができるだけ濃いものを選びましょう。

ひとつ注意してほしいのが緑系のぶどうです。緑系のぶどうは逆に色が薄くて黄色っぽいものが美味しいとされています。黒系は濃いもの、緑系は薄いものと覚えておきましょう。

美味しいぶどうを選ぶためには茎の部分にも注目してみてくださいね。ぶどうの茎の部分(軸)が太いのは栄養が行き届いている証拠です。いくつか見比べてみるといいでしょう。

スーパで販売されているぶどうの選び方

白い粉

「果粉」や「ブルーム」と呼ばれる白い粉がぶどうにはついています。勘違いされることもあるようですが、これはぶどうそのものから出る物質であり、農薬ではありません。ぶどうの実を虫から守ったり、水分が蒸発するのを防ぐ役目を持っているんです。

これがついているぶどうは新鮮で美味しいと言われています。黒系のぶどうは特に見分けやすいので注目してみてください。

枝・切り口

前述のとおり、スーパーで売っているぶどうも軸は太いものを選びましょう。加えて、枝の切り口が瑞々しく、褐色に変色していないものを選ぶと新鮮で美味しいですよ。

実がぽろぽろと落ちているぶどうは収穫してから時間が経っていることが予想されます。できるだけ実がしっかりついたぶどうを選ぶと新鮮で美味しいでしょう。

ぶどうの美味しい食べ方

ぶどう
ぶどうはひとつの房の中でもついている位置によって甘さが違います。上に行けば行くほど甘いんです。そのため、房をまるごと食べる場合には下の方から食べていくと飽きずに美味しく食べることができます。

ぶどうは皮のまま食べたほうがいい?

赤系や黒系のぶどうの皮には、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールがたっぷり含まれています。

ポリフェノールはガンや動脈硬化の予防に効果があるとされています。赤ワインを作る際には皮ごとつぶして作ります。赤ワインにポリフェノールが豊富と言われるのはこのためです。

もし、皮についている農薬が心配という場合は、重曹を水に溶かして、ぶどうを洗うといいですよ。

様々なぶどうの種類を味わってみよう

ぶどう
店頭でよく見かける品種からちょっとレアな品種まで、ぶどうには色も形もさまざまな種類があります。

今回ご紹介した美味しいぶどうの選び方を参考に、ぜひ色々なぶどうを味わってみてください!