みなさん、たらこや明太子は好きですか?
和食、洋食とどんな料理にも使いやすいたらこ。朝食のおかずやおにぎりの具としても定番ですが、使い切れなくてつい冷蔵庫の中で腐らせてしまった…なんて経験をお持ちの方もたくさんいるのではないでしょうか。
スーパーなどでたらこを買うと、パックに入っている量が多すぎて使い切れず、途方に暮れてしまうのはよくある話。冷凍保存すると、食感や風味が損なわれたり冷凍焼けしてしまったりしてしまうこともありますよね。そんな時はチャーハンの具材にしてしまいましょう!
実は、たらこや明太子はチャーハンとの相性も抜群!本格中華風チャーハンにも洋風チャーハンにも合わせやすい万能食材です。今回はそんな「たらこチャーハン」の美味しい作り方をご紹介します!
たらこチャーハン
材料
・ご飯:1人分
・卵:1個
・たらこ(明太子):10g程度(お好みで)
・玉ねぎ:1/2個
・にんじん:5g
・塩:1つまみ
・バター:大さじ1
・サラダ油:大さじ1
・しょうゆ:小さじ1/2
※具材の量はお好みで適宜調整してください。
※チャーシューなど肉系の具材を多く入れ過ぎると、くどい仕上がりになってしまいます。ご飯の1/3以下の量がオススメです。
準備
卵はあらかじめ溶いておき、にんじんと玉ねぎはみじん切りにしておきます。パンチの効いた味がお好みの場合は、にんにく1/2をみじん切りにしたものを加えるとGood。
また、たらこも薄皮を取り除いてほぐしておきます。
たらこチャーハンの作り方
1.フライパンをよく熱したら、サラダ油とバターを入れます。すぐに溶き卵を投入し、お玉で混ぜます。
2.卵が半熟のうちにご飯を入れ、お玉の背で叩くようにして全体を混ぜながらご飯をほぐします。油とバターをご飯に絡めるよう、空気を含ませながらフライパンを返して炒めます。
3.にんじん、玉ねぎの順で具材をフライパンに加えて引き続き強火で全体を混ぜながら炒めます。
4.塩を加えて味を調整します。
5.鍋肌にしょうゆを回しかけ、全体をよく混ぜまず。ご飯や具材にしょうゆを直接かけると、べたつきの原因になるので注意!
6.全体をしっかり混ぜたら、たらこ・明太子を加えてザッと混ぜて完成です。
ポイント
たらこ・明太子の風味や色味をしっかり残しておきたい場合は、6の工程でコンロの火を消してからたらこ・明太子を入れてください。たらこや明太子は加熱するとやや風味が落ち、色も変わるためそれらを防止するため火を消してから混ぜます。
たらこや明太子の生臭さが苦手な方は、[6]の工程で火をつけたままたらこ・明太子を加えます。ある程度しっかり火を通すと生臭さが和らぎます。
たらこにはバターとしょうゆの風味が抜群に合う!
たらこはバターとしょうゆの香りがよく合います。濃い味が好きな方は、バターとしょうゆの量を気持ち増やしてみてくださいね。
ただし、たらこや明太子にはあらかじめ塩気が効いていますから、たらこ・明太子を増やす場合は適宜、塩を減らしてください。塩味をうまくコントロールしながら、たらことバター、しょうゆのバランスを上手に保つのがたらこチャーハンを美味しく仕上げる秘訣です!
実はたらこは高タンパクで栄養満点⁉
塩気が効いたたらこはご飯のおかずにぴったりですが、食べ過ぎによる塩分の過剰摂取は気になりますよね。
たらこは、スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもの。塩分濃度はおよそ5%とやや高めなので、塩分が気になる人は氷水などにつけて塩抜きするのがいいでしょう。
たらこには良質なたんぱく質が多く、糖を分解する助けになるビタミンB1や代謝促進・アンチエイジング効果に期待できるビタミンB2、強力な抗酸化作用があるといわれているビタミンEといった栄養素が豊富に含まれています。
そのほか、ミネラルも豊富に含まれており、免疫力アップや疲労回復効果に期待できるとされていますが、コレステロールやプリン体も多く含んでいるため、痛風など持病を持っている人は摂取量に注意してくださいね。
和風アレンジもお手の物!たらこチャーハンの実力
今回はバターを使った洋風な味付けを紹介しましたが、もちろん和風アレンジもできます。
バターをごま油に変え、かつお節を加えるだけでさっぱりとした仕上がりに。たらこが大量に余っているときなどは、メニューにバリエーションをつけて色々な味を楽しみたいですね。
たらこ自体が旨みを持っているので、顆粒出汁や中華風調味料を使わなくても十分美味しくなります。むしろ余計な調味料を加えると味がぼやけたり、たらこの風味が損なわれたりするので、調理の際はたらこの持ち味を十分生かすよう意識してみてくださいね。