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食パンは魚焼きグリルでも焼ける!?

魚焼きグリル
魚を焼く以外に使うことの少ない魚焼きグリルですが、実は食パンを焼くこともできます。

魚焼きグリルで焼くメリットとしては、魚焼きグリルは直火で焼くため、トースターよりも「高温」になり、より「短時間」で焼き上げることができることです。つまり、食パン内部の水分を保ちながら、表面はサクッと焼き上げることができるのです。

それでは、魚焼きグリルで食パンを焼くときのポイントについて、具体的にみていきましょう。

途中で裏返すこと

トースターで焼くときと同様に、食パンを焼く前にあらかじめしっかりと予熱をしておくことと、グリル内に霧吹きで水を吹きかけておくことが大切です。

それに加えて、魚焼きグリルの場合は途中で食パンを裏返すことも必要になってきます。多くの魚焼きグリルは、上部から火を加えて焼き上げる構造になっています。そのため、途中で裏返さなければ、食パンの上面だけ焼け、裏側が焼き上がらないのです。

上下で加熱するタイプの魚焼きグリルであれば裏返す必要はありませんが、そうでない場合には必ず裏返すようにしましょう。

また、トースターと同様に高温になりやすい部分があるので、食パンが一部分だけ焦げてしまうような場合は、食パンの向きを変えて全体の焼き加減が均一になるように調節してみてください。

焼き終えたらすぐに取り出す

続いてのポイントは、焼き終えたら食パンをすぐに取り出すことです。

食パンが焼き上がったあとも魚焼きグリルの中に放置しておくと、食パンからさらに水分が抜けて、もっちりふわふわの食感が損なわれてしまいます。

また、魚焼きグリルの場合には、魚のニオイが食パンに移ってしまう可能性があります。加熱中は食パンから水分が放出されているため、ニオイが食パンに移ることはありません。

しかし、加熱が終わると食パンからの水蒸気の放出が少なくなるため、ニオイが食パン内にはいりこんでしまうのです。これを防ぐために、食パンが焼き上がったらすぐに魚焼きグリルから取り出すようにしましょう。

所要時間

魚焼きグリルで食パンを焼くときの目安としては、
・余熱2分(中火)
・焼き時間2分半(表1分半、裏1分)を参考にしてください。

上記の焼き時間は、上部からのみ加熱できるタイプの魚焼きグリルの場合です。上下から加熱できるタイプの魚焼きグリルの場合は、もう少し短時間でもよいかもしれません。

一度お使いの魚焼きグリルで試して、食パンが好みの焼き加減になるように調節してみてください。

お皿も温めておくとなおよし!

ここまで、食パンを焼くときのポイントについてご紹介してきました。「食パンが上手に焼き上がって完成!」といきたいところですが、実は焼き上がったあとの食パンをのせるお皿によっても、食パンのおいしさが大きく変わってきます。

ポイントは「お皿を温めておくこと」です。焼き上がった食パンは、トースターなどから取り出したあとも少しずつ水分が蒸発しています。

焼き立ての食パンを冷たいお皿にのせると、結露によってお皿に水分が付着します。その水分を食パンが吸収してしまうことで、せっかく焼き上がった食パンのサクッとした食感が失われてしまいます。

そのため、焼き上がった食パンをのせるお皿は温めておくことがポイントとなるのです。

お皿を温めるときには、お湯をかけたり、水を入れたコップとともにレンジで加熱するとよいでしょう。食パンをのせる前に、ふきんやキッチンペーパーなどでお皿の水気をしっかりと拭き取ってくださいね。

麦茶を吹きかけるとおいしくなる!

麦茶が入ったグラス
先ほど、トースターや魚焼きグリル内に霧吹きで水を吹きかけるというコツをご紹介しました。

さらに、麦茶を食パンに吹きかけることでも、おいしく焼き上げることができます。

やり方は、焼く前に食パンの両面に麦茶を吹きかけるだけです。麦茶を吹きかけることで、食パンに水分を補充することができます。

そのため、購入してから少し時間が経ってしまった食パンには特におすすめです。

さらに、麦茶の原料である大麦と食パンの原料である小麦の相性が良いため、焼き上がったときの香りや風味も増し、より一層味わい深くなるといわれています。

食パンに麦茶という意外な組み合わせですが、メディアで紹介されたときにも絶賛の声が上がっています。ぜひ一度、そのおいしさを試してみてはいかがでしょうか?

切れ目を入れるだけでもちふわに!

食パンを焼くときのひと工夫として、「切れ目を入れる」という方法もあります。焼く前の食パンに切れ目を入れるだけで、ホテルの朝食で出てくるような、外はサクッと中はもっちりふんわりな食感に仕上がるというのです。

切れ目を入れるのは、食パンの耳に沿った4辺です。耳を切り落とさないように角を残しながら、耳に沿ってに切れ目をいれます。このとき、なるべく耳に近い部分に包丁をいれ、下まで貫通させることがポイントです。

食パンに切れ目を入れたら、あとは先ほどご紹介した方法で食パンを焼き上げましょう。

切れ目を入れることで食パンに熱が入りやすくなり、普通に焼くときとは違った食感に仕上がります。

どれくらい変わるのか実際にやってみた

食パンの厚さにも注目

食パンをおいしく焼くためには、食パンの厚さにも注目しましょう。食パンは8枚切りのものから、4枚切りのものまで、様々な厚さがあります。厚さが異なることで、同じ焼き時間でも焼き上がった食パンの水分量には大きな差が生じます。

同じ焼き時間で比較すると、8枚切り食パンでは6枚切り食パンの約2倍の水分が蒸発し、4枚切り食パンではむしろ水分量が増加したという実験結果があるそうです。

つまり、食パンの厚みがあるほど水分量をキープしやすく、表面はサクッと、中はふんわりもちもちな食感に仕上げやすいということです。薄切りの食パンを焼く場合には、焼き時間を短くしたほうがよいかもしれませんね。

食パンを焼くときには厚みにも注目してみてくださいね。

いつもの食パンでも、ひと工夫でもっとおいしく!

食パンをよりおいしく焼き上げるための方法とコツについてご紹介しました。

最近では高級食パンが流行っていますが、スーパーなどで購入できるお手頃な食パンであっても、焼くときにひと工夫加えることによって、よりおいしく焼き上げることができます。

どれも簡単に実践できる方法ばかりです。毎日食パンを召し上がる方はもちろん、お米派の方も、ぜひ一度、試してみてくださいね!

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