ニオイを抑える調理方法
出典:ジョイキャリア
次に、調理方法を工夫することによってニオイを抑える方法です。にんにくのニオイを抑える調理方法には、次のようなポイントがあります。
なるべくカットしない
にんにくのニオイのもととなるアリシンは、にんにくをカットすればするほど増えます。そのため、アリシンを生成させないために、なるべくにんにくをカットしない調理方法がおすすめです。
例えば、すりおろすよりも刻む、刻むよりもスライスするといったように、なるべくにんにくの形状を維持するようにしましょう。
にんにくを十分に加熱する
アリシンは、加熱することによって違う成分に変化します。これによってニオイの発生も抑えられるため、にんにくを食べるときには十分に加熱することがおすすめです。
つまり、生のすりおろしにんにくが最もニオイを発生しやすいといえるため、なるべくカットしていないにんにくを十分に加熱することが、ニオイを抑えるポイントとなります。
タンパク質食品と一緒に調理する
先ほども説明したように、アリシンはタンパク質と結合する性質があります。
そのため、調理するときに肉や魚、乳製品といったタンパク質を豊富に含む食品と一緒に調理することで、ニオイを抑える効果が期待できます。にんにくによって肉や魚の臭みを消すこともできますし、風味も増して一石二鳥です。
この他にも、体内からニオイ成分を排出させるために、運動をして汗をかいたり、水分を摂って尿の排出を促すことも効果的です。
ニオイ対策グッズも活用しよう
にんにくのニオイを抑える方法には、にんにくを食べるときの工夫の他にも、食べたあとにできる対策もあります。にんにくを食べるときに対策をしたにも関わらずニオイが気になるときなどには、さらに次のようなニオイ対策グッズを活用するといいですね。
活性炭入りマスクで防臭
出典:Amazon
ニオイを吸着してくれる性質をもつ「活性炭」が配合されたマスクです。ネットショップで一箱数十枚入りで販売されており、マスク1枚あたりのコストパフォーマンスもすぐれています。
ただし、このマスクをしていれば完全にニオイを防ぐことができるとは限らないため、あくまでも補助的に利用するほうがいいでしょう。
マスクの形状や構造、活性炭の配合量などによって値段や機能性も異なるため、ご自分にあった商品を探してみてはいかがでしょうか?
一時的な口臭ケアにブレスケア
出典:Amazon
次のご紹介するのは、「ブレスケア」です。口臭対策といえばこのアイテム、といっても過言ではないかもしれません。
ブレスケアにもさまざまなタイプがあり、口の中で弾けてニオイを抑制するものや、飲み込んでお腹の中からニオイのもとを抑えるタイプなどがあります。
コンビニでも購入できるので、にんにく料理を食べたあとに気軽にできる対策としておすすめです。ただし、こちらも完全にニオイを消すことができるとは限らないため、にんにくを食べる前、あるいは食べるときに食べ合わせなどを工夫した上で、補助的に利用することをおすすめします。
ニオイ予防の対策をにんにく料理を楽しみましょう!
にんにくにはさまざまな栄養が含まれており、健康や疲労回復のためにも積極的に摂りたい食品のひとつです。口臭予防の対策を知っておくことで、にんにくを食べたときにも口臭を最小限に抑えることができます。
とはいえ、食べ過ぎると対策してもニオイを抑えきれなくなってしまう可能性があるため、口臭がすると困るときには、対策をするとともに食べる量を調節しながら、にんにく料理を楽しんでくださいね!