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アスパラガスの保存方法

綺麗に束ねられたアスパラガス
次に、アスパラガスの適切な保存方法についてです。新鮮でおいしいアスパラガスを手に入れたら、その鮮度と栄養をなるべく長く維持させたいものです。日持ちしにくく鮮度が落ちやすいアスパラガスだからこそ、適切な方法で長持ちさせましょう。

冷蔵保存する場合

アスパラガスを冷蔵保存する場合は、次の2つが大きなポイントとなります。

・乾燥から守ること。
・穂先を上にし、立てて保存すること。

アスパラガスは乾燥に弱く、水分が抜けていくことでハリが失われ鮮度が落ちていきます。そのため、冷蔵庫に入れる前にキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋などに入れて軽く口を閉じて保存します。

また、アスパラガスを横に寝かせず、縦にして保存することも重要です。アスパラガスを横に寝かせると、縦に起き上がろうとする力が働き、余分にストレスがかかってしまいます。それにより、アスパラガスに蓄えられている栄養分が消費されたり、鮮度が早く落ちることに繋がります。

アスパラガスの鮮度が落ち始めてハリがなくなってきた場合には、グラスなどに水を1~2cmほどいれ、アスパラガスを挿しておく方法もおすすめです。

ただし、1日以上水に挿しておくと、アスパラガスが成長しようとして細くひょろひょろに伸びてしまう場合があります。アスパラガスを水にさす場合には、数時間で取り出すとよいでしょう。

保存期間

アスパラガスを冷蔵保存する場合の保存期間の目安は、3~5日ほどといわれています。適切な方法で保存することで鮮度や栄養は維持しやすくなりますが、保存期間としてはあまり長くはありません。そのため、アスパラガスが傷む前に早めに食べきることが望ましいでしょう。

冷凍保存する場合

冷蔵保存できる期間があまり長くないアスパラガスですが、実は冷凍保存をすることができます。冷凍保存をする場合には、あらかじめ下処理・下茹でをしておきましょう。

まず、アスパラガスの下処理についてです。
アスパラガスの根本は皮が厚く固くなっているため、2~3センチほど切り落とすか、ピーラーで根本の皮を剥いておきましょう。

その後、調理に使いやすい大きさ・形にカットします。4~5センチ長さで斜めにカットする形だと、さまざまな料理に使いやすくおすすめです。

アスパラガスの下処理が終わったら、下茹でをしていきます。鍋や深めのフライパンにお湯を沸かし、沸騰したらアスパラガスをいれます。ここでは固めに茹でるため、30~40秒で取り出します。

冷凍前の段階でやわらかく加熱しすぎると、解凍して料理に使うときにやわらかくなりすぎてしまいます。アスパラガス独特の触感を残すためにも、冷凍前の下茹ではさっと済ませましょう。

下茹でしたアスパラガスは、水気をしっかりと拭き取ります。粗熱が取れてからジッパー付きの保存袋などに平らにならして入れ、なるべく空気を抜いて口を閉じましょう。あとは、冷凍庫に入れておくだけでOKです。

保存期間

アスパラガスを冷凍保存する場合の保存期間の目安は、1ヶ月ほどになります。冷蔵保存に比べると、かなり長期間に渡って保存しておくことができます。アスパラガスをすぐに食べきれない場合や大量に手に入ったときは、ぜひ冷凍保存をして美味しさを長持ちさせてください。

美味しい解凍方法

ベーコンを巻いたアスパラガス
冷凍保存しておいたアスパラガスは、凍ったまま調理することが可能です。すでにカットしてあり冷凍庫から取り出してそのまま使うことができるため、炒め物やスープ、パスタの具材などにおすすめです。

凍った状態のアスパラガスに薄切り肉を巻いて焼くことで、アスパラの肉巻きつくることもできます。おかずの一品としてはもちろん、おつまみやお弁当のおかずとしても活躍してくれます。

アスパラガスを冷凍保存しておくと、解凍する手間がなくすぐ料理に使えるため、アスパラガスを日々の献立に手軽に取り入れることができますね。

アスパラガスを賢く保存しよう!

軽く炒めて歯ごたえを楽しむもよし、スープに入れて風味を楽しむもよし。多種多様な調理法で魅力を楽しめるアスパラガスは食卓を鮮やかに彩ってくれます。アスパラガスが余ってしまったら、今回ご紹介した保存方法で美味しさを長持ちさせてあげてくださいね!

他の食材も上手に保存しよう!