安いお肉を焼いても固くなっちゃうしな…とお悩みの方に朗報です。固いステーキ肉をA5ランクの柔らかさで味わう方法が見つかりました。
その名も「やわらかビールステーキ」。ビールとステーキ、どうやって料理にするのか疑問を浮かべた方もいらっしゃるでしょう。ステーキを焼く前にビールに漬け込むだけで、柔らかく美味しいステーキが作れてしまうんです。
目次
ステーキ肉をビールに漬けるとどうして柔らかくなるの?
ビールには酵母が含まれていますが、この酵母がお肉のタンパク質を分解し柔らかくする働きがあるのです。同じく炭酸にもお肉を柔らかくする効果があるので、ビールはまさにお肉を柔らかくするのにうってつけなんです。
焼く前にビールに漬けておくことで、タンパク質が分解されてお肉が柔らかくなるんですね。
覚えておくと便利、ステーキの筋切りのコツを伝授!
今回は筋切りをしてからビールに漬けていますが、もしビールが家にない場合は筋切りをするだけでもかなり仕上がりが変わってきます。焼肉などでも焼くとお肉が反り返る瞬間を目にすると思いますが、これはお肉に含まれるタンパク質が収縮することに起因します。
収縮するのは仕方がありませんが、問題は脂身と赤身で収縮率が異なること。これによってお肉が反り返ってしまい、焼きムラができてしまいます。
赤身と脂身をつなぐ筋を予め切っておくことでこうした反り返りを防ぐことができます。また、赤身と脂身のつなぎ目だけではなく全体的に筋切りを施すことで仕上がりが柔らかくなります。包丁の背で全体を叩いているのは全体の筋を切っているんです。
ステーキは下準備と焼き加減が命
ステーキは非常にシンプルな料理です。ソースを作ったり付け合せを作る以外はお肉を焼くだけで完成してしまいます。だからこそ、焼くまでの過程でしっかり下準備をしておくことや、焼いている最中の焼き加減が味を決めます。
面倒臭がらずに下準備をおこなうことで、ひと味もふた味も違うステーキが出来上がりますよ。
「やわらかビールステーキ」の作り方
材料(1人分)
牛ステーキ肉:250g
ビール:100cc
塩:適量
胡椒:適量
バター:1片
大根おろし:適量
ステーキソース(市販):適量
手順
1. 牛ステーキ肉はすじ切りをして包丁の背で叩く。
2. 袋などに肉を入れてビールを加えて浸し、冷蔵庫に30分ほど置く。
3. フライパンにバターを入れて熱し、漬けた肉を入れ、強火で両面を焼く。
4. 皿に盛り付け、大根おろしをのせ、ステーキソースをかけたら完成!
「やわらかビールステーキ」でA5ランク風の柔らかさを味わおう
ビールに漬けることでお肉が柔らかくなることがしっかりと身にしみて分かるレシピでしたね。筋切りや漬け込みといった手順をしっかり行って、美味しくステーキを調理しましょう。