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ちくわぶはどんな料理に使う?

おでんの具材
ちくわぶはそのままでは食感がボソボソしているうえに味がほとんどしないので、単体で食べても美味しくありません。ちくわぶは料理することで美味しさを発揮する食材なんです。

最もスタンダードな食べ方はおでんですが、その他にもすき焼きや味噌鍋、豚汁など味の濃いスープに入れるとそのスープを吸ってもちもちとした食感と味が楽しめます。

練り物と違って味がないので料理の邪魔をせず、韓国風の鍋にトッポギのように使ったり、イタリアンのスープにニョッキの代わりに使うなど、和風以外の料理にもアレンジがしやすくおすすめです。

変わったところでは、白玉の代わりに甘めのシロップで煮たり、お湯でさっと煮てからきなことみつをかけてデザートとして楽しむこともできます。

煮る以外では焼く、揚げるなどの調理ではまた違った食感になるのもちくわぶの面白いところです。

油を少し塗ってオーブントースターなどで焼くと、外側はパリッと中がふんわりとした食感が、天ぷらのように揚げればパイやクロワッサンのように層ができて、サクサクっとした軽い食感が楽しめます。

おでん

ちくわぶの最もスタンダードな食べ方はおでんです。

東京や千葉などの関東の一部では必ず入れるという人が多いほど、「おでんにはちくわぶ」というイメージが強いです。

一方、関東から少し離れると一気に知名度が落ちるのもちくわぶの特徴です。特に西日本ではちくわぶ自体を知らないという人も珍しくないほど、マイナーな位置づけになっています。

ちくわぶをおでんに入れるときは、パックから出して適当な大きさに切ったらそのまま鍋に入れます。パックの臭いが気になるときは、軽く水で洗うかお湯にさっとくぐらせてから入れましょう。

20分ほど煮ればスープの味が染みて美味しく食べられます。あまり長時間煮込みすぎると煮崩れてしまうので、注意してくださいね。

おせち

関東の一部の地域では、お正月のおせちやお雑煮に使うこともあるようです。

おせちのお煮しめにちくわぶを入れれば、甘じょっぱい味を吸ってボリュームアップに役立ちますし、お雑煮に入れればお餅とはまた違った食感で、すいとんのように楽しめます。もちもちしていますがお餅のようには伸びないので、喉につまりにくい点も安心ですね。

ちくわぶは冷凍保存が可能!

冷蔵庫のドアを開けている
色々な料理に使えるちくわぶですが、1パックが意外と大きいので開封後に余ってしまうこともありますよね。

また、なかなかちくわぶが手に入らない地方では多めに買い置きをしておきたいという場合もあるでしょう。

そんなときにおすすめなのが冷凍保存です。ちくわぶは冷凍しても味や食感がほとんど変わらないので、冷凍しておけばいつでも楽しめます。

冷凍の方法は未開封、開封後、調理後で変わってきます。

未開封・開封後

未開封の場合はそのまま冷凍庫に入れましょう。開封してしまった場合はラップでぴっちりと包み、ジッパー付きの保存袋などに入れ空気を抜いてから冷凍庫に入れます。

このとき、ちくわぶをカットしてから冷凍しても構いません。カットした冷凍ちくわぶは解凍をしなくてもそのまま鍋で調理ができるので便利ですよ。

調理後

煮物など調理したちくわぶも冷凍保存できます。他の具材と一緒に冷凍できますが、押さえておきたいポイントが2つあります。

まず料理の汁気が多い場合は、汁気を切った具材だけをジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜いて冷凍をしましょう。このとき具材同士が重ならないように保存をすると、具材同士がくっつかないので使いやすくなります

汁は別に分けて冷凍し、解凍してから一緒に温めるようにします。

ふたつめのポイントは、冷凍に不向きな卵やじゃがいも、こんにゃくなどは取り除いておくことです。これらは冷凍してしまうと食感が変わり、おいしくありません。

ちくわぶを解凍するときは、冷蔵庫で自然解凍がおすすめです。カット済みの場合は、そのまま鍋やフライパンに入れましょう。冷凍してあるぶん、火が通るまで時間がかかるので、加熱時間は長めにしてください。

調理後のちくわぶは、自然解凍をしてから鍋で温めるか、電子レンジなどで温めればおいしく食べられます。

保存期間

ちくわぶは半真空パックで未開封の場合1ヶ月ほど保存できます。

開封後や煮物にした場合でも冷凍保存すれば1ヶ月は保存できます。ちくわぶを買いすぎてしまったり、料理を作りすぎてしまった場合は、冷凍保存をすると無駄なく食べられます。

冷蔵保存する方法

ナイフとフォークを持っている
ちくわぶは未開封でも冷蔵保存が基本です。夏場はもちろん、冬場でも室内は暖かくなるので、冷蔵庫に入れて保存しましょう。

ちくわぶの冷蔵保存方法は、未開封ならそのまま冷蔵保存してください。

開封してしまったちくわぶは非常に傷みやすいので、ぴっちりとラップに包んで空気に触れないようにしてから冷蔵庫に入れるようにします。

また、煮物やおでんなど調理済みのちくわぶも保存できますが、水分や栄養を多く吸ってカビや雑菌が繁殖しやすいので要注意です。冷蔵庫に入れる前に粗熱をしっかりととって、密封できる容器やラップでしっかりと封をしてから保存しましょう。

保存期間

未開封のちくわぶは冷蔵保存で1ヶ月ほど保存が可能ですが、開封してしまった場合は1〜3日程度で使い切りましょう。夏場など、冷蔵庫の温度が上がりやすい季節は特に注意をするようにしてください。

また、調理済みのちくわぶを冷蔵保存した場合はとても傷みやすいので、翌日には食べ切るようにします。食べる前にしっかりと鍋や電子レンジで芯まで温め直すようにしてくださいね。

他の食材との組み合わせで上手にバランスをとろう

今回は、知る人ぞ知るローカルフード、ちくわぶの栄養と美味しい食べ方、そして保存方法を紹介しました。

もちもちとしてどんな味付けにも合うちくわぶは、炭水化物がメインなので肉や魚、野菜と組み合わせると栄養バランスもよくおすすめです。おでんはもちろん、色々なアレンジも試してみてくださいね。