「チャーハン」の定番食材といえば、チャーシュー、卵、にんじん、玉ねぎ、長ねぎ、にんじんなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
シンプルな料理だからこそアレンジも自由自在なチャーハン。実はイカの塩辛との相性もいいことをご存知ですか?
今回ご紹介するのは、塩辛の独特な香りが苦手な人も楽しめるチャーハンレシピです。もちろん塩辛が好きな人には特にオススメですよ。
「イカの塩辛は生臭いような気がしてどうも…」という方も、このレシピ通りに作れば生臭さをまったく感じずに、美味しく召し上がれるはず。塩辛の旨みが凝縮した「イカの塩辛チャーハン」の作り方をご紹介します!
イカの塩辛チャーハン
材料(1人前)
・ご飯:1人分
・卵:1個
・長ねぎ:10g
・にんじん:5g
・イカの塩辛:15g
・チャーシュー:25g
・塩:ひとつまみ
・しょうゆ:小さじ1
・刻み海苔:お好みで
※具材の量はお好みで適宜調整してください。
※チャーシューなど肉系の具材を入れ過ぎると、くどい仕上がりになってしまいます。ご飯の1/3以下の量がオススメです。
即席チャーシューの作り方はこちら!
下準備
塩辛の香りが苦手な人は、あらかじめ塩辛を加熱しておくと匂いが少し和らぎます。アルミホイルをくしゃくしゃにしてから広げたものに、サラダ油(もしくはごま油)を薄くひいてから、魚焼きグリルで5分程度加熱したり、耐熱容器に塩辛を入れてラップをし、電子レンジで20~30秒程度温めたりするのがオススメです。
もちろん、塩辛が好きな方はこうした工程を省き、そのまま使ってもOK。
その他、卵はあらかじめよく溶いておきます。長ネギはシャキッとした歯ごたえを残しつつ香りを出すために斜め切りに。にんじんはみじん切りにしておきます。
イカの塩辛チャーハンの作り方
1.フライパンをよく熱し、大さじ2程度のサラダ油(分量外)をひいてすぐに溶き卵を加えます。
2.溶き卵を入れたらご飯を投入し、卵と油でご飯をコーティングするように全体をよく混ぜながら馴染ませます。
3.強火のままフライパンを大きく振り、全体をほぐすように炒めます。
4.ざっと混ざったらにんじんを入れ、引き続き強火で炒めます。
5.塩辛を加え、軽く炒めます。
6.長ねぎを加えます。長ネギは炒め過ぎると食感と香りが失われるので注意。
7.長ねぎを全体に混ぜるくらい程度にザッと炒めたら、最後にしょうゆを鍋肌に回しかけ、香りづけ程度に混ぜたら完成!お好みで刻み海苔などをトッピングしてください。
イカの塩辛チャーハンはココがいい!
塩辛だけで味を調整すると、旨みがアップ!
イカの塩辛が好きな方は、塩を使わず塩辛の量を増やすのがオススメです。
イカの塩辛はもともと保存を目的に作られた歴史があります。最近は減塩されているものも多く、市販されているイカの塩辛の塩分濃度は“塩辛”に含まれる塩分によりまちまちですが、塩辛100gあたりに含まれる塩分は約7gほど。塩辛14g程度でレシピ分量の塩1つまみ(1g程度とする)分に相当することになります。塩を使わず塩辛で味を調整すると、旨みも増していいですね。
※イカの塩辛に含まれる塩分は、商品によって異なりますので、それぞれの商品パッケージをご確認ください。
十分な具材がなくても、おいしく手早く作ることができる
具材のアレンジは自由自在。今回は自家製チャーシューを使いましたが、チャーシューを使わずにおいしく仕上げられるのも、イカの塩辛チャーハンの魅力です。
冷蔵庫に十分な具材がない場合は、塩辛と卵だけを使ってチャーハンを作っても意外と美味しくできてしまうので、困ったときのお助けレシピとしても活躍しますよ。また、手間のかかる下準備もなくザッと作ることができるのも魅力ですね。
イカの塩辛チャーハンはおつまみにもGood
イカの塩辛チャーハンは、主食としてだけでなくお酒のおつまみとしても抜群。おおぶりな塩辛をそのまま入れたり、細かく刻んで入れたりするだけでも印象がずいぶんと違うので、塩辛だけで何度もチャーハンを楽しめます。
イカの塩辛が好きな人も苦手な人も、ぜひ一度お試しください!