3.お肉を焼くときは皮から

フライパンで2枚の鶏肉をやいている

おいしい照り焼きチキンを作るもう一つのポイントは「皮の脂をしっかり抜くこと」です。

というのも、焼いているうちに鶏の脂がフライパンに溜まり、皮の脂がしっかりと抜けきらずべちゃべちゃした仕上がりになってしまうからです。ですから、お肉を焼く際はまず「皮を下にして焼く」ことを覚えておいてくださいね。
鶏肉から出た脂

樹脂コーティングしてあるフライパンであれば、油をひく必要はありません。鉄製やアルミ製のフライパンを使う場合、キッチンペーパーに含ませたサラダ油でフライパン全体を軽く拭く程度で大丈夫。

鶏肉からたっぷりの脂が出ますから、「お肉がフライパンにくっつかない程度」の油で十分です。

お肉を焼いていると、フライパンに脂が溜まってくるのがわかるはず。かなりの量の脂が出てきます。

キッチンペーパーなどで拭き取ってもいいですが、せっかくならこの脂も有効活用したいですよね。保存瓶などに脂を移して冷蔵保存しておけば、調味脂として中華料理に活躍しますよ。
鶏肉から出た脂(鶏油)

4.皮がパリッとしたら、反対側も焼く

こんがりと焼けた鶏肉

皮の余分な脂が抜けていい焼き色がついたら、お肉をひっくり返します。表面がきれいなきつね色になるくらい焼けば十分ですよ。あまり焼き過ぎると水分が抜け過ぎてパサっとした仕上がりになってしまうので気をつけましょう。

5.調味液を加える

2枚のおいしそうな照り焼きチキン

お肉に火が通ったら、フライパンに調味液を加えて煮詰めます。液にとろみがついてきたら焦げやすくなるので、弱火に落としてじっくり煮詰めてくださいね。

また、スプーンなどを使って液をお肉にかけるのもお忘れなく!丁寧に調理すれば、それだけ仕上がりもよくなりますよ。

6.煮詰めて完成

おいしそうな照り焼きチキン

ソースがトロッとしてお肉によく絡めば完成です。そのままキャベツなど野菜を添えてお皿に盛り付けましょう。マヨネーズと刻み海苔で丼にするのもいいですね。

照り焼きチキンは最終的にソースを煮詰めて完成させますから、最初よりもソースの味が濃くなります。ですから味付けのポイントは「薄いくらいでちょうどいい」を心得ておくこと。ここさえしっかり調整できれば、味つけの成功確率は飛躍的に高まりますよ!