とろーりとコクのあるソースが麺に絡んだ「カルボナーラ」。パスタ好きなら誰もがあこがれる料理の一つですよね。あのおいしさを自宅で再現しようと挑戦したものの、卵がボソボソになってしまったり味がぼやけてしまったりで、失敗してしまったという方も多いのではないでしょうか。
今回は、自宅でカンタンにできるカルボナーラの作り方をご紹介します! 生クリームの代わりに牛乳を使って作れば食材費も安くなりますよ。
目次
材料(1人前)
・パスタ麺×80~100g
・ベーコン×20g
・とろけるチーズ×1~2枚
・玉ねぎ×1/4個
・卵黄×1~2個
・塩×1g
・黒コショウ×1g
・水×500ml
・牛乳×100ml
・オリーブオイル×適宜
今回、麺はソースとよく絡む平麺(フェットチーネ)を用意しましたが、一般的な細麺のパスタでも構いません。お好みで麺を選んでくださいね。
作り方
STEP1
まずはベーコンと玉ねぎと黒コショウをフライパンに入れます。それぞれの切り方はお好みで構いません。今回ベーコンは5mm幅にカットし、玉ねぎはくし切りにしました。また、ニンニクが好きな方はここでニンニクを入れてもOK。ここにオリーブオイルをたっぷり5周ほどかけ回してから火にかけます。
ポイント1:ベーコンの香りをオリーブオイルへ移そう
フライパンが温まるまでは強火で構いませんが、オイルがシューッと音をたててきたら弱火でじっくりベーコンの脂と香りをオイルに移しましょう。
STEP2
ベーコンの香りがオイルに移るまでに少し時間がかかるので、その間にチーズをちぎっておきましょう。ちぎることでチーズが溶けやすくなります。最終的には水と一緒にフライパンへ入れるので、ちぎったチーズをそのまま水の中に入れてしまっても問題ナシ!
STEP3
そうこうしているうちに、ベーコンがおいしそうに色づいてきます。焦がしてしまうとせっかくの風味が台無しになってしまうので、くれぐれも焦がさないように!
ポイント2:水を入れるタイミングは玉ねぎで見極める
玉ねぎも透明になりしっとりしてきたなら、ここでフライパンへと一気に水とチーズ、塩を投入して火力を最大に。一気に沸騰させます。
STEP4
水が沸騰したら、麺を投入します。このとき、フライパンからはみだした麺がコンロの火によって焦げ付くのを防ぐために、火力を少し落としてください。麺がしなやかになってきたら再び火力を最大にしましょう。ここから一気に煮詰めていきます。
5.水が減ってくるにつれてとろみがついてきます。煮詰まってきたら牛乳を入れ、火を強火から中火に落とします。ここからさらに煮詰めていきます。
ポイント3:牛乳の分離に気をつけて
牛乳を強火で沸騰させ続けるとタンパク質が固まってしまい、成分が分離しボソボソの食感になってしまいます。火加減の目安は、フライパンの中の牛乳の周りがふつふつと泡立つくらい。グツグツとたくさんの泡を吹くような状態だと分離してしまうので気をつけてください!
STEP6
7分くらい経つころには、水気はほとんどなくなってソースがドロッとしているはずです。そうしたら麺を器に盛りつけて、卵黄を上からかけて完成です!
フェットチーネは指定の茹で時間よりちょっと早めに上げること
麺の湯で時間は9分指定ですが、それよりも1分から1分半早くあげるようにしましょう。麺は、フライパンからあげたあとも予熱で徐々に調理されています。盛りつけにこだわりたいのならなおさら、早めにフライパンからあげてゆっくり盛りつければ、お皿がテーブルに運ばれるころにはちょうどいい仕上がりになっているはずですよ。
今回は仕上げにパルメザンチーズと黒コショウを振りかけ、イタリアンパセリをあしらってみました。がっつりしたカルボナーラが楽しみたければフライドガーリックを乗せたり、トリュフオイルを一回しふりかけてみたりするとパンチの効いたアレンジになります。お好みに合わせていろいろなアレンジを試してみてください!
カルボナーラを失敗しない、一番の注意ポイント
カルボナーラの一番のポイントは、卵の仕上げです。プロの料理人はフライパンの中で上手に卵を仕上げますが、料理に不慣れな人が挑戦すると卵が固まってしまい、ボソボソとしてとてもじゃないけど食べられない仕上がりになってしまいますよね。
でも「卵をフライパンの中で混ぜなければならない」というルールはありません。熱によって卵が固まってしまうのを防ぐなら、最後の仕上げとして上からかけてあげればいいだけ。また、ボウルなどに麺と卵黄をあけてトングなどでよくかき混ぜてから盛りつけるという方法もあります。いずれも“卵の失敗”を防ぐための知恵ですので、ぜひ試してみてください。
カルボナーラをおいしく仕上げるもう一つのコツ
カルボナーラをおいしく食べるために大切なのが、実はベーコン。ベーコンの味によって料理の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。ですから、スーパーなどでベーコンを選ぶ際は、できるだけ余計な添加物の入っていない自然なものを。味にこだわった仕上がりにしたいのなら、専門店などでベーコンを買ったり、自分でベーコンをつくったりするのもいいですね。
本番イタリアでは、カルボナーラをつくる際にはベーコンではなくグアンチャーレという豚のホホ肉の塩漬けが使われます。チーズもパルミジャーノやペコリーノなど本格的なものにこだわると、同じつくり方でも料理の仕上がりがワンランクもツーランクも上がりますよ。カルボナーラ好きな方はぜひお試しあれ!
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