卵をさっとかき混ぜてほかほかのご飯といただく「卵かけご飯」や、健康にいいとされる納豆を日頃からよく食べる方は多いだろう。料理スキルもいらず、手間なく食べられることから筆者もよく食べている。

しかし、せっかく食べるのであればよりおいしくいただきたいもの。そんな悩みをジャストミートに解決してくれる画期的な商品を見つけたので、ご紹介したいと思う。

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最上級の旨さが実現!?究極のTKG・NTO


こちらは『タカラトミーアーツ』より発売されている「究極のNTO(希望小売価格:税抜き 2,800円)」「究極のTKG(希望小売価格:税抜き 3,500円)」だ。

本気で“究極”を追求した影響だろうか、商品のパッケージからは開発者の本気を感じる…。究極を追い求めすぎて、あまり“おもちゃ感”はない。

一体どんな商品なのか、ざっくりだがご紹介しよう!

究極のNTO


「何倍でも食べたい!究極の納豆をご賞味あれ!!」と力強いメッセージが印象的だ。

右上のいいね!にも注目してほしい。何気に515件ものいいね!を獲得している。フェイスブックでもなかなかの反応を得ているようだ。

その下には「美食家 魯仙人の愛した究極の納豆を再現!!」とある。

「北大路 魯山人(ろさんじん)」とは画家や陶芸家、料理家や美食家など、様々な顔を持つ日本が誇る芸術家の一人。

「納豆は不精をせず、手間を惜しまず、極力ねりかえして食べるべきもの」と納豆の真髄を語っている人でもある。納豆はかき混ぜるほどにコクが増し、おいしくなるのだそう。

調べてみると初期モデルがあるようで、「究極のNTO」はその改良型になるようだ。下記がその初期モデルになる。

出典:タカラトミーアーツ

「魯山人納豆鉢」と名付けられた初期モデルは現在発売中止になっているが、Amazonにて購入できるぞ!

公式サイトには「魯山人納豆鉢」を使って実際に納豆をかき混ぜている動画もアップされている。

最終的に424回転させるのだが、途中から出演者の顔が穏やかじゃなくなる。机はガタガタと揺れ、そばにある味噌汁が今にも溢れそうに…。

気になった人はぜひ動画もチェックしてみてほしい!

魯山人納豆鉢

出典:Amazon

究極のTKG


「たまごかけごはんも“クラウド化”の時代へ 雲のような極上のふわふわ食感!!」とのキャッチコピーが名付けられた「究極のTKG」は、卵割り機能も搭載した優れものだ。

ボタンを押すと卵が割れ、卵黄と卵白に分かれる。ミキサーのような作りになっており、スイッチひとつで卵白が雲のようにふわふわになるという仕組みだ。

最後に卵黄をトッピングすれば、ふわふわ卵かけご飯の完成となる。本当に究極の旨さになるのか!?実際に試してみた!

究極のNTO


パッケージの裏面には究極の旨さを再現するための3大機能について説明されている。

01 モード切り替えツマミ

なにやら2つのモードがあるようで、魯山人氏が推奨した「究極モード(極/424)」と自分好みの混ぜ加減で楽しむ「無限モード」があるようだ。無限モードに設定すれば、魯山人氏の納豆を超えることができるかもしれない。

02 告知扉機能

魯山人氏が推奨する「納豆のこしらえ方」に基づき、305回練ったタイミングで醤油を入れる扉が自動で開くらしい…。なんてハイテクな機能なんだ。

醤油を入れた後、そこからさらに119回撹拌すると究極の旨さになるらしい。おそらくここからが“本当の戦い”になるだろう。

03 倍速撹拌機能

撹拌棒の表面には凹凸が施されているらしく、その効果でより効率よく撹拌できるようだ。混ぜ時間を短縮してくれるのはありがたい!

しかし、短縮して424回って…短縮しなかったら一体、何回くらい回さないといけなかったのだろうか。考えただけでもゾッとする。

検証開始!

こちらが撹拌力をアップするために施された凹凸。

どれくらい回したかはパーセンテージで表示される。「開始⇨15%⇨30%⇨50%⇨醤油⇨75%⇨究極」となるようだ。

早速、作っていくぞ!!

納豆を入れたらフタをして、ハンドルをひたすら回す。最初は納豆がダマになっているので、ゆっくり回そう。

指がフィットするようにくぼみが作られている。赤いボタンを押せば醤油扉が開く仕組み。「無限モード」にて使用するものだ。

回しまくること約2分…。醤油窓がパカッと開いた。どうやら305回ほど回したらしい。醤油を加えたら、ここからさらに119回回す。

醤油扉を閉じるときは、醤油扉を押さえながら10回以上ハンドルを回すこと。手で閉じただけでは固定されないよう。

そこからハンドルを回しまくること約1分。ついに、ついに完成した。再び醤油扉は開かれた。

確かに「究極」の表示になっている。なぜだろう、少し「究極」という文字が輝いて見える!

フタを外すといい感じになった納豆が。いい顔してやがる。

これをご飯へのせれば究極の「納豆ごはん」の完成だ!

実食!

424回かき混ぜた納豆のお味は如何に!いざ、実食。

ん!? あれ? いうほどいつもの納豆と違いを感じないぞ…。たしかに角が取れてコクが増した感はある。しかし、そこまで劇的な変化はない。これが“究極のおいしさ”なのか!?

もしかすると、筆者が求める究極の旨さは「無限モード」にあるのかもしれない…。

究極のTKG

箱の中には本体とお手入れブラシが入っている。お手入れグッズが入っているということは、後片付けも一苦労するに違いない。

パッと見たところシンプルそうに見えるが、実際はいくつものパーツに分かれている。やりながら説明しよう!

検証開始!

「究極のTKG」は単2形アルカリ乾電池(別売り)が2本必要になる。フタを開けるにはプラスドライバーが必要になるので注意しよう!

こちらが卵を割るチョップボタン。

ここを外し、卵ホルダーに卵をセットする。卵のサイズについての説明はなかったので、特に気にする必要はないだろう。

ストッパーを手前に引き、卵ホルダーが開かないようにロックする。

ロックしたら、チョップボタンを軽く叩く。卵にヒビが入った感触がしたらロックを解除してホルダーボタンを奥まで押し込む。

そうすると卵が綺麗に割れて、卵黄と卵白に分かれるという仕組みだ。

画像のように少し卵白が残るので、少し手を加える必要があるだろう。

卵白が白身トレイに落ちたらホイップスイッチを押し、卵白を撹拌する。白身トレイと撹拌ユニットに水分が残っていると泡立ちにくくなるようなので、水分はしっかりと拭き取ること。

撹拌加減はお好みで調整できる。

約1分:5分立て
軽い食感でサラサラと食べられる。

約2分:7分立て
舌触りがクリーミーで食材との相性もグッド!

約3分:10分立て
ボリュームがあり食べ応えもアップ!麺類との相性もいいのだとか。今回はこの10分立てを目指そうと思う。

※仕上がりはあくまでも目安です。卵の鮮度や電池残量により泡立つ速さも多少異なるようなので様子を見ながら加減を調整してください!

お好みの加減になったら卵白をご飯にトッピングしよう。

仕上げに卵黄をのせれば完成だ!

実食!


見よ!このふわふわ感! まるで卵黄が雲にのっているかのようだ。

ふわふわの卵白は口の中でシュワっと弾け、卵黄のなめらかさも楽しめる。おいしいことはおいしいが、本来一緒に食べているものを別々に食べているだけなので味わいに劇的な変化はない。

あくまでもほかの食材とトッピングする向けと言っていいだろう。卵白を泡立てることでアレンジの幅も一気に広がるはず。

これが究極の中の究極だ!

どうせなら、究極のTKGとNTOを合わせようじゃないか。

これが「究極のNTOのせTKG」だ! もはや異様な光景…。見栄えもあまりよくない。肝心の味はというと、そこまで美味しくなかった…。卵白と納豆が上手く絡まらないことに加え、味がぼやけて薄くなってしまう。究極+究極=最強にはならないようだ。むしろ弱体化させてしまったかもしれない。

予想が見事に的中

ひと通り楽しんだので水洗いしようと分解していたのだが、「究極のTKG」の手入れが半端じゃない。

全部で5パーツあり、それぞれを分解して手入れをしなければならないので、結構な手間がかかる。

生卵を使っているため衛生上しっかりと掃除をしなければならない。汚れを放置しておくと落ちにくくなったり、細菌が繁殖するおそれもあるので、使った後は必ず丁寧に手入れするようにしてほしい!

究極のMYO!?

実は、究極シリーズにはTKG・NTOだけでなく「究極のMYO(マヨネーズ)」もある。

卵黄と食用油を加え約2分ほど撹拌するとマヨネーズになるようだ。手間暇かけて作ったマヨネーズは、より料理を美味しくしてくれるはず! こちらも合わせてチェックしてみてほしい!


出典:Amazon

究極シリーズで日々の食事をもっと美味しく!

以上、「究極のNTO」と「究極のTKG」をご紹介した。

多少の…いや、なかなかの手間はかかるが、ひと味違った味わいを楽しめるはず…なので興味がある方がぜひ試してみてはいかがだろうか。きっと日々の食事が究極に楽しくなるはずだ!!

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