チンジャオロースや肉詰めにしたりと、さまざまな料理で活躍してくれる「ピーマン」。シャキッとした食感と独特の苦味がクセになりますよね。
通年スーパーで見かけますが旬は6〜8月。実は夏野菜なんです。ご存じなかった方も多いのでは?
野菜の中では安価なため、まとめ買いすることも多いですよね。しかし、買ったはいいもののダメにしてしまっては元も子もありません。ピーマンは丈夫そうに見えて実は結構デリケートな野菜です。
そこで今回は、ピーマンの上手な保存方法をご紹介します! きちんと保存して美味しいピーマンを味わってくださいね!
新鮮なピーマンの選び方
購入する際、新鮮なピーマンを選べるかどうかが長持ちさせるための大きなポイントとなります。見た目で見分けることができるので、ぜひチェックしてみてください。
表面
ピーマンの表面はツヤがあり、鮮やかな濃い緑色をしていて全体の色が均一なものを選ぶようにしましょう。
ヘタ
ヘタの切り口が新しいものは新鮮な証拠です。逆に古いものは茶色く変色し始めたり、腐敗が始まっています。
重み
皮が厚く、重さがあるものは水分が多くておいしいとされています。また、触ってみた時に弾力があるものがいいでしょう。
おススメの時期は?
ピーマンの旬は6~8月なので、その時期に採れたものはみずみずしくておいしいですよ。旬よりも少し前の春に採れるピーマンも熟していて味わい深いのでおススメです。
以上、3つポイントを見れば新鮮なものを選ぶことができます。覚えておいてくださいね!
ピーマンの上手な保存方法
冷蔵庫の中はいつも食材でパンパンという方もいるはず。そんなとき常温保存できるとスペースを取らずに済むので助かりますよね。ピーマンは常温保存できるのでしょうか。冷蔵・冷凍についてもそれぞれ見ていきましょう。
常温保存する場合
ピーマンに適した温度は10~13℃ほど、あまり低くはありません。そのため冬場の涼しい時期は常温で保存しても問題ありません。保存期間は1週間ほどです。
常温保存する場合は、まずは袋から取り出しその後1つずつ新聞紙で包んで日の当たらない涼しい環境に置いておくようにしましょう。
※新聞紙以外にキッチンペーパーを使うことも可能です。
夏は買ってきたらすぐに冷蔵庫で保存するようにしましょう。
そのまま冷蔵保存する場合
ピーマンをそのまま冷蔵保存したい時は、これからご紹介する手順で行えば1週間ほど新鮮な状態で保つことが出来ます。
手順
1.キッチンペーパーでピーマンの汚れや水気を取る。
2.1つずつピッタリとラップで包み、まとめて密閉出来る大きめのビニール袋などに入れる。
※ピーマンからはエチレンガスというガスが発生し、そのガスによって鮮度が落ちてしまうので空気が抜けるよう袋の口は軽めに閉める程度にしましょう。
3.野菜室に入れて保存する。
カットしてから冷蔵保存する方法
カットしたピーマンは、そのまま保存するよりも保存期間が短くなってしまいます。
手順
1.カットしたピーマンを50℃のお湯に浸けた状態で1~3分ほど置いておく。
※この作業のおかげで鮮度が保たれるので忘れず行うようにしましょう。
2.キッチンペーパーなどで水気をしっかり取る。
3.湿らせたキッチンペーパーと一緒にフリーザーバッグまたはタッパーに入れて野菜室で保存する。
お湯に浸けたピーマンは5日ほど保存できますが、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
冷凍保存する場合
冷蔵保存では1週間の保存が限界です。1週間以上保存したい場合は、冷凍保存されることをおススメします。
凍らせることでピーマンの苦みが抑えられるため、苦味が嫌いな方でも食べやすくなりますよ。
手順
1.ピーマンのワタとタネを取ってから、お好みの大きさにカットする。
2.沸騰したお湯に入れ、1分ほど軽く茹でる。
3.ざるに上げ、冷めたらキッチンペーパーなどで水気をしっかり取る。
※水気が残っていると凍らせたときに霜が付いて、解凍後に味が落ちてしまうので気をつけましょう。
4.チャック付きの密閉できるフリーザーバッグにピーマンを入れ、金属製のバットの上に乗せて冷凍庫に入れる。
※出来るだけ平らな状態で入れると冷気が伝わりやすくなり、短時間で冷凍出来ます。冷凍に時間をかけないのが鮮度を保つ秘訣です。
冷凍したピーマンは3週間ほどを目安に食べ切るようにしてください。
美味しい解凍方法
汁物や炒め物に使うときは凍ったまま、和え物など生の状態で使うときは冷蔵室で自然解凍させて使うといいでしょう。
悪くなったピーマンの見分け方
ピーマンは傷み始めると茶色、もしくは黒っぽく変色し始めます。表面は水分が抜けてシワシワになり、ハリも失われるので触るとベチャっとつぶれてしまいます。さらに腐敗が進行するとカビが生えたり臭いが出てくるので絶対に食べないようにしましょう。
保存していていると、ピーマンが赤や黄色に変色する場合がありますが、これは傷んでいるのではなく熟しているサインです。甘みが増すのでピーマンの苦みが苦手な方はこの時期を狙って食べてもいいですね。
ピーマンを上手に保存しよう!
今回は新鮮なピーマンを見分けるコツや、長持ちさせるための適切な保存方法についてご紹介しました。ピーマンは夏場を除けば常温・冷蔵・冷凍の3通りの方法で保存することが出来ます。
冷凍すると3週間ほど日持ちさせることが出来るので長期間の保存が必要なときにはぜひお試しください。その際、下茹ですることと冷凍前に水気をしっかり取ることを覚えておきましょう。
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