今夜の献立に！「あんかけチャーハン」を美味しく作るコツを解説

かつお節や納豆、大葉などを使った和風のチャーハンから、トムヤムペーストやカレー粉、パクチーなどを使ったエスニックなチャーハンなど、チャーハンのアレンジはまさに変幻自在。中華の名残を感じさせないような斬新なレシピも、今では珍しくなくなりましたよね。

さて、今回は本格的かつ王道なチャーハンレシピ「あんかけチャーハン」をご紹介します。

「あんかけチャーハン」の作り方

材料（1人前）

・ご飯：1人分
・卵：1個
・玉ねぎ：1/2個
・にんじん：5g
・即席チャーシュー：20g
・塩：1つまみ
・中華風調味料：小さじ1/3
（A）あんかけ用
水溶き片栗粉：80cc程度
卵：1個
紹興酒：小さじ2
鶏ガラスープの素：小さじ1/3
塩：1つまみ

※具材の量はお好みで適宜調整してください。

即席チャーシューの作り方はこちら

下準備

卵はあらかじめよく溶いておきます。自家製チャーシューは5～8ミリ角に、にんじんと玉ねぎはみじん切りにしておきます。

水溶き片栗粉は、片栗粉と水1:1～1:2程度の割合で作っておきましょう。濃さはお好みで調整します。ドロッとした濃いめが好きな方は水を少なめ（1:1程度）に、サラッとした薄めが好きな方は水を多め（1:2程度）に調整してください。

1:2以上まで薄める場合は、とろみがつくまでに時間がかかります。しっかり加熱してとろみをつけるようにしましょう。

手順

チャーハン

1.フライパンを強火で熱し、大さじ2程度のサラダ油（分量外）をひいてすぐに溶き卵を加えます。
2.卵が半熟のうちにご飯を投入し、卵と油でご飯をコーティングするように全体をよく混ぜながら炒めます。
3.ざっと混ざったら自家製チャーシュー、にんじん、玉ねぎの順で入れ、引き続き強火で炒めます。
4.塩と中華風調味料を加え、ザッと混ぜたらチャーハンの完成です。別の容器に移して保温しておきます。

あんかけ

1.溶き卵を用意し、フライパンを強火で加熱します。
2.温まったフライパンに紹興酒を入れてアルコールを飛ばしたら、すぐに塩、鶏ガラスープの素を入れ、水溶き片栗粉を加えます。
3.水溶き片栗粉がすぐに固まってくるので、コンロからフライパンを離しながら木べらなどでかき混ぜます。餡の粘土はここで調整してください。
4.片栗粉を混ぜたまま、1分ほど加熱してください（しっかり加熱しないと、餡が時間経過に伴いサラサラに戻ってしまいます）。
5.餡を十分に加熱したら、溶き卵をゆっくり回し入れます。卵が固まらないうちに木べらなどで全体をゆっくり混ぜます。チャーハン上に餡をかけたら完成！

おいしい餡を作るポイント

餡を作るときに重要なのは、粘度と味つけ、そしてしっかり加熱することです。

粘度を調整する

今回はシンプルに溶き卵を使った餡の作り方を紹介しましたが、具材を加えたい場合は最初にサラダ油やごま油で具材を炒め、それから紹興酒を加えて餡を作ります。

餡の粘度を柔らかくしたいときは水を加え、固くしたい場合は水溶き片栗粉を加えてください。

餡にしっかり火を入れる前でしたら調整できます（ただし、フライパンをしっかり振りながらよくかき混ぜてください）。

水の代わりに酒や紹興酒などを使うと、アルコール分が十分に気化せずに美味しくない餡になってしまいます。フライパンに水溶き片栗粉を加えたあとは、アルコールを含む調味料を加えないよう気をつけましょう。

しっかり加熱する

片栗粉の性質上、とろみをつけるにはしっかり加熱する必要があります。加熱し始めるとすぐに固まり始めるので「もうとろみがついた」と勘違いしてしまいがちですが、ここで加熱をやめてしまうと、時間がたってから餡がサラサラに戻ってしまう可能性が高くなります。

片栗粉は65℃以上から変質し始めるので、フツフツした状態を維持しながら最低でも1分は加熱してください。焦げるのを防ぐため、常に混ぜ続けることも忘れずに！

オリジナルの餡を作って、自分だけの本格あんかけチャーハンを楽しみましょう！

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