【第1弾】いろいろな水分でご飯を炊いてみた！

スタートボタンを押すだけで、いつでも美味しいほかほかご飯を作ってくれる炊飯器。そんな炊飯器でご飯を炊く際、欠かせないものといえば“水分”だ！

おそらく、ほとんどの人が水道水もしくは、ミネラルウォーターを使っているはず。しかし、今一度考えてみてほしい。なぜ「水」でご飯を炊くのだろうか。

水分であれば炊くことができる。だったら水以外でも炊き上がるはず。もしかすると、まだ見ぬ美味しさに出合うかもしれない。

今回用意した水分は5種類。

左から緑茶・牛乳・ビール・コーヒー・コーラ。

緑茶はなんとなく味の想像ができるが、ビールやコーヒーに関してはまったく味の想像ができない。一体どうなるのだろうか。ひとつずつ作っていこう！

※米は無洗米を使用しています。

「明治 おいしい牛乳」を米にドバー！ 新鮮な乳牛が米を美味しくしてくれることを願う。

白×白なため、非常に分かりづらい。

フタを開けた瞬間、ミルキーな匂いがふわっと香ってきた。ホットミルクみたいな匂い。どちらも白色なため、色合いには大した変化は見られないが、しっとりと仕上がっているようにも見える。

ほじくり返してみると、おこげができとる！ 牛乳で炊くとおこげができるらしい。見た目はちょっとショボいチーズだ。

匂いを嗅ぐとほわっと牛乳の香りがする。この匂いと“牛乳で炊いた”という事実から全く食べる気がしない。

しかし食べなければ始まらない。一口だけ食べてみよう。
あれ？ 意外に悪くない。というか…米が甘い、甘くなっている！

米をよく噛むと甘く感じるというが、それをひと噛みした瞬間から味わえる。しかも口に入れると牛乳の匂いをあまり感じない。多少のミルキーさは残るがお茶碗によそったときほどの匂いは感じなかった。

塩をちょっとふりかけて食べると甘みがより強調されて美味しかった！ 牛乳で炊いた米が美味しいなんて衝撃の事実を知ってしまった。

注ぐとコーラの泡が米をみるみるうちに包んでいく。しゅわしゅわという音とともに、スカッとした甘い香りが漂ってくる。

なにも見えん。今度は釜と一色になってしまった…。

見た感じちょっとそば飯っぽい。米もツヤッツヤだ！ 匂いも甘い。

糖分が多く含まれているからだろうか、米がすごくもっちりとしていた。いや、“ネバついている”という表現が近いのかもしれない。

口に入れると独特な匂いが鼻を抜けていく。コーラの独特な香りを司るスパイシーな部分だけを抜き取って、米にプラスした感じ、といえばいいだろうか。

米もめちゃくちゃ甘い！ コーラの糖分をそのまま吸収しているようだ。これをそのまま食べ続けるのは正直きつい…。

でも、味は「おはぎ」に若干似ていた。米もモチモチしているし、こねくり回して餡子で包めば、旨いおはぎになるのでないだろうか。

スプーンにこんもりと盛った抹茶を全部投入。ご飯×緑茶。古くからマブダチなこの2つの食材がケンカすることは多分ないだろう。

パカッとな。ん？ 黄味がかっている。

お茶碗によそってみた。ちょっとパサついているようにも見える。

普通だ。なんてないノーマルな味が口の中で広がっていく。

甘くもなければ、特別な味もしない。ただただ抹茶ご飯を食べているといった感じ。コーラと牛乳のクセが強すぎて、普通のご飯じゃ満足できなくなってしまったのか。

コップ1杯分のインスタントコーヒーを入れると…

みるみるうちに広がり、茶色い水に。コーラほど黒くないのがちょっとリアルです。

食べた瞬間は“コーヒー”って感じはあまりしない。どちらかというと、食べたあと鼻から抜ける匂いからコーヒーを若干感じた。ただ、後味が苦い。

食べられないほど苦くはないが、3口～4口目から食べるのが辛くなってくる。でも塩を振って食べるとゴマのような芳醇な香りがした。

ビールのきめ細かい泡が米を包んでいく。くぅーそのまま飲みたい！

炊飯器のフタを開けるとモワッとした湯気にビールの香りが混じっていた。若干黄味がかってはいるが、美味しそうだ。

麦と米がコラボしたからだろうか、芳醇な香りがする。アルコールは炊飯により完全に飛んでいるようだ。

芳醇な香りよりも驚いたのが、ほのかに甘酒に近い味わいがすること。不思議だ…。しかも、牛乳と同じで噛めば噛むほど甘みが増していく。

今回の検証でわかったことは、意外にもアルコールを含むビールが一番美味しかったということ。個人的に甘酒の香りを楽しめたのがびっくりこいた！あと、やっぱり米は水で炊くのが一番美味しい！

第2弾もチェックしてみて！