2月8日現在、Twitterで16万リツイート、52万いいね!されている「じゃがアリゴ」をご存知だろうか。こちらは水を一滴も使わない「無水鍋」をはじめ、手軽かつおいしい料理をお届けする「リュウジ@料理のおにいさん」という料理研究家の方がツイートしたことで一気にバズったアレンジレシピだ。
はじめは「へぇ~おいしそう」なんて呑気に反応していたのだが、10日ぶりにツイートを見てみると、なんといいね数が52万! 今回は“52万”というとんでもない数字に惹かれ「じゃがアリゴ」とやらを実際に作ってみることにした!
目次
使う材料は3つ
じゃがりこチーズ味:1個
さけるチーズ:1本
お湯
じゃがりこは100円、さけるチーズは200円ほどで買えるので、合計300円ほど。めちゃくちゃリーズナブルに作れるところも人気となった理由のひとつだろう。
作り方も超簡単!
じゃがりこを開封したらマグカップへ移し、チーズが溶けやすくなるようにさく。
お湯を注ぎ、カップラーメンみたいにじゃがりこをふやかす。
容器に直接お湯を注ぐのはNG!?
実際に作ってみた、という方のツイートを見てみると大半の方がじゃがりこの容器に直接お湯を注いでいるが、耐熱加工されていないため、本当はNG。移す手間がめんどう…という気持ちもわかるが、火傷につながる恐れもあるので、マグカップなどに移してからお湯を注ぐようにしてほしい!
よくかき混ぜて完成
お湯を注ぎ2~3分ほど待てば、じゃがりこはふやふやに。
じゃがりことチーズが馴染むまでしっかりと混ぜれば出来上がり! 見た目はほぼマッシュポテト。
「じゃがアリゴ」が人気となった理由はおそらく、この伸びに伸びるチーズ。とにかく“じゃがりこが伸びる”!(中身はじゃがりこの容器に移しています)
さけるチーズを使うことで、じゃがりこ自体がドロっとひとかたまりにならず、びよ~んと伸びるようになる。
チーズが上手く溶けないときは?
お湯を注いでもチーズが溶けない、という方もいるかもしれない。そんなときは電子レンジで30秒ほど加熱してみてほしい。
「じゃがアリゴ」が冷めて伸びなくなったときにもこの方法は有効だそうなので、“映える”写真を撮っているあいだに冷めてしまった、なんてときに試してみてほしい!
なめらかなマッシュポテト
肝心の味はというと、舌触りがなめらかでちょっと濃厚なマッシュポテト。もっと濃厚になるかと思っていたのだが、予想以上にあっさりとしていた。
お菓子のアレンジではあるが、付け合せのおかずに出てきても違和感はない出来栄え。“濃厚さ”をプラスしたいときは、さけるチーズを2本入れて作ってみては。
いろいろな味で試してみて!
今回は「チーズ味」と「たらこバター味」で試したが、いろいろなじゃがりこで食べ比べしてみても面白いかもしれない。通常より大きいLサイズのじゃがりこも発売されているので、たくさん食べたい方はLサイズで作ってみるのもアリ! 興味のある方は挑戦してみては…。
ここで終わらないのがGOHAN!
と、ここまではどこの記事でも同じようなものだろう。ここで終わってはGOHANがすたる! ここからはGOHANの本領を発揮するとしよう。
先ほども述べたように「じゃがアリゴ」はマッシュポテトのような味わいだった。であれば、衣をつけて揚げれば「コロッケ」にだってなるはず! とろ~りとろける“じゃがアリゴチーズコロッケ”を作るとしよう。
使う材料を6倍に!
GOHANといえば、やはり“巨大化”だろう。夢と同じように分量もビッグでなければ! じゃがりこを6個とさけるチーズ6本で巨大コロッケを作っていくぞ。
マグカップに1個ずつなんてちんけなことはしない。6個とも大きめの容器にインだ。
さけるチーズを1本1本さいていく。6本すべてさいたら、こいつもボウルへイン!
じゃがりこ6個にさけるチーズ6本ともなると、なかなかの量…。
そこへお湯を注いでいく。
さすがに、ここまでの量になると手だけで混ぜることが難しいので、体を使って混ぜていく。
塩胡椒で味を調えたら形成し、小麦粉をまぶす。
生地がゆるゆるのため、ひっくり返せないことが判明。小麦粉を上からまぶす作戦に変更。
まな板ごと返し豪快にバットへ投入!
返すことができないため、上からやさしく卵を塗っていく。
パン粉をまぶしていく。
裏面にもパン粉をまぶすため、バットにまな板を乗せまな板ごと返す。
裏面にパン粉をまぶす。
いい感じだ! 形はちょっといびつだが巨大化に美しさは求めない。
改めてサイズの確認をしてみよう。丸く形成されているのが通常サイズのコロッケ。なかなかのビッグサイズだということがお分かりいただけただろうか。
サイズの考慮ミス
“ビッグさ”を追い求めるあまり、重大な誤りに気づく。揚げるときに使うフライパンのサイズとコロッケがぴったりなのだ…。これはヤバい。いやな予感しかしない。だが後戻りもできない。やってやるぜ!
巨大コロッケを投入!
案の定油があふれ出す。湯船からお湯があふれるみたいに油がこぼれていく。コンロ周りは油でベトベトだ。
少しでも被害を抑えるため、キッチンペーパーで油を吸収していく。
第2のミス
ここでさらなるミスを見つける。先ほどと同様、ひっくり返すことができないのだ。しょうがないのでそのまま放置。
幸いコロッケが油に浸かっているので、いい感じに揚げることができた。
※揚げるときは必ず深めの鍋を使うようにしてください。
じゃがアリゴチーズコロッケのお味は?
ついに“じゃがアリゴチーズコロッケ”が完成した。長かった…。ここまでコロッケに苦戦するとは。だが、意外にも見た目はちゃんとしたコロッケだ。
断面はこんな感じ。じゃがりこがみっちりと詰まっている。
肝心のお味はというと、、、うん。普通だね。特になにがおいしいというわけでもなく、ちょっと味気のないコロッケといった感じ。
肉が入っていないため、旨みがないのが惜しい。コロッケ=ジューシーさとひき肉の味、という固定観念があるので余計に物足りなさを感じたのかもしれない。
コロッケパーリナイ!
ただいま時刻は22時過ぎ。これからコロッケパーリナイの開催だぜ! この時間帯に揚げ物はちょっときついな…。だが、なんとしても完食しなければ。
「じゃがアリゴ」を作ったことがない、またはコロッケにしてみたいという方はぜひ、挑戦してみてほしい。新たなおいしさが見つかるかもしれない。