お酒を飲み過ぎた翌日に二日酔いの症状でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
もともと、日本人は遺伝によってアルコールに弱い体質の方が多いと言われています。そこで今回は、「飲む前・飲酒中・飲んだ後」に活用できる二日酔い対策をご紹介します。
日本人はもともとお酒に弱い体質だった!?
日本人の約40%は、二日酔いの諸症状に多い吐き気、頭痛などを生み出す毒物「アセトアルデヒド」を分解する「ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2)」の活性が弱く、お酒への耐性があまりないと言われています。
これは生まれつきのもので、後々耐性が付くことはありません。さらに、約4%はALDHの活性が全く起こらない体質のため、お酒を少し飲むだけで気持ち悪くなる場合があります。
お酒の種類別で見る適量
お酒は種類ごとにアルコール度数が全く違うので適量も異なります。
目安としては純アルコール20gを1単位に換算した場合に1~2単位までの摂取が良いと言われています。それに相当するアルコールを含む各お酒の量は以下の通りです。
①ビール(アルコール度数5度):中ビン1本(500ml)
②日本酒(アルコール度数15度):1合(180ml)
③焼酎(アルコール度数25度):0.6号(110mlほど)
④ウイスキー(アルコール度数43度):ダブル1杯(60ml)
⑤ワイン(アルコール度数14度):0.25本(180mlほど)
⑥缶チューハイ(アルコール度数5度):1.5缶(520mⅼほど)
シーン別!飲酒の際に気をつけるべきこと
飲む前
空きっ腹はアルコールの吸収率が高いです。空きっ腹の状態でお酒を飲んでしまうと、一気にアルコールが回ってしまい二日酔いになりやすいので注意してください。
予防策として飲む前に消化に時間が掛かる食べ物を食べておくといいでしょう。具体的には脂肪分を多く含むナッツ類やチーズがおすすめです。
飲んでいる最中
チャンポンは避ける
色々な種類のお酒を飲む「チャンポン」は、飲んだ量がわからなくなり飲み過ぎを招く恐れがあるので二日酔いになりやすいです。
その場の雰囲気に流されず、適量での飲酒を心がけるようにしましょう。また、アルコールの分解にかかる時間を考慮して早めの時間帯から飲むように調整するのも大切です。
喫煙を控える
お酒を飲むとさらに喫煙欲求が増すという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、タバコに含まれる「ニコチン」や「タール」はアルコール同様に肝臓で分解されるため、より肝臓に負担をかけてしまいます。それによりアルコールの分解速度が低下して二日酔いになりやくなってしまうので、お酒を飲みながらの喫煙は控えましょう。
水を飲む
飲酒の合間に水を飲むことでアルコールの影響を軽減することができます。
お酒を飲むと脱水症状になりやすくなるため、予防として合間の水分補給はとても大切です。二日酔いによる頭痛でお悩みの方は特に意識して水を摂るようにしてください。
飲んだ後
お酒を飲んだ後の二日酔い対策としては、アルコールを分解する「胆汁」の働きを活性化させる「ウコン」や「タウリン」が豊富に含まれるドリンクやサプリを飲むのが有効です。コンビニやドラッグストアで手に入るので、活用してみてください。
寝る前
水分補給
飲酒の合間に水を飲むことで二日酔い対策になると先述しましたが、水分は寝る前と起きた後も摂取してください。
アルコールが完全に分解されるまでは利尿作用によって脱水状態が続きます。寝ているうちにも体内の水分が失われてしまうため、起床時にもコップ1杯の水を摂取するようにしましょう。
自分の意識次第で二日酔いは予防可能!
お酒は身体に影響を与えない程度で楽しむのが一番です。「ついつい飲み過ぎてしまった…。」という時は、今回ご紹介した二日酔いの対策方法を試してみてください!
お酒を飲む時は自分自身の心がけも大切です。二日酔いになりにくい飲み方でお酒を楽しむようにしましょう。
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