老若男女問わず親しまれている「ハンバーグステーキ」。ひき肉は家計の助けにもなりますし、せっかくならおいしいハンバーグを作れるようになりたいですよね。
でも、いざ作ってみるとお肉がパサパサしてしまったり、火の入りが甘くて焼き直すことになってしまったりしていませんか?
今回は、焼き損じしないふわふわでジューシーなハンバーグを作る方法をご紹介します!
ふわふわハンバーグにするためのちょっとしたコツ
おいしいハンバーグの条件はやはり「ふわふわでジューシーであること」ではないでしょうか。
「ふわふわ」と「ジューシー」、このふたつの条件を満たすためにハンバーグのタネを作る段階で少し工夫をしましょう。
順を追ってタネの作り方を解説していきますよ!
ハンバーグの材料(2~3人分)
・合挽き肉:300g程度
・玉ねぎ:1/2個
・塩:1つまみ
・パン粉:大さじ4
・牛乳:大さじ4
・お湯:300cc
・サラダ油:小さじ2
(A)
・ブラックペッパー:1g
・ナツメグ:1つまみ
・卵:1個
(B)
・ウスターソース:大さじ2
・しょうゆ:大さじ1
・ケチャップ:大さじ2
・おろしにんにく:1片分
1.パン粉を牛乳に浸ける
パン粉を牛乳に10分ほど浸してから手で絞ります。
2.玉ねぎを調理する
玉ねぎをみじん切りにしたら、電子レンジで30秒ほど加熱します。あらかじめ加熱しておくことで玉ねぎの甘味が増し、お肉の風味がよくなります。
3.お肉をよくこねてパサパサ防止!
ひき肉と塩をボウルに入れよくこねます。お肉が全体的に鮮やかなピンク色になるくらいしっかりとこねてくださいね。こうすることでお肉がかたく焼きあがってしまうのを防ぎます。
十分にこねたら[1]と[2]を加え、(A)を混ぜてさらにこねます。十分に混ざって粘りが出てきたら、次の工程へ進みます。
4.成型する
成型で生焼け&かたい仕上がりになること…
成型の大きさはお好みでかまいませんが、片面の真ん中を少しへこませるようにしましょう。こうすることで全体に均一に火が通りやすくなり、生焼けを防ぐことができます。また、お肉がかたくなる原因である焼き過ぎ防止にもなりますよ。
5.焼き目をつけてから蒸し焼きにすることでジューシーな仕上がりに
フライパンにサラダ油をひいてお肉を並べます。最初はへこませている方を上に置き、強火で1分。ひっくり返して中火で2分ほど焼きます。
両面に焼き色がついたらフライパンにお湯を加えフタをします。お湯がなくなるまで蒸し焼きにしてください。肉汁が失われるのを防ぎ、ふっくらジューシーに仕上げることができます。
ここが肝心!ハンバーグの焼き方
ハンバーグステーキをおいしく仕上げるための最大のポイントは「焼き加減」です。
今回ご紹介した焼き方は、成型の段階で真ん中をへこませていることに加え、最初に両面焼き色をつけてから蒸し焼きにするので、生焼けや焼きむらの心配がほとんどありません。
それでも焼き加減が心配は場合は、爪楊枝をお肉の真ん中あたりに差してみてください。差した穴からジュワァッと肉汁が出てきたら、十分に火が通っている証拠です。
まるでレストラン級!家庭で作れる絶品ハンバーグソース
最後に、フライパンに残った肉汁と脂を使ってソースを作ります。作り方は簡単。フライパンに(B)を加えて弱火で煮詰めるだけ。
家庭の味とは思えないおいしいデミグラスソースができますよ。ポイントは、残った肉汁をあますところなく使うこと。
最後にハンバーグをお皿に盛り付け、ソースをかけたら完成です!
このソースは、牛肉や鶏肉、豚肉などを使ったステーキでも応用できます。また、バルサミコ酢やフルーツ果汁、ワインやベルモットなどを加えることでより本格的なステーキソースになります。ぜひ試してみてくださいね。
ふわふわジューシーハンバーグを作ってみて!
今回ご紹介したレシピはほんの一例で、お好みで適宜アレンジすることもできます。
たとえば使用するお肉は合いびき肉でなく牛肉100%でもかまいませんし、調味料の分量をお好みで変えてもかまいません。変えてはいけない大切なポイントは、
1.お肉をよくこねること
2.成型する際、真ん中をへこませること
3.両面焼いてから蒸し焼きにすること
この3つです。手順さえ守れば誰でも簡単に作れますよ!今夜のメニューに絶品ハンバーグステーキはいかがですか?