幅広い年代に親しまれている「照り焼きチキン」。実は、困ったときの冷凍保存食としても大活躍するのをご存知ですか?

今回は、絶対に失敗しない照り焼きチキンレシピとともに、冷凍保存のコツやおいしく調理する秘訣、さらにはアレンジ方法までご紹介します!

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これで失敗なし!照り焼きチキンを必ず成功させる秘訣

照り焼きチキンといえば、やっぱりテリテリとした甘じょっぱいソースですよね。いざ挑戦してみると、味が濃くなり過ぎてしまったり焦げてしまったりと一筋縄ではいかないという経験をお持ちの方も少なくないかと思います。

照り焼きチキンを成功させるさせるポイントは主に二つ、「味付け」と「加熱」です。このポイントをしっかり押さえておけば、失敗知らずで誰でも照り焼きチキンを上手に作れるようになりますよ。

照り焼きチキンの作り方

1.鶏肉を処理する


鶏もも肉を焼く際、厚みが全体的に均一な方が火の通りにムラが出にくく失敗しにくくなります。ですから、あらかじめ包丁を入れて開いておきましょう。

観音開きの要領で、お肉全体を均一の厚みにしておきます。その際、余分な脂や筋を取り除いておいてくださいね。さらにフォークを使ってお肉全体に穴を開けておけば完璧!

2.調味液を作る


味付け用の調味液をあらかじめ作っておきましょう。分量は鶏もも肉1枚に対して以下の通りです。

・しょうゆ:大さじ1と1/2
・砂糖:大さじ1
・お酒:大さじ3
・みりん:大さじ3

お好みですりおろしにんにくを加えたり、ローリエを一枚加えたりしてもいいですね。冷凍保存する際は調味料をしっかりと混ぜ込み、チャック付きの保存袋などにお肉と一緒に入れましょう。

そのまま冷凍しておけば、いつでも照り焼きチキンを簡単に作ることができます。お弁当のおかずに大活躍間違いなし!

3.お肉を焼くときは皮から

おいしい照り焼きチキンを作るもう一つのポイントは「皮の脂をしっかり抜くこと」です。

というのも、焼いているうちに鶏の脂がフライパンに溜まり、皮の脂がしっかりと抜けきらずべちゃべちゃした仕上がりになってしまうからです。ですから、お肉を焼く際はまず「皮を下にして焼く」ことを覚えておいてくださいね。

樹脂コーティングしてあるフライパンであれば、油をひく必要はありません。鉄製やアルミ製のフライパンを使う場合、キッチンペーパーに含ませたサラダ油でフライパン全体を軽く拭く程度で大丈夫。

鶏肉からたっぷりの脂が出ますから、「お肉がフライパンにくっつかない程度」の油で十分です。

お肉を焼いていると、フライパンに脂が溜まってくるのがわかるはず。かなりの量の脂が出てきます。

キッチンペーパーなどで拭き取ってもいいですが、せっかくならこの脂も有効活用したいですよね。保存瓶などに脂を移して冷蔵保存しておけば、調味脂として中華料理に活躍しますよ。

4.皮がパリッとしたら、反対側も焼く

皮の余分な脂が抜けていい焼き色がついたら、お肉をひっくり返します。表面がきれいなきつね色になるくらい焼けば十分ですよ。あまり焼き過ぎると水分が抜け過ぎてパサっとした仕上がりになってしまうので気をつけましょう。

5.調味液を加える

お肉に火が通ったら、フライパンに調味液を加えて煮詰めます。液にとろみがついてきたら焦げやすくなるので、弱火に落としてじっくり煮詰めてくださいね。

また、スプーンなどを使って液をお肉にかけるのもお忘れなく!丁寧に調理すれば、それだけ仕上がりもよくなりますよ。

6.煮詰めて完成

ソースがトロッとしてお肉によく絡めば完成です。そのままキャベツなど野菜を添えてお皿に盛り付けましょう。マヨネーズと刻み海苔で丼にするのもいいですね。

照り焼きチキンは最終的にソースを煮詰めて完成させますから、最初よりもソースの味が濃くなります。ですから味付けのポイントは「薄いくらいでちょうどいい」を心得ておくこと。ここさえしっかり調整できれば、味つけの成功確率は飛躍的に高まりますよ!

手羽元で作る照り焼きチキン

家計を助けるコスパ食材の代表格である「手羽元」。そのまま煮込んだり蒸したりしてもおいしいですし、スープの出汁にもいいですよね。

手羽元を使って照り焼きチキンを作ることもできます。しかも、作り方は鶏もも肉を使ったレシピと変わりません。さらにはスープ用の出汁として使った手羽元を、おいしい照り焼きに生まれ変わらせることも。手羽元を使った照り焼きチキンの作り方もご紹介しますね。

1.手羽元を焼く

今回は出し殻の手羽元を使うので最初から火が通っています。表面に軽く焼き色がつく程度に火を入れますが、生の手羽元を使う場合は弱火でじっくり火を通してください。

酒を入れてフタをし、蒸し焼きにすると焼きムラのリスクを軽減できますよ。

2.調味液を加える

調味液の作り方は鶏もも肉の照り焼きを作る場合と同じです。手羽元に火が通ったら調味液を加えて全体をよく混ぜます。

調味液にとろみがつくまで煮詰めたら完成です。しっとりプリプリのおいしい照り焼きチキンのできあがり!ほぐしてお酒のつまみにするのもいいですし、お弁当のおかずにも最適です。

照り焼きチキンの活用レシピ

照り焼きチキンサンドイッチ

照り焼きチキンをカットしてパンに挟めば、簡単に「照り焼きチキンのサンドイッチ」を作れちゃいます。レタスなどの野菜を一緒に挟むのもいいですね。

味付けにマヨネーズは必須。行楽のお弁当やおやつなどにいいですね。鶏肉を調味液に漬けて冷凍しておけばいつでも手軽に照り焼きチキンが作れます。お昼のお弁当に照り焼きチキンサンドイッチはいかがですか?

照り焼きチキンピザ

鶏もも肉で作った照り焼きを適当な大きさにカットしてピザに乗せたら、コク旨の照り焼きチキンピザに。仕上げにマヨネーズと生き唐辛子を忘れずに。

照り焼きチキンを使ったチャーハン

照り焼きチキンの味つけは、チャーシューの味つけととてもよく似ています。照り焼きチキンをさいの目切りにすれば、チャーシューの代わりとして使うことができるんですよ。もちろん肉の旨みと食感が加わったチャーハンはひと味違います。

照り焼きをマスターすればどんな料理にも応用可!?

照り焼きチキンの要である「調味液」。実はこの調味液はどんな食材にも合う万能ダレで、他の食材と組み合わせることで簡単に照り焼き料理ができてしまいます。

たとえば定番のブリの照り焼きはもちろん、豆腐を照り焼きにしたりするのもおいしいですよ。

さらに、照り焼きを作るコツはすべて共通。「味付け」と「加熱」のポイントをしっかり押さえておけば失敗知らずです。

バルサミコ酢を加えて洋風ソースにしても

照り焼き用の調味液にバルサミコ酢を加えると、あっという間に洋風に。そのまま照り焼きを作る要領で調理することもできますが、ステーキ用のソースとしても活用することができます。

魚料理も肉料理にも合う万能調味液。照り焼きだけでなく、さまざまなアレンジ料理にも挑戦してみてくださいね。

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