レモンバターと白ワインをたっぷり使った、フランスの味をお家で気軽に楽しめる「チキンフランセ」を紹介します。パサつきがちな鶏むね肉も、小麦粉と溶き卵のおかげでふっくらジューシーな仕上がりに。

レモンバター風味のソースをかけたシンプルでカジュアルな料理はカジュアルに仲間や家族と楽しむのに最適です。

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オシャレなフランス風料理が家で簡単に作れる


フランス料理のといえば、オシャレで高級、そしてバターやワイン、コンソメを使って風味豊かに仕上げる、そんなイメージではないでしょうか。

今回はそんなフランス料理のイメージにピッタリの「チキンフランセ」をご紹介します。実はこのチキンフランセ、イタリア系アメリカ移民が広めたのが発祥の家庭料理と言われており、本当にフランス料理かどうかは不明です。名前も『チキンのフランス風』とストレートすぎるネーミング。

そんな『チキンフランセ』は鶏むね肉に衣につけて焼き、レモンバター風味のソースをかけたシンプルな料理です。身近な材料で簡単に作れる、バターとレモンのソースで風味豊かに仕上げた、お財布に優しいカジュアルなフランス風の味わいです。

卵と小麦粉でコーティングすることでふっくらボリューミーに


鶏むね肉は薄く2枚に切り分け、小麦粉と調味料を混ぜた溶き卵にたっぷりつけましょう。

むね肉はもも肉と比べて脂肪が少ないので、火を通すと肉汁が外に流れ出してしまい、パサパサとした食感になってしまいがちです。

そんなパサつきがちな鶏むね肉も、卵と小麦粉でコーティングすることで肉汁が内側に閉じ込められてふっくら、ジューシーに仕上がります。

オリーブオイルとバターで風味よく焼くことがポイント


チキンを焼く際は、サラダ油ではなくオリーブオイルを使うことがポイントです。精製度の高いサラダ油はにおいやクセがないため、風味としては薄く物足りない仕上がりになってしまいます。

独特の風味とフルーティな香りがあるオリーブオイルを使うことで、チキンを風味豊かに焼き上げることができますよ。

ソースに使うレモンバターと白ワインも、風味豊かなフランス料理風に仕上げるための大切なポイントです。レモンバターの酸味は焼いているうちに程よく飛んで、爽やかな風味だけが残ります。

「チキンフランセ」の作り方

材料(1人分)

鶏むね肉:300g
オリーブオイル:大さじ2
(A)
卵:1個
小麦粉:大さじ1
塩:適量
胡椒:適量
パセリ(みじん切り):適量
粉チーズ:大さじ2
(B)
バター:1片
にんにく(みじん切り):1片
パセリ(みじん切り):適量
塩:適量
胡椒:適量
レモン汁:1/2個分
白ワイン:100cc
コンソメ(顆粒):小さじ2
熱湯:100cc

手順

1. 鶏むね肉の側面に切れ目を入れ、薄く切り開く。

2. ボウルに(A)を混ぜ合わせ、[1]を入れてよく絡める。

3. フライパンにオリーブオイルを引いて熱し、[2]を弱火で両面4分ずつ焼き、一旦皿に空ける。

4. フライパンに(B)を入れ、沸騰してきたら火を弱めて[3]を入れ、(B)のソースをかけながら焼く。

5. ソースが半分ほど減ったら皿に盛り付け、残ったソースをかけて完成!

お手軽材料で気軽にお家フレンチができる

仕上げにソースをかけながらチキンを焼き、ソースが半分ほどに減ったら盛り付けて完成です。
安い鶏むね肉も、オリーブオイルやレモンバター、コンソメや白ワインの力で風味豊かなフランス風料理になります。

トーストしたバゲットに、コンソメやヴィシソワーズなどのスープを添えれば、立派なフランス気分が味わえます。高級フレンチとはちょっと違いますが、気の合う仲間や家族とカジュアルに楽しんでみてはいかがでしょうか?

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