しっかりしたものが食べたいけど、あまり手はかけたくない。できれば冷蔵庫の中にあるもので1品作れたら…。そんなときに活躍するのが「チャーハン」ですよね。
老若男女誰からも愛されるチャーハンですが、幅広い層から愛されるのはやはり多様なアレンジが可能だからではないでしょうか。
こだわり男子は素材にこだわってチャーシューから手作りするのもよし、美容女子は野菜を中心にサラダ風のチャーハンでおなかいっぱい&ヘルシーにいただくのもいいですね。もちろん子ども用のコーンチャーハンやツナチャーハンなど、アイデア次第でいくらでもアレンジできてしまう柔軟性もチャーハンの魅力です。
さて、今回ご紹介するのは常備菜の代表格「きんぴら」を使った「きんぴらチャーハン」です!
どんなきんぴらでもしっかり味が決まる⁉その理由は……
きんぴらといえば、典型的にはごぼうでしょうか。あるいはにんじんやアスパラなんかも人気がありますよね。
きんぴらチャーハンに使うきんぴらは、どんな野菜を使ったものでも構いません。また、きんぴらチャーハンを作るのに余計な味付けも必要なし!なぜなら、きんぴらは砂糖としょうゆを使って甘辛く濃い目の味付けがされているのが普通だからです。意外にもチャーシューの代用として十分なポテンシャルを持っているんですよ。
きんぴらをたっぷり使うとより味わいが深くなると同時にヘルシー感もアップ。ほかに野菜やお肉がなくても、きんぴらだけでチャーハンの具材をまかなえてしまいます。
きんぴらチャーハンの材料
・ご飯:1人分
・卵:1個
・きんぴら:20g程度(お好みで)
・長ネギ:20g
・にんじん:5g
・自家製チャーシュー:25g程度
・塩:1つまみ
・サラダ油:大さじ1
・中華風調味料:小さじ1/2
※具材の量はお好みで適宜調整してください。
※肉系の具材を多く入れ過ぎると、くどい仕上がりになってしまいます。ご飯の1/3以下の量がオススメです。
準備
卵はあらかじめ溶いておいてください。長ネギは香りと食感を生かすために斜め切りに。今回、和風のきんぴらによく合う長ネギを使いますが、もちろん切り方をお好みで変えてもかまいません。また、玉ねぎのみじん切りなどお好みの野菜に変更するなど、アレンジも楽しみましょう。
サラダ油にごま油を数滴、仕上げに鰹節の削り節をふりかけると和風チャーハンにアレンジすることができます。
きんぴらチャーハンの作り方
1.フライパンをよく熱したら、大さじ2程度のサラダ油(分量外)をひき、すぐに溶き卵を加えてお玉で手早く混ぜます。
2.卵が半熟のうちにご飯を入れ、お玉の背で潰すようにして全体をよく混ぜます。ご飯一粒一粒を油と卵でコーティングするのが、チャーハンをパラパラに仕上げるコツです。
3.強火のままフライパンを振りながら全体を炒めたら、自家製チャーシューとにんじんを加えます。
4.フライパンを大きく振りながら自家製チャーシューに火が通るまで炒めたら、塩と中華風調味料を入れます。
5.全体を混ぜながら炒めたら、長ネギに火が入り過ぎないようにするためコンロの火を消し、長ネギときんぴらを加えます。予熱で長ネギがクタッとするくらいまで混ぜたら器に盛りつけて完成!
どんな食材とも相性抜群の「きんぴらチャーハン」
きんぴらごぼうやきんぴらにんじん、きんぴらアスパラなど、きんぴらの具材にはさまざまな種類があります。これらはすべて、チャーハンに応用できてしまうのがきんぴらチャーハンの魅力。
特にきんぴらは常備菜として冷蔵庫にストックしていることも多いので、手早く作るのにもってこいです。また、きんぴらには味がしっかりと染み込んでいるので、どんな食材とも相性抜群なのがうれしいところ。
自家製チャーシューを加えてもいいですし、鶏肉やきのこ類、にんにくやほうれん草など、様々な食材とのコラボレーションを楽しむこともできます。常備菜を使ったアレンジ無限大のレシピは、献立に頭を悩ませる主婦や一人暮らしの男性の頼もしい味方になってくれるはずです!