市販のステーキ肉を焼いて食べてはいいものの、お肉が固くなってしまった…なんて経験ありませんか?今回は安くて硬いお肉も柔らかく仕上げる「和風シャリアピンステーキ丼」をご紹介します。玉ねぎを活用することでお肉がしっとり柔らかくなりますよ!
目次
実は日本生まれの日本育ち!「シャリアピンステーキ丼」
シャリアピンステーキと聞くと、外国生まれのオシャレな洋風料理と思われる方がほとんどかと思います。しかし、このステーキは日本発祥、日本生まれの料理です。
今から半世紀以上前のこと、「フョードル・シャリアピン」さんというオペラ歌手の方が、帝国ホテルに来ました。そこで注文を出します。「ステーキが食べたい。しかし今、歯が痛いので、できるだけ柔らかく食べやすい料理を出せないか」歯が痛いのに、異国のホテルでステーキを注文をするということは、それだけ超肉好き…。
そこまでお肉が食べたい方の要望にこたえるべく、当時の総料理長が編み出したのが、このシャリアピンステーキです。このステーキがとても好評となり、料理が生まれるきっかけとなったシャリアピンさんの名前をそのまま料理名にしてしまいました。
人気料理漫画にも取り上げられたこともあり、今や超大人気お肉レシピです!
すごい!どんな肉も柔らかくするマジックソース!
このステーキ最大の特徴はソースに大量の玉ねぎを使用するところです。ソースを作る前に、生のすりおろし玉ねぎとにんにくで、お肉を漬け込みます。
玉ねぎとにんにくにはタンパク質を分解する酵素(プロテアーゼ)が含まれています。その酵素パワーでお肉のタンパク質を分解、繊維質をほぐしてお肉全体を柔らかくするのです。
牛肉以外にも、鶏肉、豚肉、魚肉も柔らかくなります。まさに魔法をかけたようにお肉を柔らかくするマジックソース!味もみんな大好き醤油ベースの和風味!自分で作らなくても、スーパーなどで市販品を買うこともできますよ!
牛肉だけじゃない!いろんな肉にシャリアピン!
シャリアピンステーキは牛肉だけではありません、豚肉、鶏肉、魚肉でもお肉全般なんでもシャリアピンステーキになります。
豚肉は豚ロース、鶏肉はもも肉、魚肉はカジキマグロなどそれほどクセのないものがよいでしょう。基本的にはどの肉も作り方はほとんど変わりません。すりおろした玉ねぎとにんにくで漬け込み、ソテーにしてシャリアピンソースをかけてできあがりです!
「和風シャリアピンステーキ丼」の作り方
材料(1人分)
牛ステーキ肉:2枚
玉ねぎ:1個
醤油漬けにんにく(にんにくでも可):4片
塩:適量
胡椒:適量
サラダ油:大さじ1
青ねぎ:お好みで
(A)
にんにく醤油(醤油でも可):大さじ3
みりん:大さじ3
手順
1. 醤油漬けにんにくと玉ねぎの半分をみじん切りにし、残り半分の玉ねぎはすりおろす。牛ステーキ肉は包丁の背で叩いて塩胡椒を振る。
2. 牛ステーキ肉をバットに移し、[1]のにんにくと玉ねぎを全体にならし、冷蔵庫で30分ほど漬ける。
3. 30分経った肉と玉ねぎを分ける。
4. フライパンにサラダ油を引き、牛ステーキ肉を強火で1分ほど焼き、ひっくり返して中火で火が通るまで焼いたら取り出す。
5. 空いたフライパンに、取り分けた玉ねぎと(A)を加えて炒め、とろみが付くまで煮詰める。
6. 肉を食べやすい大きさに切ってご飯の上に盛り付け、[5]のタレをかけ、お好みで青ねぎを散らしたら完成!
調理時間
45分
ワールドワイドなステーキ料理
日本発祥の和風ソースステーキなのに名前は洋風、「和風シャリアピンステーキ丼」をご紹介しました。柔らかいお肉は、小さい子供からおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い年齢層、そしてワールドワイドに好まれる料理だと思います。
市販品もありますので、冷蔵庫にあるお肉を焼いてソースをかけるだけ!ひと手間かけて作るステーキは絶品ですよ!
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